Monday November 7, 2005

US Market Recap

ポッドキャスティング

iPodの登場で、ポッドキャスティングに人気が集まっている。iPodは音声録音をいっそう簡単にし、だれでも楽に音声をホームページにのせることができるようになった。その結果、オンラインのラジオショーが身近になり、ポッドキャスティングが誕生したわけだ。ポッドキャスティングは、単に音楽だけではない。話題はスポーツ、釣り、日曜大工、とにかく豊富だ。

これだけ人気のポッドキャスティングだから、これをビジネスに応用できないだろうか。当然のことながら、既に企業はポッドキャスティングの有効な使い方を研究している。アダム・カリー、という名前には馴染みがないと思うが、カリー氏はポッドキャスティングのパイオニアだ。今月、氏はポッドキャストネットワークを開始し、30から50の番組を計画している。シリコンバレーにあるベンチャーキャピタル会社が、約980万ドルの資金をポッドキャストネットワークに投資したようだが、「絶好なビジネスチャンスだ」、と大きな期待をよせている。

ポッドキャスターの収入はスポンサーからのコマーシャルだ。ほとんどの場合、番組の開始前に、15秒から30秒のコマーシャルを流す。コマーシャル料金は、一月数千ドルが相場になるが、4万5000ドルといった高額な料金も現れている。ビジネスウィークの報道によれば、ボルボ社はウェブログインクのオートブログに、6万ドルのコマーシャル料金支払いに同意している。

サンタモニカのラジオ局、KCRWは従来のラジオ番組と平行して、ポッドキャスティングも開始した。さっそく、南カリフォルニアのレクサスディーラーからコマーシャルが依頼され、ポッドキャスティングは順調なスタートを切った。放送を始めた最初の週は、約2万件ほどダウンロードされたようだが、このダウンロード数は、あっというまに10万以上に膨れ上がってしまった。そのためラジオ局は、コマーシャル料金を1000回のダウンロードに対して25ドルへの変更を考慮している。

スポンサーの広告に頼らないポッドキャスティングも存在する。This Week In Techは20万の聴取者を持つポッドキャスターだが、毎月2ドルの寄付を呼びかけ、現在月々1万ドルの収入を上げている。まだまだ若いポッドキャスティング、はたしてこれからどう変貌していくのだろうか。

Stocks You Need To Know About

先週の米国株式市場

買われたセクター

1、保険
2、ケミカル
3、日本株
4、運送運輸
5、証券会社

売られたセクター

1、金鉱株
2、電気ガス
3、不動産
4、天然ガス

Wall Street English

今週注目の経済発表

The September trade balance, due Thursday, is expected to have widened to $61.0 billion from $59.0 billion in August.

木曜日に米国貿易収支の9月分が発表される。赤字額は590億ドルから、610億ドルへの増大が予想されている。

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット