Monday December 31, 2007

US Market Recap

この質問に、あなたは答えられるか?

2007年度のマーケットが終わる。と言っても、既に年末年始の休みを取っている人が多いから、大晦日の米国株式市場は閑散となるだろう。余談になるが、誰よりも先に休暇を取ったのは、アナリストたちではないだろうか。普通なら毎朝、掃いて捨てるほどの格上げと格下げが発表されるが、最近やけに静かだ。

さて新年を控えて、レイ・バロス氏(ファンド・マネージャー)は、トレーダーたちに向けて、こんなことを書いている。

・トレードの最中に、突然インターネットに接続できなくなったら、あなたはどうするだろうか?そんな事が起きるはずがない、などと言わないでほしい。もしもに備えて、あなたには緊急対策があるだろうか?

次の質問はもっと深刻だ。

・買い注文を入れたのだが、なぜか全く執行されない。らちが明かないので、あなたは証券会社に電話をした。しばらく待たされた後、担当者は、状況をこう説明した。「当社のコンピュータがダウンしてしまい、現在売買ができない状態です。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。」さあ、この説明に、あなたはどう対処するだろうか。「そうですか、それでは仕方ないですね」、と簡単に片付けられるだろうか?

こういう質問もある。

・悪いニュースが発表されて、あなたの持ち株が、ギャップダウンで取引が始まった。下げ幅は、1%、2%などといった生易しいものではなく、なんといきなり30%の下げだ。あなたは、持ち株を直ぐ売るだろうか、それとも塩漬けにするだろうか?

もちろん、これだけ大きく下げれば、場合によってはマージンコールが発生するだろう。バロス氏自身は、大きなギャップダウンで始まった時は、迷わず持ち株を処分する、と語っている。

バロス氏は、こんな失敗談をあげている。

・逆指値注文を、キャンセルするのを忘れて休暇を取ったことがある。もちろん、会社の者にも頼んでおいたから、もしもの準備は出来ていた。しかし運悪く、会社の者も、なぜか逆指値注文には気がつかなかった。帰ってみたら大変だ。マーケットは急騰が続いていただけでなく、逆指値の空売り注文も執行されていた。直ぐに買い戻したが、10%の損が出てしまった。

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(参考にしたサイト: http://tradingsuccess.com/blog/routines-and-habits-iii-the-disaster-plan-111.html

Stocks You Need To Know About

ウォルマート(WMT)

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世界最大の小売店、ウォルマートの月足チャートだ。2005年から横ばい状態だが、そろそろ発表される12月分の売上に、投資者たちは期待している。

Current Topics

経済カレンダー

12月31日: 中古住宅販売件数(11月分)

1月1日: 謹賀新年

   2日: ISM指数(12月分)

   2日: FOMC議事録

   3日: 自動車/トラック販売台数(12月分)

   4日: 雇用統計(12月分)

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