November 2008 のトップ・ストーリー一覧

ガートマン・レターという、ヘッジファンドや金融機関のトレーダーたちに読まれているニュース・レターがある。株、国債、商品、為替に関する情報が4ページにまとめられ、これを読まなければ一日が始まらない、と言うトレーダーたちもいる。

一株で何が買える?

さて感謝祭。食卓を飾る七面鳥には最悪の日だが、一家揃って食事をするのは楽しい。出かける前に、cnbc.comで見つけた、少し変わった株価に関する話題を簡単に紹介しよう。

可決された7000億ドルの金融安定化法案を含めると、米国経済を救うために必要な資金は、現時点で4兆6165億ドルにのぼる。円に換算すると、441,198,905,000,000円だ。

不景気なのに儲けているのは誰?

景気後退が進み、消費者の足がショッピングセンターから遠のいている。クリスマスを控え、小売業者には頭が痛い話だが、こんな状況で盛況になったのが、「スリフト・ショップ」と呼ばれる中古品店だ。

木曜は感謝祭。帰省シーズンのようなものだから、たとえ不景気な世の中と言っても、やはり水曜の空港は混雑することだろう。チェックインの長い列を想像しただけでウンザリ、とう人もいるが、こんなニュースがある。

NY株急反発、494ドル高 「ガイトナー財務長官」報道を好感

上は、金曜の買い材料を説明した、日経ネットからのヘッドラインだ。

質問: S&P500指数を構成する500銘柄の中で、今年まったく下げていない銘柄は、11月20日のマーケット終了時点で、いくつあるでしょうか?

冷え込みきった投資心理

「私は米株を買っている」、という著名投資家ウォーレン・バフェット氏のコラムが発表されてから、約一カ月が過ぎた。その間、S&P500指数は更に14%の下落となり、超強気な人たちもいよいよ心配になってきた。

11月27日は感謝祭。オンラインの辞書に、こういう説明が付け加えられていた。「この日前後からクリスマス明けの新年早々まで、米国はお祭ムードに包まれ、さまざまな催しやバーゲンなどが開催される。」

衰退するデトロイトの三大自動車メーカーを、公的資金を使って救済する必要は無い、と「裸の経済学者」のニックネームで知られるチャールズ・ホウィーラン氏は言う。理由は五つある。

積極的な買い手が、なかなか現れない。不景気なのだから当然だ、と片付けてしまう人もいるが、やはりこれだけウォール街の醜態を見せつけられては、株を買おうなどという気になれない投資家が多い。
週末の話題は、何と言ってもゼネラル・モーターズ(GM)だ。金融機関を救済したのだから、政府はGMを見捨てるべきではない、という声もあるが、CNNのオンライン調査では半数近い人たちがGM救済に反対している。

誰もが予想していたように、10月の米国小売売上高は惨たんたる結果だった。先ず、Bespokeインベストメント・グループが発表した、今朝のコメントから見てみよう。

不景気のアメリカ、ショッピング・センターの駐車場はガラガラだ。個人消費が冷えこみ、クリスマスを控えて小売業者は頭が痛い状態なのだが、こんな状況の中でピストルやライフルの売上が好調だ。

気が変わった財務長官

ポールソン財務長官は、7000億ドルの使い道を変更した。金融安定化法案の大きな目的は、銀行からサブプライムに関連した不良資産を買い取ることなのだが、それは良策ではない、と財務長官は言う。

来年1月早々から資金不足に陥ることを主な理由に挙げ、月曜、ドイツ銀行のアナリストがGM株の目標株価を4ドルから$0に引き下げた。GMに限らず、フォード、クライスラーも経営が苦しい今日、いったい米国自動車産業の将来はどうなるのだろうか?

安くなったのは薄型テレビ

2000年、インフレ率調整済みの、米国世帯の中間所得は5万557ドルだった。そして7年後、その数値は5万233ドルに下落し、国民の生活レベルは全く向上していない。

全く信じられないこと

upsidetraderという人気ブログがある。書いている人の名前は不明だが、プロフィールによると、ヘッジファンド・マネージャーを辞めて、現在自分の口座で株のトレードをしているようだ。

思ったとおり悪かった、というのが投資家たちの、今朝発表された雇用統計に関する感想だ。10月、24万におよぶ人たちが職を失い、これで米国失業率は6.1%から6.5%に上昇した。
10月10日の安値が、マーケットの大底だった可能性がある、とラリー・エーデルソン氏(ファイナンシャル・アドバイザー)は言う。強気論者が、また一人増えたわけだが、氏の話を少し聞いてみることにしよう。

オバマ銘柄の選び方

オバマ氏が当選ならこの銘柄が行ける、マケイン氏の勝利ならこの銘柄が有望だ、と投資家たちはあれこれ詮索していたが、選挙結果は大差でオバマ氏の勝ちとなった。

投票結果を待たず、現在マーケットは力強いラリーを展開し、ダウ指数は3%近く上げている。先ず、Bespokeインベストメントからのデータを見てみよう。

空売り専門ETFに見える共通点

いよいよ火曜日は大統領選挙。intrade.comは、92.6%の確率で、オバマ氏(民主党)の当選を予想している。たしかに、選挙は水物と言われているが、あまりにもマケイン氏(共和党)が劣勢だ。
Sell in May and go awayという格言に従って、5月に株を売った人たちは、11月にマーケットへ戻ってくる。歴史的に見ると、11月から4月は、株が大きく成長する6カ月間だ。

こんな株が買えるのか?

「Trading with TK」というブログがある。TKという私と同じイニシャルということもあって、毎日読むようになってしまったのだが、書いているのは、ニューヨーク証券取引所スペシャリストを務めたケビン・フィーハン氏だ。

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