Thursday January 18, 2007

US Market Recap

ベテラントレーダーが学んだ教訓

フルタイムのスイングトレーダー、ブライアン・シャノン氏が初めて株を買ったのは13才の時だったという。「毎週金曜の夜は、ウォールストリート・ウィークという株番組を、父といっしょに見ることが習慣になっていました。と言っても、別に株に興味があったわけではありません。ただ、父と時間を過ごすことが、とても楽しかったのです。」13才で、いったいどんな株を買ったのだろうか?氏の話に戻ろう。

「買ったのは、ロージャックという銘柄です。車に特殊な装置をつけて、もし盗難にあった時、素早く取り戻すことがロージャックの主な業務内容です。貯めた金が500ドルあったので、さっそく1株5ドルの株を100株買いたい、と父に話しました。最終的に買った株数は1000株です。不足分は、父が出してくれましたが、儲けは全て私のもの、という好条件もつきました。そして6カ月後、ロージャックは2倍になりました。」

トレードを始めると、誰でも一度や二度は痛いめにあうものだ。シャノン氏には、どんな失敗談があるのだろうか?「証券会社を辞める計画をしていた頃ですから、1993年の1月だったと思います。銘柄はシャンタルという製薬会社で、シワに絶対的な効果がある、というクリームが大きな話題になっていました。浮動株数も極端に少なかったですから、とうぜん株価は急騰です。

実際に、シャンタルでは何回か利益を上げていましたから、この株には自信がありました。金曜日のことですが、持ち株には既に一株あたり2ドル以上の儲けがありました。月曜は特別な休みをもらっていたので、これで素晴らしい3連休になる、と浮かれ気分でした。

問題は、その月曜です。株価を確認するために同僚に電話を入れると、信じられない言葉が返って来ました。シャンタルは、金曜の値段より6ドルも下がっているのです。同僚の悪い冗談、と思いましたが声は真剣です。話をまとめると、週末に発売された株新聞の記事が原因でした。状況が状況でしたから、同僚に株を直ぐ処分してもらいました。口座に大きな穴が開きましたが、それから6カ月後、シャンタルは倒産です。」

その後も氏は失敗を重ねるが、こんな教訓を学んだという。「マーケットは、私の考えていることなどには、全く興味がありません。何時間もファンダメンタル分析をして、この株は行ける、と確かな自分なりの意見を持つのですが、そんな意見がマーケットを説得できるわけではありません。ですから自分の考えや、専門家のアイディアを無視して、値動きだけを見ることにしました。これが好転の起点です。」

新人トレーダーに、氏はこうアドバイスする。「マーケットだけに注意を払ってください。それから、底値での買いや、天井での空売りを考えないでください。トレンドに正しく従ったトレードをすること。それが第一です。」

Stocks You Need To Know About

アップル(AAPL)

アップルに、ラリー・ウィリアムズ氏が有名にした、「ウップス」の売りパターンができた。(チャートは3分足)

0117aapl.gif

先ずギャップアップで始まり、前日の高値を割ったところ(1)で空売りだ。

Wall Street English

スターバックス

こんなヘッドラインがあった。

Some Starbucks dropping milk products made with growth hormone

Some Starbucksだから、全てのスターバックスではないが、成長ホルモンが使用された乳製品が使われているようだ。

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