こういうときの対策は?

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トレードを始められた方の方で、似た体験をお持ちの方も少なくないと思います。

ある程度の経験が必要な世界ですが、守らなければならない基本的なルールがあります。

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まずは、いただいたメールの内容です。

トレードに関係のない部分と、プライバシーに関する部分は一部省略しています。

 

 

さて、今日は大きく負けてしまいました。木曜日から昨日の月曜日までは一応プラスを保っておりました。 ホントにわずかですが・・・。ただ本当にわずかなプラスのため、取引手数料を差し引くと、全体でマイナスでした。マイナスも数ドルレベルのマイナスで、大きなものではありませんでした。

Net Aidを使わせていただいていても、すぐに効果が現れることが無いことは理解しております。また、馬渕様の元でセミナーを受けたことすらも無いので、前回のお返事のときにありましたようにしばらくはマイナスになることも承知の上でした。馬渕様のセミナーに参加することは現状ではできないので、今自分にできることとして、オンラインセミナーのテキスト(基礎セミナーメソッド・テキスト)を購入して読み始めたりもしております。

 ただ、今日の状況はあまりにも厳しいものでした。まずNet Aidが終わる段階でマイナス$1,200くらいでした。その後、JOYGとSPWRAによって、マイナスを$800くらいにまで減らすことができました。そこまでは良かったのですが、その成功体験にいい気になってさらにJOYGとSPWRAにエントリしてしまい、両方とも急落し、トータルで$2,800のマイナスになってしまいました。

さらにエントリした理由は、手元資金が$25kを切ってしまっていたので、あとどうしても$100ほどはマイナスを減らして、何とか$25kを維持したいと考えたからでした。一気にそこまで負けたわけではないのですが、エントリし、下がったのでカットロス、さらに下がって上がりそうだと思い(素人による希望的な推測でしかないのですが)エントリ、その後下がってカットロス、もうこれ以上下がることは無いだろう、とエントリ、またカットロス、と言うようなことを繰り返してしまいました。

基礎セミナーメソッドのテキストにありますように、エントリしたあとにできることは損失をコントロールすることだという教えを守ることができなかった結果だと思います。

 実は、昨日結果的にはプラスであっても、その過程は決して楽ではありませんでした。おそらく、金曜・月曜のように後からでもマイナスを取り戻せる、実際にそうしたという成功体験が、今日の大損につながっているのだと思います。

 

今日負けたことで、自分を見つめなおす必要性を感じております。自分の性格やストレス・プレッシャーへの耐性、「欲と恐怖」のコントロール能力、そしてトレーダーとしての適性です。誰もが通る道だとは思いますが、これほど負けると、やはり自分の適性などに疑問を感じざるを得ません。

馬渕様の過去の日記などで、新たにトレーダーが加わったときに、「果たしてどれくらいが残ることができるか」というような内容を何度か目にしており、それを読むたびに「自分は残ってやる」という決意で臨んでいましたが、今ではそれすら揺らいでいて、非常に悔しい想いです。

 

様々あるトレード方法の中で、自分がデイトレードを選んだのは、自分の性格によるもので、日々こつこつと利益を積み上げるのが好き、持越ししたら気になって夜も眠れないだろうから、その日のうちに手仕舞いする、というところが合っていると考えたからでした。

基礎セミナーメソッド・テキストには、初心者はスイングトレードが薦められていましたが、やはり自分の性格からすると、持ち越したものが気になってどうしようもなくなってしまうのではと感じております。

 

当面はデイトレードができる$25kに戻すための資金がありませんので、購入したテキストをよく読んで勉強したいと思っております。 私が使っているブローカでは、90日毎に一度だけPattern Day Traderの解除を行うことができるようなので、交渉してPDTのステータスを解除してもらいたいとは思いますが、やはり$25kになるまではデイトレードはできないので、それまでは勉強したいと思います。

勉強によってスイングトレードができる自信が付けば試してみたいとは考えていますが、先ほどの通り、今のところはその想像はできません。しばらくは勉強とペーパートレードを考えております。

 

長々となり、申し訳ございません。何か、コメントやアドバイスなどをいただけましたら本当にうれしく思いますが、馬渕様もセミナーなどのご準備などでお忙しいご様子ですので、お暇なときにお返事をいただけましたら幸いです。くれぐれもお体にはお気をつけください。

 

 

セミナーを受講されると、デモ口座を使ったトレードの「始め方」と、実トレードへ移行する際の注意点なども解説しているのですが、セミナーを受講されず、いきなり実トレードを始められたようなのですが、まず最初はシュミレーションモードで、実トレードではなく模擬トレードを続けることです。

そうして1ヶ月トータルで勝つことができるようになったら、実トレードをされてもいいと思います。その場合も、通常の半分以下の株数でトレードを始めることです。

現在行っているエグゼキューショナー養成トレーニングでも、長い間シミュレーションでデモトレードを続けてもらっています。

その理由は、どのような展開のマーケットでも、一日トータルで手数料を差し引いてもなお確実に勝てるようになってから実トレードへ移行する、という目標があるためです。

 

どこのブローカーをお使いかはわかりませんが、NWTで口座を開設してトレード用のソフトであるリアルティックを使う場合、デモモードを設定してもらうと、デモアカウントを使ってシミュレーションのトレードが可能になります。デモなら資金は不要ですからね。

大事な事は毎日マーケットへ参加して、経験を積むことです。

一人でトレードをされる場合、一日5トレードくらいが平均的なトレード数でしょう。

現在のエグゼキューショナー養成トレーニングでは1日平均のトレード数は20トレードくらいですから、1日でもって通常の1週間分の経験を積んでいることになります。

1週間で通常の一ヶ月分、1ヶ月では通常の4ヶ月分に相当します。

トレードの世界は、「習うより慣れろ」の要素も大きな比重を占めることになります。ですから経験を積みながら、自分が不得意な部分を訓練を積み、修正してゆく必要があります。

 

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今日負けたことで、自分を見つめなおす必要性を感じております。自分の性格やストレス・プレッシャーへの耐性、「欲と恐怖」のコントロール能力、そしてトレーダーとしての適性です。誰もが通る道だとは思いますが、これほど負けると、やはり自分の適性などに疑問を感じざるを得ません。



と書かれていますが、「適性」があるかないかは、すぐにはわからないものだと思います。トレードでは、マーケットが自分の予想に反して動いた場合、パニックを起こさずに、冷静にあらかじめ決められたルールに従ってアクションを起こせるかどうかがポイントになります。

エグゼキューショナー養成トレーニングでも、マーケットが素直に動く時は、おしなべて成績はよいのですが、揉み合う展開になると、複数銘柄を保有することがデメリットになりやすいのです。

これは複数銘柄が、バラバラに動くため、その動きに翻弄されることによって起こります。

原因は、変化に対して、素早い決断ができないからです。

 

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4銘柄のうち、どれもその方向に動かず、逆に動き始めたら、何を基準にしてアクションを起こすのか?

ローソク足フォーメーションと損益の数字のどちらを優先すればいいのか?

4銘柄のうち、1銘柄が大きく上げて、ほかの3銘柄が、逆に動き始めたら、何を基準にどういうアクションを取るのか?

こうしたさまざまな組み合わせにも、瞬時にその対応策が脳裏に浮かび、アクションを起こすことができるようになるためには、繰り返しのトレーニングが必要になるのです。

トレーニングを始めた最初のうちは、マーケットが揉み合う展開では、トレード数が30トレードなどというように増えることで手数料負けとなり、同時に1000ドル以上のロスを出し続けます。

訓練をして、複数保有ができる技術を身につけなければ、こういう結果になるのが普通なのです。


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トレーニングでは、その都度そこで取ったアクションについて、それが適切だったかどうかを、リアルタイムで指摘しながら、訓練をしていますが、「その人の思考パターン」を変えるのは、そう簡単なことではありません。

ですが、何故同じ事を繰返すのかの原因を見つけて、その対策を施し、モチベーションを維持させながら訓練することで確実に改善することができるのです。

これを一人で行うのは至難の業だということは、1週間ほどトレーニングを経験してみると、非常に良くわかると思います。

コーチつきで第三者の視点からの的確なアドバイスを受けることのメリットは、トレーニングを継続してみて初めてわかる事なのだと思います。

 

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ご自分のトレードの記録を、チャート上へ視覚的にわかるように毎日記録しながら、結果が良くなるように改善し続ける、という地道な作業を通して、「自分が弱いパターン」をまず見つけることです。

問題点を見つけ、対策を施し、それを実際のマーケットでテストする。

このプロセスを繰り返すことで、必ず成績は良くなります。

最も困ったときこそが、最大のチャンスなのです。

何故なら、そこから真の工夫と努力が生まれるからです。

どうか、頑張ってください。

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