電子たばこの危険性

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電子たばこで初の死者か 米、ニコチン含有 深刻な肺の病気に

米国で中高生も含む若者の間で流行し問題となっている電子たばこを吸った後、深刻な肺の病気にかかった患者が死亡したと中西部イリノイ州保健当局が23日、発表した。

電子たばこの関連が疑われる米国初の死者といい「電子たばこの利用には危険が伴う可能性がある」と指摘した。

 

電子たばことの関連が疑われる死亡例、米オレゴン州で報告

(CNN) 米オレゴン州の保健当局は3日、7月に重い呼吸器疾患で死亡した患者が生前、電子たばこで大麻を吸入していたことが分かり、関連を調べていることを明らかにした。

電子たばこの使用が原因とみられる呼吸器疾患では先月、イリノイ州で初の死亡例が報告されていた。

米疾病対策センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)が発表した最新の統計によると、電子たばこで重篤な肺の病気にかかった可能性がある症例は、先月27日までに25州で215件報告された。各地で調査中の疑い例を含めると、さらに多数の患者が出ていると考えられる。

ただし専門家によれば、発症の原因が吸入される成分や混入物質なのか、器具そのものにあるのかなど、詳しいことは分かっていない。

FDAが30日に発表したところによると、これまで全ての症例に共通する成分などは見つかっていないが、多くの患者は大麻の主成分を吸った後で発症している。

保健当局者らによれば、健康な若者が突然、呼吸困難や胸の痛みを訴えて病院に収容されるケースが多い。おう吐や下痢、高熱などの症状が出ることもあるという。

   

電子タバコでインフルエンザにかかりやすくなる?

インフルエンザウイルスへの感染を防ぐには、せきやくしゃみをしている人から遠ざかる以外にも、電子タバコの使用をやめた方がよいかもしれない。

米ノースカロライナ大学チャペルヒル校環境医学・喘息・肺生物学センターのMeghan Rebuli氏らが実施した小規模研究で、紙巻きタバコや電子タバコを使用する人では、喫煙しない人と比べて免疫反応に変化が生じ、インフルエンザに罹患しやすいことが分かった。

特に電子タバコを使用すると、男性よりも女性の方がインフルエンザにかかりやすい可能性があるという。

研究結果の詳細は、米国胸部学会(ATS 2019、5月17~22日、米ダラス)で発表された。

   

非燃焼・加熱式タバコや電子タバコに対する日本呼吸器学会の見解

日本呼吸器学会は、非燃焼・加熱式タバコや電子タバコについて以下のように考えます。

1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性があ る。

2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するた め、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。

従来の燃焼式タバコと同様に、すべて の飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。

 

非燃焼・加熱式タバコや電子タバコは、従来型のタバコ製品(燃焼式タバコ)とは異なる新 しいタバコ製品であり、葉タバコを加熱することによりニコチン含有エアロゾルを発生させて 吸引するタイプ(非燃焼・加熱式タバコ)、液体(ニコチンを含むもの、あるいは含まないもの) を加熱してエアロゾルを発生させて吸引するタイプ(電子タバコ)とがあります。

非燃 焼・加熱式タバコやニコチン含有の電子タバコには、従来型の燃焼式タバコと同様に依存 性薬物であるニコチンが含まれています。

これらの新型タバコは、「煙が出ない、あるいは煙 が見えにくいので禁煙のエリアでも吸える」、「受動喫煙の危険がない」、「従来の燃焼式た ばこより健康リスクが少ない」と誤認され、急速な広がりをみせています。

そのため、日本呼 吸器学会は、新型タバコの国民の健康に対する影響や社会的影響について憂慮し、学会と しての見解を示します。

 

非燃焼・加熱式タバコや電子タバコは、燃焼式タバコをやめられない人、あるいはやめる 意志のない人にとっては健康被害の低減につながるとして、従来の燃焼式タバコ使用者は 代替品として電子タバコを使用することを推奨する考え方があります。

しかし、これらの新型 タバコの使用と病気や死亡リスクとの関連性についての科学的証拠が得られるまでには、か なりの時間を要します。

現時点では明らかでなく、推測にすぎません。

非燃焼・加熱式タバコ の主流煙中に燃焼式タバコとほぼ同レベルのニコチンや揮発性化合物(アクロレイン、ホル ムアルデヒド)、約 3 倍のアセナフテン(多芳香環炭化水素物)等の有害物質が含まれてい ること、が報告されています 1)。

一方、ニコチン入り電子タバコ使用者から検出されるニコチン 代謝物は、燃焼式タバコ使用者を基準(100%)とするとほぼ同等量(80 - 200%)が検出される が、タバコ特異的ニトロソアミンの尿中代謝物は燃焼式タバコ使用者の 1.5 - 4.2%、揮発性 有害物質の代謝物は 20 - 60%程度と少ない、とする報告があります 。

しかし、体内に有害 物質が取り込まれているのは明らかですし、この量が健康被害の低減につながる曝露量なのか、科学的根拠はありません。

また、加熱によりエアロゾルを発生させる仕組みは、ニコチ ン以外のリキッド成分を分解して複雑な混合物を発生させ、発癌性物質に変化することが指 摘されています。

葉タバコを加熱してエアロゾルを発生させるタイプの電子タバコでは、土 壌中から蓄積した放射線元素のポロニウムも、燃焼式タバコと同様に含有されています。

新型タバコは周囲の人々への受動喫煙の危険が指摘されています。

「煙が出ない、ある いは煙が見えにくい」とされていますが、特殊なレーザー光を非燃焼・加熱式タバコ使用者 2 の呼気に照射すると、大量のエアロゾルを呼出していることが明白になります。

  

電子たばこ・加熱式たばこ(アイコスなど)の持ち込みについて

日本ではあまり知られていませんが、タイでは電子タバコ禁止条例がタイ商務省から2014年12月27日より発令されています。

アイコスをはじめ、加熱式のタバコも含まれます。

違反した場合、最高で10年の懲役、または50万バーツの罰金のいずれかが科せられます。

商売目的でなく、個人的に所持・利用していた場合でも罰せられますのでタイへ渡航される場合は十分にご注意ください。

 

タイで禁止の電子たばこ、バンコクで大量押収

【タイ】タイ当局は29日、バンコク都内の住宅を捜索し、電子たばこ多数を押収したと発表した。押収した電子たばこと関連品の総額は1000万バーツ以上。

 タイでは電子たばこ(アイコスをはじめ加熱式たばこを含む)の輸入、販売、所持が禁止され、違反した場合、10年以下の懲役または最大50万バーツの罰金が科される。

タイを訪れた日本人が電子たばこの所持で多額の罰金を科されるケースもあり、在タイ日本大使館、タイ観光庁(TAT)などが注意を呼びかけている。

  

米当局、電子たばこ回避を非喫煙者に勧告-肺障害の報告

米公衆衛生当局は非喫煙者に対し、電子たばこの使用を避けるよう警告した。

当局によれば、電子たばこ製品の利用者が深刻な肺障害を起こすケースが25州から215件以上報告されており、少なくとも1人の死亡との関連が指摘されている。

CDCのロバート・レッドフィールド局長とFDAのネッド・シャープレス長官代行は8月30日の発表資料で、「電子たばこ製品を使用している人は、こうした製品を路上で購入したり、改造やメーカーが意図していない物質を加えることは控えるべきだ」と述べ、「進行中の調査に関係なく、電子たばこ製品は青少年や若い成人、妊婦、および現在たばこ製品を使用していない成人が使うべきではない」とした。

電子たばこメーカー、ジュール・ラブズのケビン・バーンズ最高経営責任者(CEO)はCBSの番組でのインタビューで、現在たばこを使用していない人に対し「ジュールを使わないでもらいたい。これまでにニコチンを使っていないは使い始めるべきではない」と呼び掛け、「あなた方は当社がターゲットとする顧客ではない」と述べていた。

 

電子たばこは「間違いなく有害」 WHOが規制訴え

リオデジャネイロAFP=時事】世界保健機関(WHO)は26日、電子たばこは「間違いなく有害」であり、規制すべきだと表明した。(写真は資料写真)

ゾゾマリン、紙巻きたばこ禁止に=喫煙所は26日から加熱式専用-プロ野球・ロッテ

WHOは世界的な喫煙のまん延に関する最新の報告で、「ENDS(電子ニコチン送達システム)に関連するリスクの具体的な度合いについて、まだ確実な推計はなされていないが、間違いなく有害であり、規制の対象とすべきだ」と言明した。

さらに報告は、電子たばこには従来型たばこの禁煙補助効果があるとの主張の「証拠は不十分」だと指摘。

「電子たばこが入手できる大半の国において、電子たばこ使用者の大部分が従来型たばこを並行して使い続ける。

健康上のリスクや効果に対する有益な影響はほとんどない」とした。

たばこ大手は近年、新たな顧客を開拓するため電子たばこや加熱式たばこ製品を積極的に売り込んできた。

各社はこうした新製品について、従来型たばこよりも格段に危険性が低く、一部の喫煙者については「より安全な」代替品への完全な切り替えを促せると主張している。

しかしWHOは、たばこ業界が広める電子たばこに関する誤った情報は「現在の、現実の脅威」だと警告した。

電子たばこの使用に対する規制は世界的に広がっており、米サンフランシスコが先月、販売・製造を禁止したほか、世界の喫煙者の3分の1近くが住む中国も規制を計画している。【翻訳編集AFPBBNews】

 

電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに

電子たばこが免疫細胞を破壊し、これまで考えられてきたよりも有害かもしれないことが、最新の研究で示唆された。

研究チームは、電子たばこの蒸気が肺にある重要な免疫細胞の活動を止め、肺の炎症を加速させることを発見した。

研究員らは、「電子たばこは安全だという広く知られている意見への警鐘だ」と話している。

しかしイングランド公衆衛生庁(PHE)は、電子たばこは通常のたばこよりも害が少なく、禁煙手段として使うことをためらってはいけないと話した。

英バーミンガム大学のデイビッド・シケット教授が率いた実験研究は、学術誌「ソラックス」のオンライン版に掲載された。

これまでは、吸引される前の電子たばこの「リキッド」の含有化学物質に研究が集中していた。

一方この研究では、ラボ内で電子たばこの吸引プロセスを再現し、8人の非喫煙者から提供された肺細胞のサンプルを使った。

その結果、電子たばこの蒸気が炎症を引き起こし、肺から有害とみられるほこりやバクテリア、アレルギー物質などを取り除く肺胞マクロファージを機能不全にしていたことが分かった。

こうした現象の一部は、喫煙者や肺疾患を持つ患者に見られるものだという。

研究チームは、今回の調査では48時間だけ変化を記録したことから、結果はラボ内でのものであり、長期的な健康への影響を理解するにはさらなる研究が必要だと話した。

 

増える電子たばこ需要、5つの表で見る

1. 人気急上昇

世界保健機関(WHO)の最新統計によると、世界全体の喫煙者数は2000年以降、わずかながら一定のペースで減少している。2000年の11億4000万人から、現在は11億人になった。

しかし、電子たばことなると状況が異なってくる。

電子煙草を吸っている人は急増している。2011年の700万人から、2016年には3500万人に達した。

市場調査会社ユーロモニターは、2011年には電子煙草を吸う成人は5500万人近くになると推測している。

 

2. 電子たばこへの支出拡大

利用者が増えたことで、電子たばこ市場も拡大している。

世界の電子たばこ市場は現在、226億ドル(2兆5000万円)規模と言われている。わずか5年前には42億ドル規模だった。

米国と日本、英国が最大市場だ。この3カ国の電子たばこ利用者は、2016年に計163億ドルを無煙たばこや電子たばこ製品に費やした。

  

3. オープン・システムの電子たばこが一番人気

電子たばこには、オープン・システムとクローズド・システムの2つのタイプがある。オープン・タンク、クローズド・タンクとも呼ばれる。

オープン・システムでは、蒸気化する液体を利用者が手作業で詰め替える必要がある。また、吸い口部分も取り外しができる。

 

4. ほとんどの電子たばこは専門店で売れる

大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)の報告によると、ほとんどの電子たばこ利用者は、装置などを専門店で購入している。

2015年には、英国とフランス、ドイツ、ポーランド、イタリア、ロシア、韓国で電子たばこを吸う人の35%が、専門店で購入していると答えた。

 

5. なぜ人は電子たばこを吸うのか

EY調査の対象7カ国では、電子たばこを吸う理由として最も多かったのが、「普通のたばこより害が少ない」ことだった。

また、日常的に電子たばこを吸っている人の49%が喫煙習慣を減らすために電子たばこを使っていると答えた。

 

WHOは電子たばこに関していくつかの懸念を挙げている。

長期的な影響が不明

電子たばこで気化させる液体に含まれるニコチンは有害

電子たばこを詰め替える際に液体を皮ふにこぼした場合、ニコチン中毒となる可能性がある

電子たばこに使われる甘いフレーバーの一部は刺激物で、気管が腫れる可能性がある

   

電子タバコの副流煙は体に悪いの?

化学物質は出ている

害がないわけではないし、どんな影響が出るか未知数

可燃性タバコの害も長期間明らかになっていなかった

「もし誰かが喘息や肺気腫のような肺疾患を患っている場合、化学物質や、毒素や刺激物が充満した空気を吸い込むと刺激されてしまいます。

私のところにはたくさんの患者がきて「ルームメイトが電子タバコを吸っているのですが、彼らのそばにいると喘息がひどくなるんです。」と言いますよ。」

 

子どもを近づけるな、電子タバコは無害ではない

電子タバコのエアロゾルは無害ではない。

電子タバコを使用している親の多くは、自宅や車の中で喫煙しています。

電子タバコのコマーシャルに騙されて、電子タバコから発生するエアロゾルは、子どもに無害だと思い込んでいるからです。

ですから、子どもの医療に携わる人たちが、電子タバコの喫煙は決して子どもに対して安全ではないことを事実に基づいて世に知らしめる必要があります。

 

子どもに電子タバコの煙を吸わせないように配慮しよう

今から25年前、従来の火をつけて吸うタバコの煙に子どもたちをさらすとどれほど危険なのか認識されていませんでした。

今、電子タバコに関してそれと同じ状況になっています。

電子タバコは、幼い子どもに及ぼす害に対して配慮も警告もせずに、ヘルシーなプロダクトとして売り出されています。

本当は、電子タバコから目に見えないニコチンの水煙と有害な超微粒子が出て、空中に広がり、その有害微粒子は室内のあちこちにくっついてしまいます。

アメリカの人々は、これがどのような恐ろしい結果をもたらすか、あと25年経たないとわからないのでしょう。

  

   

それでもあなたは電子たばこを吸いますか?

  

 

 

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