Monday December 18, 2006

US Market Recap

ペーパートレードのススメ

新人トレーダーが、最も頻繁に犯す過ちは何だろうか?「単に金銭的な報酬だけでなく、トレードはやりがいのある仕事です。大きな夢を抱いて、トレーダーとしての人生を踏み切るのはいいのですが、多くの人たちが同じ間違いを繰り返しています」、と語るのはアンジュリル・アナリティクスでヘッド・トレーダーを務めるジョン・フォーマン氏だ。話を続けよう。

「とにかく頻繁なのが、売買執行の間違いです。買わなければいけないのに、売りのボタンを押してしまう。持ち株以上の株数を売ってしまう。シンボルを打ち間違えて、全く予定していなかった株を買ってしまう。ようするに不注意なのです。売買を執行しようとすると、画面には必ず確認のページが表示されますから、よく読んで間違いがないかを確かめでください。最初から、オーダーで失敗していたのでは話になりません。

資金的に余裕が無い人は、トレードを始めてはいけません。生活費の一部でトレードなどしようものなら、大きなプレッシャーとなって、利益を上げることなど無理です。それから、トレード資金は多ければ多いほど有利になります。当たり前のことですが、株が10セント上がっても、持ち株が100株なら利益はたったの10ドルです。しかし、1000株トレードできる人なら10セントでも利益は100ドルですから、豊富な資金はトレーダーの強い味方です。

ここで指摘したいのは、最初から1000株でトレードしてはいけません。先ず、少なめの株数で始めてください。リアルタイムでのチャート分析、それに売買執行方法を完全に身に付けてください。できれば、最初の数週間はペーパートレードにして、自分の売買方法で本当に良い結果が出るかを確かめてください。

感情的になってはいけません。早く損を取り戻したいのは誰でも同じですが、感情的になりすぎると、完全に冷静な判断ができなくなってしまいます。明らかにチャートはダウントレンドなのに、頭に血がのぼると、そんな簡単なことも見えなくなり、狂ったように買ってしまうのです。トレードは復讐ゲームではありません。

新人は、取引回数が多すぎます。少し株価が動くと、直ぐに買ってしまうのです。これを防ぐには、自分の売買ルールを確立することです。プロトレーダーで、毎日100回以上の売買をする人たちがいますが、これは決して頻繁すぎる売買ではありません。彼らは自分のルールに従い、その結果が100回のトレードになったわけですから、感情的な売買とは性質が違います。

多くの新人は、あまりにもトレード知識が不足しています。本を1冊や2冊読んだだけでは、トレードの勉強をしたとは言えません。セミナーなどにも参加して、徹底的にペーパートレードをしてください。実トレードはそれからです。ペーパートレードは、自分のスタイルを確立するのに、大きく役立つことも付け加えておきましょう。

ペーパートレードを繰り返していると、自分がどんなトレードに向いているかが分かってきます。ある人は、自分は1分足チャートを使ったスカルピングに向いていることを発見し、ある人は、数日間ポジションを持ち続ける、スイングトレードに向いていることに気がつくでしょう。

トレードできるのは、単に株だけではありません。株が性に合わなくても、先物や商品に向いている人たちもいますから、ペーパートレードで、色々なマーケットを試してください。現に私の知人は、株ではパッとしませんでしたが、為替に切り替えたらうまく行っています。」

Stocks You Need To Know About

4銘柄

S&P社のアナリスト、マイケル・ケイン氏は、内部関係者による買いが目立つ4銘柄を発表した。

1、Agilent Technology(A)
2、Consolidated Edison(ED)
3、Kraft Foods(KFT)
4、Wynn Resorts (WYNN)

もちろん買い推奨ではないが、月曜の反応が楽しみだ。

Wall Street English

ニューストレード?

こんな記事がニューヨークタイムズに出ていた。

The Reuters Group begins selling two trading services that allow subscribers to set up automatic trading orders based on the news.

ロイター・グループは、ニュースを基にした、二種類のオートマチックトレードサービスを開始した。

(良い結果が出るのだろうか?)

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット