Tuesday July 31, 2007

US Market Recap

経済新聞は、帰りの電車の中で読め!

週が明け、株式市場は小さな反発を展開している。さっそくテレビでは、これは単なる一時的な戻しだろうか、とアナリストを招いて討論に忙しい。ウォールストリート・ジャーナルも、「ブルマーケットは終わった?」、と目を引くタイトルで、テレビに対抗している。

古い記事を見つけた。書いたのは、ニュース中毒と自称する、リットホルツ・リサーチのバリー・リットホルツ氏だ。要旨は、株投資にニュースは不要、というものなのだが、少し読んでみよう。

オイル高のニュースで、株式市場が下げることがあるが、もちろん、いつもそうなるとは限らない。同様に、テロニュースで株が売られることもあれば、テロニュースは無視されることもある。何故、そんなことが起きるのだろうか?

1、ニュースは過去の出来事だ。株投資は、過去にどう対処するかではなく、将来の見通しが重要になる。ニュースが、どんなに興味深いものでも、ほとんどの場合、ニュースは既に株価に織り込まれている。

更にニュースが悪いのは、適切な態度で、マーケットに臨めなくなってしまうことだ。悪い材料ばかりを読んでいると、本気でその銘柄を空売ってやろう、といった先入観を持つ原因になる。だから、経済新聞を読むなら、行きではなく帰りの電車の中だ。

2、ニュースのほとんどは、あなたの投資に、直接影響を与えることはない。歴史を振り返れば、真珠湾の攻撃、ケネディー大統領暗殺、最近では9月11日のニューヨーク・テロ事件。どれも大事件だ。マーケットは、たしかに一時的に揺れたが、結果的には事件以前のトレンドに戻っている。

3、ニュースは大衆を相手にするビジネスだから、どうしても、現在流行しているものが中心に報道される。覚えておいてほしいのは、マスコミが取り上げる時点では、人気が天井に達していることが多い。それに、広告収入が重要なニュース・ビジネスは、扇情的な話題が多いのも特徴だ。

(参考にしたサイト: http://bigpicture.typepad.com/

http://www.thestreet.com/_tscana/comment/barryritholtz/10228215.html

Stocks You Need To Know About

ボラティリティ指数

日足

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いよいよ陰線ができた。これで、反発ラリーに期待できそうだ。

先日も触れたように、指数は上限バンドを突破して、かなり極端なレベルで推移している。こんな時に、マーケットは、一時的な底を形成する傾向がある。

Wall Street English

月曜のマーケット

こんな見出しがあった。

Lower prices attract buyers

よほど材料が無かったのだろうか?「下がった株価が買い手を呼んだ」、と直訳できる。

 

 

 

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