Monday January 28, 2008

US Market Recap

12のチェックポイント

ナスダック・ドット・コムをご覧になったことがあるだろうか?情報がたくさんありすぎて、どこから見てよいのか迷ってしまうが、The NASDAQ Dozen(直訳するとナスダックの1ダース)なるものを見つけた。銘柄を選ぶ上で、重要なポイントを12にまとめたものだが、さっそく見てみよう。
 

先ず、ここがホームページだ。

http://www.nasdaq.com/

そして、下記がThe NASDAQ Dozenになる。

http://www.nasdaq.com/reference/dozen/dozen-intro.stm

必要になるSummary Quotesは下をクリックしてほしい。

http://quotes.nasdaq.com/asp/SummaryQuote.asp?symbol=goog&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&symbol=&selected=goog

(グーグルを例にした。)

それでは、12のルールを簡単に説明しよう。

1、50日平均出来高 (50 Day Avg. Daily Volume): 25万株以上なら合格。グーグルは6,138,018だから合格だ。

2、短期値動き: 今日の株価が、3カ月前よりも高ければ合格。グーグルは、3カ月前より低いから、このテストは失格。

3、長期値動き: 今日の株価が、1年前より高ければ合格。グーグルは合格。

4、収益: 過去4四半期の収益 (Revenue)が上昇していること。グーグルは合格。このデータは、ここで見れる。EPSの上がRevenueだ。

5、一株利益 (Earnings per Share (EPS)): 過去4四半期の一株利益が増えていること。(これも、4と同じ場所で確認できる。EPSがその数字だ。) グーグルは失格。

6、純利益(Net Income): 過去4年間の純利益が伸びていること。このデータはここを参照。下から二番目がNet Incomeだ。グーグルは合格。

7、アナリストの推奨状況 (Analyst Recommendations): このデータはここを参照。ほとんどのアナリストが、Strong BuyとBuyなら合格だ。グーグルは合格。

8、1年間の目標株価(12ーMonth Price Target): 目標株価が、今日の株価より高ければ合格。グーグルは合格。(このデータはここを参照。12 Month Price Target RangeのConsensusを見てほしい。)

9、利益がアナリストの予想を上回る (Positive Earnings Surprises): いつもアナリストの予想を上回っているなら合格。グーグルは合格。(ここを参照。Earnings Surpriseを見てほしい。黄色がアナリストの予想、そして緑が実際の利益。)

10、利益見通し(Earnings Forecast): 見通しが上向きなら合格。グーグルは合格。(ここを参照。一番下がConsensus Earnings Forecastsだ。)

11、同業界成長率との比較(Industry Earnings): 業界平均より上なら合格。(ここを参照。Consensus Earnings Forecastsの上にあるEarnings Growthがそれだ。)グーグルは合格。

12、同業界PER(株価収益率)との比較: 業界平均のPERより低ければ合格。(ここを参照。Consensus Earnings Forecastsの右上にあるPrice/Earningsがそれだ。)グーグルは失格。

さて以上のテスト結果、グーグルが失格したのは3項目だ。パーセンテージで言えば、75%の合格率だから、超優秀なスコアではない。

最後に一つ付け加えておこう。このホームページはナスダック・ドット・コムだが、IBMなどのニューヨーク銘柄の情報も載っている。さて、IBMの12項目を調べてみるとしよう。

0126nasdaq.png

Current Topics

経済カレンダー

数値はアナリストの予想。

1月28日: 新築住宅販売件数(12月分) 年間通算ベースで64万5000件。

   29日: 耐久財受注(12月分) +2.0%。

   29日: 消費者信頼感指数(1月分) 87.0。

   30日: GDP(第4四半期) +1.2%。

   30日: FOMC(連邦公開市場委員会) 0.25ポイントの追加利下げが期待される。 

   31日: 個人所得(12月分) +0.4%。

   31日: 個人消費(12月分) +0.1%。

   31日: シカゴ購買指数(1月分) 53.0。

2月1日: 自動車販売台数(1月分)

2月1日: 雇用統計(1月分) 失業率は5%、そして非農業部門の新規雇用は+55,000が予想されている。  

2月1日: ISM指数(1月分) 47.5 (50未満の数値は経済の落ち込みを示す。)

0126bb.png

バーナンキ連銀議長

Wall Street English

Donaldson Company Inc. (DCI)

The company raised its per-share dividend to 11 cents from 10 cents. This is the 22nd straight year that DCI has increased its dividend.

配当金を10セントから11セントに増やしたことが伝えられているが、太字の部分で分かるように、Donaldson Company Inc. (DCI)はこれで22年連続の増配だ。

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