Wednesday January 24, 2007

US Market Recap

天候と上場投信

季節外れの暖かい冬から、一気に厳しい冬になってしまった。カリフォルニア州は霜に襲われ、70%以上のオレンジが失われる可能性がある。このニュースで、3月限の冷凍オレンジジュースの先物は、先週の水曜だけで3%の上昇になった。天候不順を、うまく投資に利用することはできないだろうか?そんな質問に、ラジオの経済番組で解説者を務めるティム・ミドルトン氏が答えているので、要点を紹介しよう。

多くの人たちは、株やミューチュアルファンドに投資ができる口座を持っているが、先物用の口座を持っている人は少ない。だから、今回のようなニュースがあっても、先物商品市場に参加することは不可能だ。しかし、状況が変化し始めている。

約2週間ほど前になるが、PowerShares DB Agriculture Fund (DBA)という農産物を専門に投資する上場投信が、アメリカン証券取引所にデビューした。初取引は1月5日、24ドル93セントで幕を開け、終了は25ドル2セント、出来高は2万7800株という静かな一日だった。そして、寒波のニュースがヘッドラインになった12日、DBAは27ドルを突破して、出来高も34万1400株に増大した。週明けの16日も、マスコミは異常気象をトップに取り上げ、株価は瞬時28ドル15セントを記録して、出来高も約170万株に膨れ上がった。

DB Agriculture Fund (DBA)は農産物を専門に投資する、と記したが、内訳はトウモロコシ、小麦、大豆、そして砂糖に資金が同比率で配分される。既に、 iPath Dow Jones-AIG Commodity Index Total Return (DJP)のような商品を中心にした上場投信もあるが、これにはオイルなどのエネルギーも含まれ、農産物だけに限ったのはDBAが初めてだ。

農産物の中で、今日最もユニークな存在なのが、代替エネルギーとして注目されているエタノールの原料になるトウモロコシだ。37の州で提案されているエタノール生産が実施されることになると、2025年までに、エタノールがガソリン市場の25%を奪うことになる。更に、アース・ポリシー協会は、既に発表された農務省の推定をほぼ100%上回る、1億3900万トンのトウモロコシが来年エタノール用に使われることを予想している。

現在、トウモロコシは4ドル9セント(1ブッシェル当たり)で取引され、去年の平均価格、2ドル51セントを大きく超えた。JPモルガンのアナリストは、今年のトウモロコシの平均価格は4ドル3セントを予測しているから、食品会社は頭が痛い。結果的には、マクドナルドやコカコーラの収益に影響を与えることになるから、食品関連銘柄投資には注意が必要だ。

Stocks You Need To Know About

エネルギーセクター

エネルギー長官の発言に助けられ、オイル関連銘柄が買われた。ここで、このセクターに連動する上場投信、XLEの日足を見てみよう。

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利食いの目安になる、半値戻しレベル(50%レベル)が目前だ。面白いことに、そこには中期トレンドを見る、50日移動平均線も走っているから、壁になる可能性がある。

Wall Street English

オイル一転反発

Oil futures rally 4.7% to close at two-week high above $55, following Energy Secretary Samuel Bodman's plan to boost strategic reserve.

オイルは4.7%上昇ラリーを展開し、2週間ぶりの高値、55ドルを突破して終了した。急騰の原因は、戦略予備用のオイルを大幅に増やす、というエネルギー長官(サムエル・ボッドマン氏)の発言だ。

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