Monday June 19, 2006

US Market Recap

米国株式市場クイズ

アメリカは本格的なベアマーケットに入る可能性がある、と警告するアナリストが増えている。そこで、ベアマーケットをテーマに、早速いくつか質問しよう。(正解は一番下を参照)

1、米国株式市場は、過去100年間、どんな頻度でベアマーケットが訪れたでしょうか?

A、3.3年に一度
B、6.6年に一度
C、9.9年に一度

2、テクノロジーの著しい発達、それに国民の暮らしが豊かになった今日、1960年以来ベアマーケットが訪れる頻度が減っている。

A、たしかに減っている。
B、逆に頻度は上がっている。

3、最も長かったブルマーケットはどちら?

A、1929年の大暴落が起きる直前のブルマーケット
B、2000年のインターネット株崩壊直前のブルマーケット

4、90年代のブルマーケットで投資していたほとんどの人は、ベアマーケットの経験が無い。

A、そのとおり
B、間違っている

5、ブルマーケットの上昇が大きければ大きいほど、次のベアマーケットでの下げは大きなものになる。

A、そのとおり
B、間違っている

6、1966年のブルマーケットの頂点で優良株を買い、損切らずに持ち続けたなら、元の値段に戻るまで何年かかったでしょうか?

A、6年
B、12年
C、24年
D、30年

7、1966年、ダウ指数は初めて1000ドルを突破しましたが、結局そこが天井となってベアマーケットに入りました。次にダウが1000ドルに復帰して、その上に安定するには何年かかったでしょうか?

A、4年
B、17年
C、30年

8、1929年から1932年のベアマーケットで、ダウ指数はどのくらい下げたでしょうか?

A、30%
B、60%
C、70%
D、89%

9、株の下げ速度は上げ速度より早い。

A、そのとおり
B、間違っている

正解

1、A。ベアマーケットは3.3年に一度の割合で訪れている。

2、B。頻度は逆に上がっている。過去10回のベアマーケットは2.4年に一度の割合で起きている。

3、B。1982年から2000年まで続いた上げ相場は、歴史上一番長い。

4、A。90年代、熱狂的なインターネット相場に参加した大半の投資者には、下げ相場の経験が無い。

5、A。2000年のインターネットバブル崩壊で分かるように、ブルマーケットが強烈なほど、次にやって来るベアマーケットも厳しくなる。

6、D。元に戻るまで30年かかった。

7、B。1000ドル台に復帰して落ち着くまでには、17年間を要した。

8、D。ダウ指数は386.10から40.60まで下げた。

9、A。たとえば1989年、ダウ指数は14カ月かかって610ポイント上げたが、たった6カ月で、その上昇幅を失った。

Stocks You Need To Know About

極端な低レベル

中期トレンドを見るために50日移動平均線が利用される。下のチャートは、S&P500指数に属する銘柄の、何パーセントが50日移動平均線の上にあるかを示したものだ。

0617spx.gif

先週、マーケットは反発ラリーを展開したが、50日移動平均線の上にあった銘柄は、なんと20%を割っていた。これだけでは売買のタイミングを正確につかめないが、投資心理把握に大きく役立つチャートだ。

ストックチャート・ドット・コムにアクセスして、シンボルのところへ$SPXA50Rと入れると、このチャートを表示させることができる。

Wall Street English

今週の課題

投資者の質問はこれだ。

Did the two-day rally last week mark an end to over a month of down trading, or was it just a momentary breather in a broader bear market?

先週の大きな二日間のラリーで、1カ月におよぶ下げマーケットは終わったのだろうか。それとも、下げ相場で起きる一時的な反発だったのだろうか?

ファンドマネージャー、バーバラ・マーシン氏はこう見ている。

 "Near term, the market doesn't feel like its put in a bottom. I think we'll drift around down here for a little bit."

短期的には、まだ底入れしたとは思えません。しばらくの間、マーケットはこのあたりでウロウロすると思います。

 

 

本マガジンは客観的情報の提供を目的としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。

発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット