Saturday July 21, 2007

US Market Recap

狙いはアパッチ

マクドナルドやKFCは除くが、近所にあるレストランは、最近どこも値上げをした。日本食専門の、テリーズさんのところも値上げだから、洋食だけが高くなっているわけではない。スーパーマーケットに行ってみれば、間違いなく1年前より、果物、野菜、肉の値段が高い。インフレだ。どう考えてもインフレだ。

やっとそんな事に気がついたのか、と呆れる方もいるかもしれないが、政府から公表される数値を見ている限り、インフレを心配する必要は無い。たとえば、17日に発表された生産者物価指数(6月分)はマイナス0.2%、そして18日の消費者物価指数は+0.2%だった。アナリストの言葉を借りれば、「良好な状態」、ということになる。

しかし、高くなっているのは食料品だけではない。車社会アメリカにとって、最も重要と言える、ガソリンも大きく値上がっている。経済理論によれば、物の値段が上がると、その消費量が減ることになる。ということは、この値上がりで、ガソリンの消費量は減るはずだが、実際はそうなっていない。なぜだろうか?ジム・ジューバック氏(MSNマネー)は、こう説明している。

・ガソリン高は一時的なもの、と思っている消費者が多いから、エネルギーを節約しようという考え方が定着しない。

・車で通勤する人は、ガソリンが高いからといって、ガソリンを買わないわけにはいけない。社会基盤が、必然的にガソリンを消費するように出来上がっている。

・ガソリンを節約するには時間がかかる。皆が燃費の良い車に買い換えるのは、そう直ぐにできるものではない。

・米国には、オイル消費を減らす具体的な対策が無い。

・イラン、ベネズエラ、それに中国などでは、政府からの補助金があるから、オイルやガソリン消費に神経質になることはない。

更に、国際エネルギー機関からのレポートによれば、向こう5年間、世界のオイル供給量は毎年1%の割合で上昇し、需要量は2.2%の割合で増えるという。

それでは、どのオイル銘柄を狙ったら良いだろうか。ジューバック氏が推奨するのは、アパッチ(APA)だ。

「オイルの増産に、大きく貢献できるのはアパッチです。アパッチには、古くなり諦められた油田に眠るオイルを発見する技術があります。そのため2011年までに、エジプト、オーストラリア、それにカナダは、毎日の生産量を10万8000バレル増やすことができます」、とジューバック氏は説明する。

(参考にしたサイト: http://www.nypost.com/seven/07192007/business/hey_baby__inflations_ugly_business_john_crudele.htm

http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/JubaksJournal/TheOilSqueezeHasJustBegun.aspx?page=all

 

Stocks You Need To Know About

グーグル(GOOG)

予想を外す決算発表で、グーグルが大きく売られた。

0720goog.gif

下げたとは言うものの、出来上がったのは陽線だ。半値戻しレベルと、50日移動平均線が支えになり一転反発だ。

Wall Street English

金曜のマーケット

NEW YORK (CNNMoney.com) -- The Dow lost over 100 points Friday, a day after closing above 14,000 for the first time ever, as a spate of weak earnings news and continued housing fears rattled markets.

金曜、ダウ指数は100ポイントを超える下落となった。昨日、史上初めて14000ドル台に乗せたばかりのダウだが、多数の予想以下の決算発表、そして引き続き暗い住宅市場ニュースが株式市場に悪影響となった。

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