2009年02月15日 日曜日

新たな常識

以前日記で書いた、「人生の指南書」に、こういう言葉があります。

Remember, personal growth is the result of giving, not withholding.

NewWorldB.jpg

これは、Life's Little Instruction Book に英語で書かれているフレーズなのですが・・

新しいチャレンジ」で書いた仕組みというのは、実はこれがきっかけだったのです。

 

トレーダーは、毎日トレードで稼ぐわけですが、基本的に自分の儲けのために頑張るわけです。

現在私はネットエイドで多くのトレーダーをヘルプしていますが、そうすると、トレードができるのは、執行ボタンを押すタイミングが、うまく合ったときだけに限定されるのです。

ですがしっかり稼ぎたい、ということになると、ネットエイドのサービスを止めて、トレードだけに集中しなければなりません。

そうなると現在ネットエイドのサービスを受けている人たちは、困ることになります。

そこでネットエイドをやりながら、できる方法はないのか?と考えたわけです。

解決策はすぐに見つかりました。

誰かが私がいいと思った銘柄とタイミングで、売買ボタンを押せばいいわけです。

ですが本当にそういう、「いわゆる分業によるトレード」ができるのだろうか?

これが始まりでした。

 

きっかけは、神戸在住で以前私のセミナーを受けて5年間トレードを続けているトレーダーとの再会。

分業によるトレードのことを話したところ興味を持ってくれたのを機に、毎晩セミナールームで、お互いにコミュニケーションを取りながら、トレーディングを始めてみたのです。

実際にやってみると、1週間も経たないうちに、 手応えを掴むことができたのですが、これは私が予想していたよりも遙かに早く、何よりもこの分業システムによるトレード中のストレスの少なさは、私の予想を遙かに上回るものでした。

おまけに「予想だにしなかったあること」がこの試みをさらに一歩前進させることにもなったのです。

その「予想だにしなかったあること」というのは、一人で黙々と取り組んでいるときは感じることのない「トレード本来の持っているワクワ感にも通じる楽しさ」といえばいいでしょうか。


 

私は「コマンダー」として、銘柄選択は自らのアイデアで開発されたトレンドフォロー型のツールが提示してくれるため、あとはそれをピックアップし、タイミングを指示するだけ。

あとは執行人としての「エグゼキューショナー」が、指示通りに売買すれば、自動的に利益が積み上がるというわけです。

もちろんマーケットは時に、予想外の動きやブレが発生するため、思わぬ突発的な動きでロスを喰らうことがあります。

ですがそうしたケースでも、訓練された「エグゼキューショナー」は薄いロスでカットロスするだけ。

当然トータルで、ある程度予想された範囲の結果が出せることになります。

こうした仕組み自体が持っている構造が、ストレスを大きく減少させ、「続ける楽しさ」に繋がっているというわけです。



勝とうが負けようが、そこから生み出されるこの「新しい体験」は、ノウハウとなって毎日蓄積されてゆくわけです。

そしてそれがやがて才能や財産を築きあげるための道へ繋がっていることを、確かな手応えとしてここまで実感できるというのは、全く予想だにしなかった部分でした。

トレーニング自体がこれほど「純粋な楽しさ」に満ち溢れているものだとは、やってみるまではわからなかったのです。

 

何よりも嬉しいのは、この新しい試みによって、エグゼキューショナーとしてのトレーニングを受けている彼自身が、心理的に良い影響を受けているようなのです。

この新しい試みを彼がどう感じているのか?

以下は現在トレーニングを受けている彼が書いているブログから引用です。
 


新たな常識

トレードは自分でするもの。

これは一般的には当たり前のことと誰もが認識している。しかし、この考え方は本当に正しいのだろうか。例えば、以前私が勤めていた会社の形態を考えてみる。私が勤めていた会社は食品を扱った倉庫だった。そこでの私の仕事は、在庫の管理及び、現場に対して出庫指示、入庫指示という事務作業だった。私以外にも従業員は沢山いたが、私と違った仕事を担当しているものは沢山いた。倉庫業だからといって、現場で荷物を扱う人間だけが居れば良いと言うものではない。

現場の人間を仕切る人間も必要だし、倉庫に荷物を預けてくれる顧客を探す人間も必要だし、預かった荷物について顧客の指示を聞く人間も必要だ。私が勤めていた会社は荷物を預かるだけの倉庫業だったが、それでも作業の分担をしていた。倉庫会社だけでなく、他の会社でもそうだと思うが、作業の分担は当たり前の事であり、何でもかんでも自分一人でしなければならないとすれば、その負担は相当な重圧である事は容易に想像ができるはずだ。

会社が存在する理由は、自分ひとりだけの力では出来ない事を協力して成し遂げるために存在していると私は思っている。会社規模によっては、自分ひとりでもできると言うようなこともあるかもしれないが、大きな事を成し遂げるためには、一人の力よりも誰かの助けを借りる事が大切になるのは常識中の常識といって良いだろう。利益を追求するためには自分ひとりでは限度がある。と言うことくらいは誰でも知っているはずだ。

さて・・・話をトレードに戻してみる。トレードで勝ち続けると言うことは相当難しい事は誰もが知っている。しかし、トレードになるとなぜか自分ひとりだけで何とかしようとする人が本当に多い。そして、実際に勝ち続けているトレーダーもやはり自分ひとりの力でその地位にまで上り詰めた人が多いようだ。こうした事が理由になって、トレードは自分ひとりの力で・・・と言うのが常識として浸透しているのだろうと私は考えている。

トレードの世界における、いわゆる常識的考えと言うものを打ち破る思考が存在したとすればどう思うだろうか。常識を打ち破ると言うと大袈裟ではあるが、一般社会では常識である『作業の分担』をトレードにも導入しようという試みである。つまり、チームを結成してチームに所属する人たちの資金をチームで運用するという事だ。それぞれのアカウントを交代で執行し、銘柄指示は信頼のおけるプロが行うという形式だ。身近な例で説明するならネットエイドの拡大版とでも言おうか。

自分ひとりの力でトレードで勝つことは素晴らしい事だと私は思う。だけど、トレードを話題にして一緒に遊べる人間が殆ど居ないと言うのは、トレーダーとして寂しいような気がしてならない。チームを組んでトレードをするということは、お互いの仕事を理解できる友を得ると同時に、生涯の友を得る事でもあると私は思う。生涯の友というと大袈裟に聞こえるかもしれないが、チームを組むと言う事はお互いを信頼しなければ成り立たない。信頼を深めトレードに取り組むわけだから自ずと生涯の友という関係が成り立つはずである。

もし、このような話が自分の元に訪れたとすればとても幸運だと思うのだけど、どのように感じるだろうか。
 

新たな常識

以前日記で書いた、「人生の指南書」に、こういう言葉があります。

Remember, personal growth is the result of giving, not withholding.

NewWorldB.jpg

これは、Life's Little Instruction Book に英語で書かれているフレーズなのですが・・

新しいチャレンジ」で書いた仕組みというのは、実はこれがきっかけだったのです。

 

トレーダーは、毎日トレードで稼ぐわけですが、基本的に自分の儲けのために頑張るわけです。

現在私はネットエイドで多くのトレーダーをヘルプしていますが、そうすると、トレードができるのは、執行ボタンを押すタイミングが、うまく合ったときだけに限定されるのです。

ですがしっかり稼ぎたい、ということになると、ネットエイドのサービスを止めて、トレードだけに集中しなければなりません。

そうなると現在ネットエイドのサービスを受けている人たちは、困ることになります。

そこでネットエイドをやりながら、できる方法はないのか?と考えたわけです。

解決策はすぐに見つかりました。

誰かが私がいいと思った銘柄とタイミングで、売買ボタンを押せばいいわけです。

ですが本当にそういう、「いわゆる分業によるトレード」ができるのだろうか?

これが始まりでした。

  

きっかけは、神戸在住で以前私のセミナーを受けて5年間トレードを続けているトレーダーとの再会。

分業によるトレードのことを話したところ興味を持ってくれたのを機に、毎晩セミナールームで、お互いにコミュニケーションを取りながら、トレーディングを始めてみたのです。

実際にやってみると、1週間も経たないうちに、 手応えを掴むことができたのですが、これは私が予想していたよりも遙かに早く、何よりもこの分業システムによるトレード中のストレスの少なさは、私の予想を遙かに上回るものでした。

おまけに「予想だにしなかったあること」がこの試みをさらに一歩前進させることにもなったのです。

その「予想だにしなかったあること」というのは、一人で黙々と取り組んでいるときは感じることのない「トレード本来の持っているワクワ感にも通じる楽しさ」といえばいいでしょうか。

 
 

私は「コマンダー」として、銘柄選択は自らのアイデアで開発されたトレンドフォロー型のツールが提示してくれるため、あとはそれをピックアップし、タイミングを指示するだけ。

あとは執行人としての「エグゼキューショナー」が、指示通りに売買すれば、自動的に利益が積み上がるというわけです。

もちろんマーケットは時に、予想外の動きやブレが発生するため、思わぬ突発的な動きでロスを喰らうことがあります。

ですがそうしたケースでも、訓練された「エグゼキューショナー」は薄いロスでカットロスするだけ。

当然トータルで、ある程度予想された範囲の結果が出せることになります。

こうした仕組み自体が持っている構造が、ストレスを大きく減少させ、「続ける楽しさ」に繋がっているというわけです。

 

勝とうが負けようが、そこから生み出されるこの「新しい体験」は、ノウハウとなって毎日蓄積されてゆくわけです。

そしてそれがやがて才能や財産を築きあげるための道へ繋がっていることを、確かな手応えとしてここまで実感できるというのは、全く予想だにしなかった部分でした。

トレーニング自体がこれほど「純粋な楽しさ」に満ち溢れているものだとは、やってみるまではわからなかったのです。

   

何よりも嬉しいのは、この新しい試みによって、エグゼキューショナーとしてのトレーニングを受けている彼自身が、心理的に良い影響を受けているようなのです。

この新しい試みを彼がどう感じているのか?

以下は現在トレーニングを受けている彼が書いているブログから引用です。
  


新たな常識

トレードは自分でするもの。

これは一般的には当たり前のことと誰もが認識している。しかし、この考え方は本当に正しいのだろうか。例えば、以前私が勤めていた会社の形態を考えてみる。私が勤めていた会社は食品を扱った倉庫だった。そこでの私の仕事は、在庫の管理及び、現場に対して出庫指示、入庫指示という事務作業だった。私以外にも従業員は沢山いたが、私と違った仕事を担当しているものは沢山いた。倉庫業だからといって、現場で荷物を扱う人間だけが居れば良いと言うものではない。

現場の人間を仕切る人間も必要だし、倉庫に荷物を預けてくれる顧客を探す人間も必要だし、預かった荷物について顧客の指示を聞く人間も必要だ。私が勤めていた会社は荷物を預かるだけの倉庫業だったが、それでも作業の分担をしていた。倉庫会社だけでなく、他の会社でもそうだと思うが、作業の分担は当たり前の事であり、何でもかんでも自分一人でしなければならないとすれば、その負担は相当な重圧である事は容易に想像ができるはずだ。

会社が存在する理由は、自分ひとりだけの力では出来ない事を協力して成し遂げるために存在していると私は思っている。会社規模によっては、自分ひとりでもできると言うようなこともあるかもしれないが、大きな事を成し遂げるためには、一人の力よりも誰かの助けを借りる事が大切になるのは常識中の常識といって良いだろう。利益を追求するためには自分ひとりでは限度がある。と言うことくらいは誰でも知っているはずだ。

さて・・・話をトレードに戻してみる。トレードで勝ち続けると言うことは相当難しい事は誰もが知っている。しかし、トレードになるとなぜか自分ひとりだけで何とかしようとする人が本当に多い。そして、実際に勝ち続けているトレーダーもやはり自分ひとりの力でその地位にまで上り詰めた人が多いようだ。こうした事が理由になって、トレードは自分ひとりの力で・・・と言うのが常識として浸透しているのだろうと私は考えている。

トレードの世界における、いわゆる常識的考えと言うものを打ち破る思考が存在したとすればどう思うだろうか。常識を打ち破ると言うと大袈裟ではあるが、一般社会では常識である『作業の分担』をトレードにも導入しようという試みである。つまり、チームを結成してチームに所属する人たちの資金をチームで運用するという事だ。それぞれのアカウントを交代で執行し、銘柄指示は信頼のおけるプロが行うという形式だ。身近な例で説明するならネットエイドの拡大版とでも言おうか。

自分ひとりの力でトレードで勝つことは素晴らしい事だと私は思う。だけど、トレードを話題にして一緒に遊べる人間が殆ど居ないと言うのは、トレーダーとして寂しいような気がしてならない。チームを組んでトレードをするということは、お互いの仕事を理解できる友を得ると同時に、生涯の友を得る事でもあると私は思う。生涯の友というと大袈裟に聞こえるかもしれないが、チームを組むと言う事はお互いを信頼しなければ成り立たない。信頼を深めトレードに取り組むわけだから自ずと生涯の友という関係が成り立つはずである。

もし、このような話が自分の元に訪れたとすればとても幸運だと思うのだけど、どのように感じるだろうか。
 

2009年2月

« 前月 翌月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

2009年2月

月別アーカイブ