Wall Street English

いらいらする投資家

投資アドバイザー、ロブ・ハンナ氏の独り言だが、多くの投資者の意見を代表している。

Remember those first seven days of January, when the market actually did something? That was nice but since then -- nothing. No big selloff. No uptrend. Nothing. Just boring, sideways, chop. It’s enough to put you to sleep.

1月の最初の7日間を覚えてますか?あの頃は、動きのある良いマーケットでした。しかし、最近のマーケットはダメです。大きな下落もなく、トレンドも無い横ばいです。これでは退屈で眠くなってしまいます。

予期されていたことの確認

先ずヘッドライン。

Housing market expected to slow in 2006

2006年度、住宅市場の冷えこみが予期されているが、全米不動産業協会は、こんな見通しを発表した。

Resales of U.S. homes will likely decline 5.7% to 6.67 million in 2006 from the record 7.08 million in 2005. new-home sales should fall 7.7% to 1.18 million from a record 1.28 million in 2005.

中古住宅販売数は、史上最高だった2005年の708万から5.7%減って667万、そして新築住宅販売数も、史上最高だった去年の128万から7.7%減の118万が予測されている。

銀行株が行ける?

金利引き上げは、いつ終わるのだろうか?まったく買いにくいマーケット状況だが、ダウ・セオリー・フォーキャスツの、チャールズ・カールソン氏はこんな見方だ。

 Carlson likes major bank stocks, such as Bank of America, which has a dividend yield of 4.4%. Financial stocks often get smacked when interest rates rise, but Carlson figures BOA is diversified enough to be safe.

カールソン氏は、大手銀行の買いを推奨している。例を挙げれば、4.4%の配当利回りがある、バンク・オブ・アメリカだ。金利が上昇する環境では銀行株は不利だが、バンク・オブ・アメリカは多角経営だから安全だ、とカールソン氏は言う。

雇用統計

非農業部門の新規雇用者数は、予想された20万6000増を上回る+24万3000だった。インフレ懸念が強いだけに、これはあまり嬉しい数字ではなかったのだが、こんな意見が発表され、マーケット関連者たちはホッとしている。

Peter Kretzmer, an economist for Bank of America, said "the pickup remains gradual and contained, showing little sign of frenzy."

バンク・オブ・アメリカのピーター・クレッツマー氏の言葉だが、経済成長は穏やかな抑制されたものであり、過熱しすぎている、といったことはないようだ。

あるコラムニストの意見

量的緩和解除が決定し、東京株式市場は2.6%の大幅上昇となった。これでデフレの心配は無くなった、という意見が多いが、ここでコラムニスト、ウィリアム・ぺセック氏の意見を紹介しよう。

I'm rooting for Japan, yet its long-term competitiveness worries me. The fact is that even after years of sliding prices Japanese still arguably pay the world's highest prices for goods and services. This is still a place where many consumers feel broke if their wallets carry less than $300 cash.

私は日本を応援しています。しかし、長期的に見ると日本の競争力が心配になります。長いこと物価が下がり続けた日本ですが、今でも日本は世界で最も物価が高い国の一つです。ですから、多くの消費者は財布の中身が300ドル以下(3万5000円)になると、とても不安になってしまいます。

オイルはもっと下がる?

クルードオイル(4月限)の下落が続いている。1月31日、1バレル69ドル40セントの高値をつけ、現在の値段は61ドル4セントだから、約12%の下げだ。グランディッチ・パブリーケーションズのエディター、ピーター・グランディッチ氏は、こんな見方をしている。

Current supply versus demand statistics would be screaming for a $50-or-below price.

現在の需給統計を考慮すると、オイルは1バレル50ドル、またはそれ以下に下がることが予測される。

 

ユーロ/ドル

ドルが買われ、ユーロは1%を超える下げだ。今月のFOMCで、金利引き上げはほぼ確実と見られているが、ドル買いの原因は、下記のようなアナリストが増えているためだ。

As long as the economy is moving there's no reason to not expect the U.S. to continue to raise interest rates. The market is still looking for a higher dollar.マシュー・リフソン氏(PNCキャピタルマーケッツ)

米国経済の好調が続く限り、連銀は金利を上げ続ける。マーケットは、ドルの更なる上昇を見込んでいる。

リーマン・ブラザーズは、こんな発表をした。

Lehman Brothers Holdings Inc. economists raised their forecast for how high the Fed will increase its interest-rate target this year to 5.5 percent, according to a research note published last week.

5%から5.25%で金利引き上げは終了する、といった見方が5.5%に上方修正された。

売られる国債

月曜の米国株式市場

ダウ -0.57%
ナスダック -0.72%

下げの理由は、こう説明されている。

NEW YORK (CNNMoney.com) - A spike in Treasury bond yields sent stocks lower Monday, with investors bailing out of economically-sensitive areas of the market.

国債が売られ、10年物の利回りが4.738%に跳ね上がり、1年ぶりの高水準になった。そのため、投資者たちは経済に敏感な銘柄を売った。

注目の3月8日

The New York Stock Exchange will end 213 years as a private entity on Wednesday in a milestone for Wall Street.

213年続いた歴史に終止符が打たれる。ニューヨーク証券取引所の新規公開株が、3月8日から取引が始まる。シンボルはNYX、正に今週一番の注目銘柄だ。

高いイタズラ

ガムの話題を紹介しよう。

A 12-year-old boy visiting the Detroit Institute of Arts with his school group on Friday stuck a wad of chewing gum on the painting, which is worth an estimated $1.5 million, the Detroit Free Press said.

小学生たちが、デトロイトの美術館を訪れた時だ。12才の男の子が、こともあろうに150万ドル相当(1億7400万円)の絵画に噛んでいたガムをはり付けた。

この子どもはどうなっただろうか?

The boy was suspended from Holly Academy, a Detroit-area charter school he attends, the newspaper reported.

停学処分だ。さぞ、親もたいへんだろう、、、、

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