Tuesday August 14, 2007

US Market Recap

大投資家バフェット氏に乗る方法

バーナンキ連銀議長は、直ぐに金利を引き下げるべきだ。そうしないと、深刻化するサブプライム融資問題、クレジットクランチ(信用収縮)が原因になって、株式市場は暴落してしまう、という声が聞かれるようになった。そこで今日は、暴落に備えた投資を考えてみたい。

最高の買いチャンスは、ウォール街が血に染まった時にやって来る、という諺がある。言うのはラクだが、なかなか実行できる投資方法ではない。今年の春を思い出してほしい。中国株の大幅下落が原因になって、世界的な株安が起きた時、投資者は買うどころか、正に狼狽売りという状態だった。

だれでも、株には暴落の可能性があることは、頭では分かっている。しかし、実際に春のような急落に襲われると、怖さに負けて持ち株を投げてしまう。うまい対策はないものだろうか?

今日、株投資の主流はミューチュアルファンドだ。個別銘柄を自分で買う投資者は減り、資金をミューチュアルファンドに渡して、運用してもらう人が圧倒的に多くなった。ここで重要になるのがファンドマネージャーだ。暴落で動揺するのは、一般個人投資家だけではない。ファンドマネージャーも同じだ。

言うまでもなく、プロであるはずのファンドマネージャーが、大衆といっしょに狼狽売りでは話にならない。大切なのは、投資をする前に、暴落に備えができているミューチュアルファンドを選ぶことだ。では、どうやってそんなファンドマネージャーを見つけたらよいのだろうか?ブレット・アレンズ氏(ストリート・ドット・コム)は、こんな提案をしている。

「個別銘柄だが、大投資家ウォーレン・バフェット氏が経営する、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)に投資する、という手がある。既に70才を超え高齢に達している氏だが、投資、経営手腕に衰えは見られない。あまりにも保守的だ、とバフェット氏を非難する人たちもいるが、割安株投資にかけては、おそらく氏の右に出る者はいないだろう。

大衆がパニックに陥り、持ち株を手放している時、バフェット氏なら、間違いなく冷静に割安となった株を拾うことができる。現に、2000年から2002年の下げ相場で、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)は30%の上昇だ。」

ミューチュアルファンドなら、アレンズ氏は、下の3つが良いと言う。

・CGM Focus (CGMFX)

・Quaker Strategic Growth (QUAGX)

Third Avenue Value (TAVFX)

(参考にしたサイト: http://www.usatoday.com/money/economy/2007-08-12-crunch-fed_N.htm

http://www.thestreet.com/s/five-funds-to-buy-in-a-market-crash/funds/mutualfundmonday/10373783.html

Stocks You Need To Know About

バークシャー・ハサウェイ

ウォーレン・バフェット氏が経営する、バークシャー・ハサウェイの週足を見てみよう。

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そして、下はS&P500指数。

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マーケットは7月に高値をつけ下げているが、バークシャー・ハサウェイは、相変わらず横ばいが続いている。これは、投資者がマーケットよりもバフェット氏を信頼している証拠だろうか?

Wall Street English

中国の奴隷労働

信じられない見出しが目に飛び込んで来た。

Slaves Saved From China Brick Factories

中国のレンガ工場から奴隷が救出された、と直訳できる。

貧しい家庭の子どもが、奴隷のように、休むヒマもなく工場で働かされていた。

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AP Photo/Ng Han Guan

救出された少年。

(http://www.cbsnews.com/stories/2007/08/13/world/main3160544.shtml)

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