Tuesday September 9, 2008

US Market Recap

超迷惑な記事

ちょっと待て、何かの間違いだろう、と思った人が多かったことだろう。しかし、もし本当なら、たったの10分間で資金を3倍にすることができた。問題になっているのは、ユナイテッド航空の親会社、UAL Corp(UAUA)だ。


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(ヤフー・ファイナンスから)

赤で囲った部分に注目してほしい。Day's Range 3.00 - 12.45と表示されているが、これは月曜の安値は3ドル、そして高値が12ドル45セントという意味だ。どう考えても上下幅がありすぎる。

念の為にMSNマネーも見てみた。

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こちらも同じだ。高値は12ドル45セント、そして安値は3ドルと表示されている。繰り返すが、一日で、こんなに株価が変動することはありえない。大手証券会社が、間違ったコンピュータのボタンを押して、大失敗トレードをしてしまったのだろうか?

株価乱高下の原因は新聞記事だった。

2002年、ユナイテッド航空は、連邦破産法第11章に基いて破産申請をしたことがある。その古い記事が、どういうわけか、今日のニュースとしてSouth Florida Sun Sentinel紙のウェブサイトで報道された。

下は、UAL Corpの10分足チャートだ。

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1、新聞記事: 高値 12ドル6セント、安値 3ドル71セント

2、出来高: 7396181株

3、反発: 高値 9ドル98セント、安値 3ドル

4、出来高: 16960483株 (これは、1日の平均出来高の8割に相当する。)

5、取引停止

6、取引再開

どちらにしても、これは裁判沙汰になることだろう。

(情報源: http://news.moneycentral.msn.com/ticker/article.aspx?Feed=AP&Date=20080908&ID=9112566&Symbol=UAUA

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上は、政府が救済することになった、政府系金融機関ファニーメイの日足チャートだ。

2007年6月29日、シティグループは、ファニーメイをホールドから買いに格上げした。この日、株価は65ドル33セントで取引を終えた。

そして今日月曜(8日)、シティグループは、ファニーメイを買いから売りに格下げした。まだ1時間ほど取引時間が残っているが、現在株価の方は71セントだ。

いったいシティグループは、どういう方法で株を分析しているのだろう?

 

 

Wall Street English

ジム・ロジャーズ氏の意見

"Forcing the Fed's Chairman, Ben Bernanke, to resign and abolishing the Fed is the most expeditious way to boost the dollar and help the economy recover."

バーナンキ連邦準備制度理事会議長を辞任させ、更に、連邦準備制度理事会を廃止することがドルを上昇させ、そして経済を回復させる手っ取り早い方法だ。

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ジム・ロジャーズ氏

(写真: http://seekingalpha.com/article/72092-jim-rogers-picks-and-pans-barron-s-interview

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