自己分析力

トレードに限らず、自分の仕事にどの程度問題があるのかを知ることは最優先事項といっていいだろう。

わかりやすい判定基準は、他人からの見返りであり、わかりやすく言い換えれば「収入」ということになる。

トレードの場合は、トータルでの勝敗だ。

ところでシミュレーションができるビジネスというのは、どの程度あるだろうか?

トレードは、その少ないビジネスの一つなのだ。

だからこれをどう活用できているのかが、大きなポイントになる。

だが多くの人、具体的に言えば90%以上の人は、工夫もなく惰性で何となくトレードをしているのが現実だ。

少なくとも私にはそうとしか見えない。

 

19日(金)は、ネットエイドへ参加された多くのトレーダーがマイナスを出されていた。

こちらにこの日注目すべき銘柄のチャートを掲載しているが、アタマの3銘柄に入ってホールドすれば、仮にその8割としても1000ドルは獲れるのだ。

つまり指示された銘柄を見て判断し、エントリーができないケースが非常に多いということになる。

では入りそびれた人は、どの銘柄の何を見ていたのか?

 

そういうケースの多くはベストなエントリーポイントを見逃し、とんでもないところでエントリーをしているのだ。

本人がわからなければ、誰もわからないのだから、まずこの原因を探し出し対策をすることが最優先となるはず。

だが受講用掲示板を見ても、チャートが貼ってあるだけで、第三者にわかりやすく納得できるカタチで原因を探し出し対策をしている人は皆無といっていい状態だ。

これではアドバイスのしようがない。

 

誰もが最初持っていた工夫と、情熱が消え去っても、手を打てずそれでいて何も感じないのであれば、トレードを仕事にしようなどとは考えない方がいいだろう。

すでに楽しいはずの「趣味の領域」でもないわけだから。

自己分析力を鍛えることさえできない人は、トレードで勝とうなどとは考えないことだ。

2010年3月

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