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クリスマス・キャロルの一つで、キリスト教会では、聖歌・讃美歌となっている楽曲。
イントロのピアノこそ「しっとり」と始まるが、聞き惚れていると、ドラムのオカズが左右に振られ、いきなり斬り込んでくる。
アップテンポに乗ったWill Leeの切れのいいベースに乗って、バネッサが生きいきと歌いあげる。
生ギターの奏でる伴奏から始まりベビー・フェイスの特徴のある歌声が、脳裏に焼き付くように、染み込んでくる。
とにかく彼のノドが非常に柔らかいことが、その歌の肌触りから感じとることができるだろう。
黒人なのに、さらっとした肌合いの歌声の知的な感触が、聴く者を惑わせる。
途中の転調でいきなり、リズムセクションが入ってくるが、「これってあり?」というアレンジのセンスは鳥肌もの。
しかも、めまぐるしい転調の繰り返しは、聴く者の予想を裏切った直後に、思わぬ角度から切り込んでくるから堪らない。
エイミー・グラントは、素朴で飾らない表現が魅力だ。
カントリー畑出身だが、この曲を聴いている限り、そうした匂いは全く感じられない。
声の素朴な出し方と落ち着いた声の質感は、そうした「出身」によるところなのだろう。
LAST CHRISTMAS
George Michael
lWHAM!
余りジャズに馴染みのない方にもお勧めしたいのがこのアルバム。
アメリカのいわゆるスタンダードソングのよさをじっくりと味わうことができる。
そういうアルバムだ。
オリジナルのメロディーを丁寧に演奏しながら、ほんの少しだけ彼女らしさを加える。
そういったサジ加減がとてもエレガントな演奏の魅力は、ちょっと類を見ないテイストといっていいだろう。
サテンの夜 (Nights In White Satin)は1967年に発表されたムーディー・ブルース
英国デッカ・レコードは当時画期的と言われた「デラミック・サウンド」を完成させ、オーケストラとロックが融合したアルバムをリリース。
こうして生まれたのが「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」というアルバム。
The Royal Philharmonic Orchestra conducted by Ettore Stratta
エットーレ・ストラッタ指揮ザ・ローヤル・フィルハーモニックスオーケストラ
このアルバムは洗練されたアレンジによるボサノバの名曲を素材にして、トップクラスのジャズプレーヤー達による気迫溢れるプレイが収録されている。
TVのハイビジョン映像に見慣れてしまうと、DVDが低解像度に思えてしまうわけだが、慣れというのは恐ろしいものだ。
だが「高解像度ならいいのか?」というと、逆に見えない方がいいこともあるわけだ。
高解像度で鑑賞に堪えるものというのは、実は大自然の映像とか、スポーツ中継くらいのもので、スタジオ撮影のものは、おおむねダメ。
ロンドンオリンピック開会式の 写真集 Mirror News View Gallary
オープニングでは、映画「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドに扮すダニエル・クレイグ(44)がエリザベス女王(84)とにロンドン五輪開会式にサプライズで登場。
Queen 'drops in' to Olympic Stadium by parachute accompanied by James Bond
バッキンガム宮殿にタキシード姿のボンドが現れ、女王の私室へ。
ボンドがピンクの服を着た女王をエスコート、ヘリコプターに乗り込む。
The Royal Philharmonic Orchestra conducted by Ettore Stratta
エットーレ・ストラッタ指揮ザ・ローヤル・フィルハーモニックスオーケストラ
このアルバムは洗練されたアレンジによるボサノバの名曲を素材にして、トップクラスのジャズプレーヤー達による気迫溢れるプレイが収録されている。
スカっと抜けるようなノリのよさのアルバムをご紹介。
Coconut Kiss
ジャズの醍醐味はアドリブのフレーズとインタープレイだけど、フュージョンは何と言ってもアレンジ。
楽器の持ち味を生かしたアレンジで、それぞれの楽器のサウンドが織りなすコンビネーションを思う存分楽めるかどうかだが、最近はそういうアルバムが少ない。
このアルバムはそういう数少ないレアものの一品。
ドイツの若手トランぺッター、ティル・ブレナーは、9才からトランペットを始め、ベルリン・ドイツ交響楽団に籍を置いていたという実力派。
以前ティルブレナーの「オセアーナ」という日記でも紹介したが、彼の最大の魅力は、パット・メセニーが絶賛したという、彼ならではの音色だろう 。
灼熱のアスファルトに描かれた、木々の影と太陽の光が織りなす木漏れ日模様が、 Till Bronner のトランペットのサウンドと交錯すると、そこは別世界。