2007年06月18日 のCoolに過ごそう

インプレッサ

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Web CG で米国発表時のニューモデルの写真を見たときから、気になっていた車の試乗へ行ってきました。
 

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さて何の車かわかりますか?

 

スバルインプレッサのニューモデル。

旧型の何となく豚の鼻のように見えていたグリルから一転し、見違えるようにハンサムになりました。

これだけエクステリアのデザインが良くなったのだから、中身も相応でさらに良くなったのではないか?という単純な考えで、これは一度乗ってみないと・・

ということでカミサンと、日曜午前のガラガラに空いた首都高速をヒタ走り。

目的地は、電話であらかじめ試乗の予約をしておいた、恵比寿の東京スバル営業所。
  

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2リッター・ターボ「S-GT」:246万7500円 - 259万3500円

 

こういう試乗は、大体が10分くらいのコースなので、シートの座り心地などなどの時間をかけないとわからないところはバイパスし、加速の滑らかさ、トランスミッションのつながり具合、ブレーキのリニアさ、に絞って チェック。

それに、いちいちメモを取ってるわけではないのと、どうしても普段乗っている、ボクスターSとミニクーパーSとの比較になってしまうの で、そこんところはよろしく。

走りながらの営業マンTさんによると、室内の寸法はレガシーより広くなったそうで、そのせいでしょうか、運転席に座った第一印象は、なんだかとても大きな車のように思えました。

最もスポーティーなバージョン、という先入観があったためでしょうか、乗り心地は予想外にソフトな印象。
 

  
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よく言えば、柔らかい乗り心地、悪く言えば、ちょっとブワブワしたフィールで、ターボ付きのスポーティーな仕様なら、もう少し堅めであってほしいなあ。

と、ないものねだりでゴメンね。^^

ステアリングに、パドルシフトが付いていないので、マニュアルモードだとセンターコンソールのシフトレバーでシフトすることになります。

短い試乗時間にもメゲず、いろいろやってみましたが、スポーツモードのオートマチックが、ちょうどいい案配でした。

ミニよりも、シフトアップ、およびシフトダウン時にギクシャクしないのは立派です。^^

それと踏むとターボが効いて、なかなかの加速が味わえます。

ブレーキのフィールは、特別にいいというわけではありませんが、過不足なく効きます。

足がポルシェのブレーキの味を覚えてしまっているので、インプレッサにはちょっと気の毒な、評価でしょうが、そこは勘弁してね。
  

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2リッター「20S」:194万2500円

 

この下に 1.5リッター「15S」:145万9500円 - 166万9500円があり合計3種類。

次に乗ったのは2リッターの「20S」。

顔つきはこちらの方が、ターボよりエレガントというか私はこっちが好み。

パワーは当然のことながら、ターボ付きに比べてマイルドだが、発進加速はこちらの方が、スッと動く感じが少し意外。

エンジンの特性か、アクセルを踏んだときの反応の味付けかはわからないが、馬力が少ない分をカバーするような特性に変えてあるようなので、実用上は全く問題なしです な。
 


ちょっと気になったのは、インテリアの質感。

ターボはスポーティーな仕上げなのでそれほど気にならなかったのですが、こちらだとちょっと、質素過ぎるというか、ビジネスライクすぎるというか・・

別の言い方をすると、ちょっとチープな感じがしたのですが、これはミニのお洒落でセンスのいい内装に慣れているから余計にそう思うのでしょう。

まあ、200万円の車にそれを言うのは酷ですよね?

インプレッサくん、ごめんネ。^^

 
 

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20Sとターボとは約50万円の違いですが、じゃあお前はどっちを選ぶの?というと、なかなか微妙なところ。

ターボの顔つきは私にはちょっとねえ、ということもあって、余計になんですが。

でも冷静になってみると、200万円でこれだけのバランスの車が手に入るワケですし、車に特別なものを求めず、足として使うのであれば、全く問題ありません。

そんなことは、当たり前だのクラッカーという声が聞こえてきそうですが、それはともかくとして、エクステリアデザインに、ちょっとBMWの1シリーズのスパイスが振りかかっているように思うのは、気のせいでしょうか?^^

そのせいかどうかはわかりませんが、比較的クリーンでよくまとまった、アクやイヤミのないエクステリアデザインだと思います。

もうちよっとシャープさがあると、もっといいのにね。

というように、冒頭のアメリカ仕様の車の写真と比べると、グリルにクロームメッキの部分を加えたりしているせいかどうかはわかりませんが、私が最初に受けたというか 、期待をしてしまった「小粒だけどピリリと辛い」というイメージとは違っていたのが、ちょっと残念でした。

これは乗り味全体から受ける印象も、また「然り」なのですけどね。

もう少しキリっとした味が欲しいと思うのは、「素」がいいからなんでしょうけどね。

このあたりは、コストの制約という大きな壁が立ちはだかっているのだと思います。

 

なんだかんだと書きましたが、6月5日の販売開始から1週間での累計受注台数が月販目標2500台の1.5倍を上回る3829台、好調なスタートだということで、まずはおめでとうございます。

グレード別では、ベーシックモデルの「15S」が全受注の65.5%。ターボエンジン搭載の「S-GT」が19.7%で、スタンダードモデルの「20S」は14.8%で、ボディ色で最も人気が高いのは、スティールシルバー・メタリックで全体の24.1%、次いでサテンホワイト・パールが15.4%ということのようです。


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ちょっとハナシは脱線しますが、スバルってレガシーといい、この新しいインプレッサといい、ここまでできるのであればという線で突き進むと、思い切って日本のアウディーあるいはBMWとして、プレミアム路線を走ることができるメーカーなのではない でしょうか。

まあこれは私の勝手な願望なのですが、なんならそういった外資系のメーカーの傘下に入ってでも、チャレンジすれば面白い車ができるのではないかと。

スバルの会社で働いている方からは「なんてことを言うヤツだ!」とお叱りを受けるかも知れませんが、それだけの潜在能力があるような気がするのですが、気のせいでしょうか。

ミツオカ自動車もそっちの路線ではなく、メルセデスのAMGや、ポルシェのルーフ、BMWのアルピナのように、トヨタやホンダやニッサンの特別なバージョンを作るとか・・

あっ、トヨタはレクサスをやってましたね。

日本製のスペシャルなプレミアムカーを作って世界に問うメーカーが、一つくらいはあってもバチは当たらないと思うのですが、どうなんでしょうか。^^

と、お天気が良かったもので、ついついハイになって、とんでもないことを書いてしまったのかな?(笑)


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戯れごとはさておいて、11時過ぎには、東京スバルのセールスTさんにお礼を述べ、カタログ もいただいて、この日はじめて訪れる蕎麦屋を目指し、渋谷を抜け青山通りへ。

上の建物のそばにある蕎麦屋へ。^^

 

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丸いビルのミラーウィンドウに映ったところをパチリ

 

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