昨夜のナスダックマーケットは非常に強く、ネットエイドは「千ドルクラブ」状態。
    ですが、入り損ねて上げるのを見ているだけという方も少なからずいらっしゃったようです。
     
    指数の日足チャートが20MAを突破すると、こういう強いマーケットに遭遇するチャンスが増えるはずです。
    こういうときは、アタマで獲れた人なら積極的にエントリーすることで、おのずと結果が出るという、入りさえすれば比較的簡単なマーケットだったわけです。
     
         
        
            
    ですが一人でトレードをしていると、入りそびれると、そのまま見ているだけ、ということになりがちです。
    その理由は、勝ったり負けたりすると、その勝利の余韻に浸っていたり、入りそびれて気落ちしてしまったりで、「今日はもういいや」という心理状態になってしまうわけです。
    そしてエントリーのチャンスを失い、見学モードへと突入。
     
    こういうときにトレードでの「銘柄とタイミング情報」を決定する者と、「執行」に特化した者とに分けてのトレードチームでの運用の場合、威力を発揮するのです。
    こうした予想に反した意外な展開の場合、一人だけでトレードをしていると、心理的にこうした事態をすぐに受け入れることができず、アクションを起こすという対応が、すぐにできなくなりがちです。
    では何故すぐに次へのアクションへ移ることができないのでしょうか?
    それは一人でトレードをしているときに、ガンガン上げる銘柄が目に入ると、エントリーできていない自分に対しての「焦りの心理状態」に陥るからです。
     
    チームで業務を分担しながらのトレードでは、「銘柄とタイミング情報」を決定する側は、Executioner がホールドして執行のタイミングを監視している最中も、次の獲物を探しています。
    ですから、Executioner が勝ったにせよ負けたにせよ、脱出をすれば、すぐに次の獲物が何かということを指示できるわけです。
    Executioner という売買だけを担当している側は、エントリーと脱出だけに意識が向いています。
    そのためガンガン上げる銘柄が目に入って、エントリーできていない自分に対しての「焦りの心理状態」に陥ることがないのです。
    ですから脱出後に、「銘柄とタイミング情報」を決定する側からの指示を受けるだけで、すぐにまたエントリーができるというわけです。
    トレードを分業化すると、こうした様々な心理状態から受けるストレスの量を減らすことができるのです。
    そのためこのようなケースでもチームでの運用だと、強い銘柄へどんどんエントリーできるというわけです。