Wednesday August 29, 2007

US Market Recap

目隠しをした幸運な男

一日中ナスダック銘柄をトレードできる、アメリカに住んでいる人たちが羨ましい、という声を時どき聞くことがある。しかし、ジェイ・ユー氏(undergroundtrader.com)の言葉を借りるまでもないが、デイトレードに最も適しているのは寄付きの一時間だ。四六時中モニターを見ていると、つまらないパターンに手を出してしまうだけだから、見方によっては、日本に住んでいる方が有利だ。

先日、オンライン証券会社のインタビューで、ジェイ・ユー氏は、こんなことを語っていた。

地雷地帯を無事に切り抜けた幸運な男がいた。いったい、どうやって地雷を避けたのか、という質問に対して、男はこう返答した。「あまりにも怖かったので、目隠しをして真っ直ぐに歩きました。」

残念ながら、多くのトレーダーは、この男によく似ている。具体的に、目隠しトレーダーを説明しよう。

1、一つの銘柄に、全資金を投入してしまう。

2、好決算、新製品などのニュースが出ることを期待して、一か八かの勝負をする。

3、頼むから上がってくれ、とトレンドが変わっているにもかかわらず、祈りに熱心なトレーダー。

4、思惑が外れると、突然トレーダーから長期投資者に変身してしまう人。けっして、こんなことを言ってはいけない。「この会社のファンダメンタルズはしっかりしている。長期的に持てば必ず上がる。」

5、払った手数料を取り戻してやろう、がいつのまにかトレードの目標になっている人。

6、負けを取り返すまではやめない、と復讐心に燃える人。

7、2倍、3倍の株数で難平買いをしてしまう人。

8、一日で、10%を超える資金を失ってしまう人。

9、絶好のチャンスを逃してしまうかもしれない、とモニターの前から離れることができない人。

10、単に祈りに熱心だけでなく、ほとんど毎回のトレードに祈りが必要な人。

さて、ここで最初に戻ろう。寄付きの一時間がデイトレードに適していることを記したが、ユー氏はもう一つの時間帯として、ニューヨーク時間の午後2時半から3時半をあげている。ようするに、トレードできるのは2時間だけだ。(注: マーケットは9時半に始まり午後4時に終了する。)

(参考にしたサイト: http://www.undergroundtrader.com/

Stocks You Need To Know About

デッドゾーン

ダウ指数 (10分足)

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多くのトレーダーが言うように、トレードをするなら、マーケット開始の1時間が最適だ。逆に全くダメなのは、デッドゾーンと呼ばれる、昼休みの二時間。見てのとおりの横ばいだから、利益を上げるのは難しい。

Wall Street English

FOMC議事録

8月7日に開かれた、連邦公開市場委員会の議事録には、こんな一文がある。

However, a further deterioration in financial conditions could not be ruled out and, to the extent such a development could have an adverse effect on growth prospects, might require a policy response.

回りくどい表現だ。簡単に言い換えたのが、下のCNNの見出しだ。

We'll step in if economy tanks

先日、公定歩合の引き下げがあったように、連銀は、いつでも介入する準備がある、というわけだ。

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バーナンキ連銀議長

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット