2010年10月16日 土曜日

スペースの形成

オールグリーンにする訓練は2週間が経過、昨夜は10日目。

最初の1週間が過ぎた翌週の中頃8日目には、ようやくオールグリーンを達成された方が出てきたというわけですが・・

このトレーニングはトータルの損益となる数字がよくなるような訓練は一切含まれていないように見えるため、その点に抵抗を感じる方もいらっしゃるはずです。

何故、わざわざ損益無視の訓練をするのか?といぶかる方も少なくないでしょうね。

とうわけで今日はこの点を説明しておきます。

 

その前にまず、昨夜のマーケットはどうだったのか?

をチェックしておきます。

こちらにはコマンダーの指示をチャートで検証した記録があります。

 

1015exelist06.gif

30トレードがパーフェクト!

素晴らしい成績です。

 

1015exelist03.gif

15トレードでパーフェクト!

 

1015exelist02.gif

14トレードでパーフェクト

 

 

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1015exelist01.gif

 

2週間にわたる、この訓練を通じての感想を聞いてみました。

 

トレード中のストレスが少ない。

2分というのは意外と長く感じる。

次(先)を考えるようになってきた。

というようなものでした。

この訓練を続けていると、ある視点が生まれることになります。

つまり、始まった位置を「意識する」ことによる意識の変化が生まれるのです。

では昨夜のマーケットでの一例を挙げておきましょう。

2010-10-15 22:35:14 はっち CTRP

CTRP-01-1015.gif

3本目の赤いローソク足の始まった位置を見て指示を出したわけですが、36分にならないとこのローソク足は確定しません。

つまり指示が出て、即ボタンを押すと、オールグリーンにはならないわけです。

オールグリーンにするためには、次の4本目のローソク足の始まった位置を狙って執行する必要があります。

つまり4本目のローソク足が始まった位置が、青い水平線から上であれば、ギャップアップですから即エントリーすればいいわけです。

すると下のマークあたりで約定されることになります。

CTRP-02-1015.gif

上のチャートの水平線の位置がストップです。

さて、さらにローソク足2本が形成された下のチャートの時点では、下ヒゲトレンドラインがアップトレンドになっています。

つまりこれから株価は上昇する確率が高いことがわかります。

CTRP-03-1015.gif

 

そして下のチャートのようにDOJIが出現し、長い上ヒゲが出た時点で、次のローソク足の始まった位置で手仕舞いすればいいことが、わかるというわけです。

 

CTRP-04-1015.gif

1000株で +620ドルの利益となったわけです。

 

こうしてチャートを見てみると、脱出の4本前のローソク足の始まった位置がギャップアップした時点で、大きなゲインが見込まれることになったことがわかります。

なぜならその前のローソク足には、長い上ヒゲが出たため、ギャップダウンしたら、即脱出しなければならなかったのですからね。

つまりここが、このトレードの大きなターニングポイントとなったわけです。

このように、始まった位置で執行することで、不利なヒゲ先約定のリスクを大きく減らすことができるのです。

 

ですが、今の段階では、こうした事を考えるスペースが、頭の中にないはず です。

なぜなら、始まった位置で執行することに集中していないと、オールグリーンにできない段階だからです。

頭の中の限られた思考のためのスペースを、こうした始まった位置での執行のために使わなければならないため、損益のことは考えない方がオールグリーンにできる確率は高くなります。

そのため今の段階で損益のことを考え、チャートのサインをチェックすることに頭の中の考えるスペースを使ってしまうと、オールグリーンができなくなってしまうのです。

 

ですがこうした訓練を続けていると、頭の中のスペースを使って考えなくてもできるようになります。

その時点から、チャートで注意しなければならないチェックリスト項目へ記入し、保有している銘柄同士の優先順位を考える訓練を始めればいいのです。

始値執行ができないうちに頭の中のスペースを他のことに使ってしまうと、執行される位置は常に不利なヒゲ先で行われるリスクに晒されるというわけです。

 

チェックリストを使って、大きなゲインを狙うためには、チャートのサインを読み取り、保有銘柄を比較して、不利な銘柄を手仕舞いしなければなりません。

こうした最も大事な判定作業のために、頭の中の限られたスペースは、空けておかなければならないのです。

ですから、執行のために限られた頭の中の思考用スペースを使わなくてもいいように、単純なアクションは、こうした訓練によって繰り返し、頭へ擦り込んでおくわけです。

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