今日は、少し長い日記です。
    日足を使ったハイローバンドギャッププレイの条件にあてはまった銘柄は、スイングスキャンを使うことで知ることができます。
    ボトムスキャンなどの、イントラデイの銘柄選択ツールのサービスを受けられている場合、日足をベースにした銘柄選択ツールである、スイングスキャンは必ず使うことができるようになっています。
    この仕組みを使い、東京マーケットで 9時5分 の時点で表示された銘柄を配信するサービスでの銘柄については、こちらで銘柄とある程度の結果がわかるようになっています。
    このサービスでは、様々な方が質問されるため、トレードの基本についての解説をするケースが多いのです。
     
     
         
        
            
    たとえば下記のようなご質問なのですが・・
      
    買いか売りか?について、次のようなご質問をいただきました。
     
    
        お世話になります。私、株の取引・知識、ゼロからのスタートです。
    
    
        スイングトレードの冊子、デイトレードのビデオ2回見ました。
    
    
        言葉を覚えるのにも苦労しています。
    
    
        さて、本日のオリックスの売りのメールが届いて初めて9時~11時までチャートを見ました。
    
    
        素人考えでは、買いでは、と思うのですが、いかがだったのでしょうか。
    
    
        もし、売りでしたら、どのような対応をすればいいのでしょうか。
    
    
        また、注文の時、気配値の金額がたとえば7200の時、売気配・買気配の金額が何処のところで指値の金額を設定すればよいのでしょうか。
         
    
     
    この日の配信は・・
    ◆◆9時5分の表示銘柄
    コード 銘柄名   株価
    8591 オリックス  7,080 売
     
    ギャップダウンリバーサルで上げているので、ダウントレンドになってから仕掛けること!
    というものでした。
    
    上は10分足チャートですが、ギャップダウンリバーサルで上げ続けていましたから、デイトレードでは空売りのチャンスはありませんでした。
    下は5分足チャートですが、前場中は緑の20移動平均線が青い5のハイバンドの上に来ることがないアップトレンドが継続していることがわかります。
    つまり、デイトレードでは、売りを仕掛けるチャンスはなかったというわけです。
    
     
    ◆◆9時5分の表示銘柄 の銘柄は、日足をベースとしたハイローバンドギャッププレイでの条件に当てはまったときに選択され、配信されています。
    下はその日足チャートです。
    
    赤いマークの位置が指示の出た株価だったわけで、ハイローバンドギャッププレイでは、下げるはずの位置でした。
    ですがマーケットでは、確率的に下げる可能性の高いケースでも、そうはならないことが起こります。
    そうしたときに、5分足や10分足チャートを併用すると、負けることを回避できることがあるのです。
    
    上が今日現在の オリックス(8591) の日足チャートです。
    下げなかったのは、緑の20日移動平均線が青い移動平均線の下にあったからかもしれません。
    移動平均線の並び順が、まだ理想のパターンではありませんでしたからね。
     
    ですが黄色いマークのあるゾーン(20日移動平均線)をカットロスの位置として、5日間ホールドするという、条件ならまだ保有している最中のはず。
    あと2日下げれば、損益はプラスに転じるのですからね。
     
    このように、どのようなタイムフレーム(時間単位)のチャートを使い、どのようなトレード手法で、どれくらいのリスクを取ることができるのかを冷静にコントロールできれば、勝てる確率は飛躍的に高くなります。
    リスクの下げ方は何通りもあります。
    複数銘柄のエントリーでリスクを下げ、一銘柄しかなければ、複数のタイムフレームのチャートを使いリスクを下げることができるのです。
    そのためには、まずチャートをたくさん見ること。
    そしてワンクリックシミュレーションといって、チャートを過去へ戻し、ローソク足一本ずつ前へ進め、仮想売買をする等の方法で、訓練をすることです。
    このようにして確実に勝てるようになれば、注文時の指値による程度の損益の違いなどは、全く気にならなくなるはずです。
     
     
    執行のタイミングについて、次のような、ご要望をいただきました。
     
    
        例えば◆9時5分の紹介銘柄という事で 
    
    
         
    
    
        「現在マーケットは下げているので、反転してアップトレンドになってから買ってください」
    
    
         
    
    
        等という、あいまいな表現ではなく、実際にエントリー後か、或いはその寸前から配信して頂くことは、できないものでしょうか。
    
    
         
    
    
        厳選された銘柄を配信される事になっているはずですから、結局エントリー見送りと判断した場合でも、できれば随時配信が欲しいです。
    
     
    サービスを受けられていらっしゃる方の、資金量、経験、トレードのスタイル、使われているタイムフレームは、人それぞれです。
    また実際に配信されてメールがお手元に届き、しれからその銘柄ををご覧になり、エントリーをされる準備ができるまで、どれくらいの時間でできるのかも、人それぞれだと思います。
    買いの場合はマーケット開始後5分の時点での、該当銘柄の株価が記載されています。
    ですからデイトレードで買いの場合は、その値段より安い価格で買うことを心がけてください。
     
    買いの場合大事なことは、その銘柄のトレンドが、トレードをされる分足で、アップトレンドになっているかどうかです。
    その判定には、トレードをされるタイムフレームのハイローバンドという3本の移動平均線を見てください。
    移動平均線の並び順を見れば、アップトレンドかどうかは、おわかりになるはずですから、ご自分で判断できるはずです。
    逆に言えば、移動平均線を見。、そのチャートが買いか売りかがわからなければ、デイトレードで勝つことはできません。
    また並び順がどういう順番であれば勝てる確率が高くなり、どういうケースではリスクが高くなるのかを、数多くの例を見て、早く判断できるように、訓練をする必要があります。
      
    「優れた教師は 魚を与えたりしない」という格言をご存じでしょうか?
    魚をあげ続けることはできないけれど、魚をとり続ける事ができる方法を教える。
    逆に言えば、魚はもらえないけれど、自分のチカラで生涯魚をとり続けることができる方法を教わることが大事なのです。
     
    わからなければ、今回のように、どんどん質問することが大事です。
    質問の数が多ければ、それだけ勝てる確率が高くなると考えることです。
    あなたがわからないところはたぶん、他の多くの方もわからないだろうと考え、遠慮なく質問してください。
    毎月1万円払って、トレードの勉強をしていると考え、一生懸命に学び、繰り返しチャートを読む練習を続ければ、いずれ勝てるようになります。
     
    車の運転でも、運転したことがなければ、習わない限り運転できるようにはならないわけです。
    信号が青になれば前へ進むことがわかれば、いつ青になったかを人に聞かなくても、自分で確認をしてから進むことができます。
    それができれば、事故なくその交差点を進むことができるのと、同じことです。
     
    ご質問に対しては、具体的にチャートを使い、複数のタイムフレームを組み合わせ、どのように考えればいいのかを、随時解説しています。
    ですから、ご質問に対しては、どこがわからないかを、できるだけ具体的に、ご質問ください。
    質問が具体的であればあるほど、返事も具体的になり、わかりやすいものになるのですから。
     
    参考までに昨日の◆◆9時5分の表示銘柄の検証として、判定とタイミングを解説しておきます。
     
    ◆◆9時5分の表示銘柄
    コード 銘柄名  株価
    7741 HOYA  2,037 買
     
    9時5分の時点でのHOYA(7741)の株価は 2037円。
    青いマークの位置で青い水平線を引いていますが、そこが2037円の値段の位置です。
    この後すぐに株価は下げ始めています。
    ですから下げ切って反転するのを待ちます。
    
    実際にお手元に ◆◆9時5分の表示銘柄のメールが届き、チャートを見てエントリーできる状態になるのは黄色いマークのあたりでしょう。
    ですからメールが配信されたあと、執行するタイミングまで、10分から約14分間ほど時間があるはずです。
    私も確認のため、すべての配信は自分宛にメールを送っていますが、この日メールが到着したのは 2010/11/26 (金) 9:08 となっています。
     
    5の安値移動平均線で株価は下げ止まっています。
    そして上昇を始め、青い5の高値移動平均線を抜けるのを待ちます。
    5の高値移動平均線を抜けた、2033円で買えば、9時5分の時点での2037円より安い値段、つまり買いの場合、より勝てる確率が高い値段で買えることになりますからね。
    2033円あたり買って、トレンドの転換を示す DOJI のサインが出た後、赤い陰線が確定したあたりで手仕舞えば +8円の利益となります。
     
    緑のゾーンが想定利益ゾーンです。
    2037円で買っても +4円。
    このように、アップトレンドになってから買えば、よほど脱出が遅くならない限り、まず大きく負けることはないのです。
    チャートをご覧になれば、一目瞭然でおわかりいただけると思います。
     
     
    トレードの経験をある程度お持ちの方にとっては、とても簡単なことのように思えるかも知れません。
    もしそうであれば、あなたは以前より確実に より賢くスマートになっているということになりますね。
    今回は非常に長い前振りになったのですが・・昨日のCOOLで書いた、時間の使い方の続きです。
     
    本業のかたわら、限られた時間を使って、トレードの勉強を訓練されている方は、特に勉強の時間を捻出することが大変なはずです。
    もちろん勉強や学習をするには、「やる気」がなければできないわけです。
    ですが毎日の生活や仕事に追われると、体の疲れのために、なかなかモチベーションが上がらないという現実に直面することが多いでしょう。
    そのため、週末にやろうとか、時間ができたときにまとめてやろう、と考えがちです。
     
    ですが大事なことは、毎日5分でも、こうした自分の能力や体調を向上させるための時間を創ることです。
    トレードという仕事では、特にこのことが大事になります。
    昨日よりも今日の自分を、より健康でより賢くスマートにするための努力をしているかどうかです。
    この積み重ねが、明日の自分を創りあげるのです。
     
    週末はこうした事を考え実行するには最も良いチャンスです。
    毎日5分でもかまいません。
    継続は力なりです。
    やり続けることが、成功への何よりの原動力となるのです。
     
    というわけで、この続きを書かなければならなくなってきたようです。(笑)
    続く・・
     
    良い週末をお過ごしください。