オープニングで勝てるか?

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トレードのオープニングで勝てば、その後の展開はうんとラクになる。

金曜日のマーケットでは、オープニングの処理で大きな差が出る展開となった.。

つまり自分のスキルを計るには、よいチャンスだったといえるのではないだろうか。

楽な展開のマーケットでは誰もが勝てるわけで、難しい展開のときにどうまとめられるのか?

というわけで、いくつかの大事なポイントと手順をチェックしてみよう。

 

トレーディングでは、銘柄選択の際に、どの銘柄がその方向へ伸びるのかは、誰にもわからない。

当たり前のハナシで、結果として伸びた、あるいは伸びなかった、ということが、あとでわかるだけだ。

前もってわかれば誰も苦労しないわけで、過去の事例をもとに、その方向へ動く可能性の高い条件を確率的に満たしているかどうかを、見分けるチカラがあるかどうかが成否を分けることになる。 

 

  

検証でアップしているチャートの銘柄は、その時点でルール通りに入ることができたものだけを掲載している。

いわゆる最初のローソク足の、ローソク足本体の上端からギャップアップせずに始まるパターンや、1本目のローソク足本体の上端とツライチでも上ヒゲが長いものは、入らないわけだ。

そうしたパターンのものも掲載すると膨大な数になるため、は2010年2月からはチャートを掲載していない。

さらに、ブレイクイーブンやゲインの少ない場合も掲載していない。

ただし、ルール通りエントリーしてもカットロスになってしまう場合は、掲載している。

 

オープニングでは特に少なくとも3銘柄にエントリーをして、リスクを下げるということができなければならない。

これは何度も書いているが、オープニングの時点でのエントリーが複数銘柄であることは絶対条件なのだ。

現在行っているイントラデイのトレーディングでは、そういう設計になっているわけだからね。

オープニングから1時間ほどの間に、2回から5回ほどのエントリーチャンスが存在する。

それぞれのエントリーでは、3銘柄から5銘柄へエントリーして、保有するわけだ。

そのため、エントリーした複数銘柄を相対比較をして良いモノを残し、悪い銘柄を入れ替える必要がある。

これができないと、3回から5回エントリーした、それぞれのユニットは圧倒的に不利になってしまうのだ。

3銘柄エントリーして3銘柄ともダメになる確率と、1銘柄だけでエントリーしてダメになる確率のどちらが大きいのかを考えればわかるハナシだ。

さらに1銘柄だけだと、どうしても心理的に頑張ってしまいがちになり、それがたまたま下がると、そのユニットの結果はマイナスでしかなくなるわけだ。

複数銘柄でエントリーしていれば、1銘柄がカットロスとなりマイナスになっても、その方向へ伸びた銘柄との利益との相殺で、合計損益を有利に展開することができる可能性が残されるわけだ。

これは過去の検証を見ていただければ、よくわかるはず。 

 

金曜日のマーケットでは、多くの方がRIMMでロスを出されている。

RIMMは8番目の指示銘柄だから、それまでの銘柄のチャートパターンを見れば、WFMI・JOYG・KLACにエントリーできるはず。

RIMMが何故8番目になったのかというと、優先順位としては低いパターンだったからだ。

 

米国ナスダックマーケット29(金)の記録を見ると、次々と指示を出した銘柄から良いと判断したパターンの3銘柄へ入っていれば、RIMMはエントリーできないことがわかるだろう。

kotaro さんも RIMM は選択されていないし、Blue Mountain さんもエントリーしていないことに注目してほしい。

なぜなら、RIMM以外の銘柄をすでに選択しているからだ。

0429exelist.gif

3分前の時点で、RIMMが何故8番目の指示銘柄になったのかというと、優先順位としては低いパターンだったからだと書いたが、エントリーするなら1分を過ぎた時点でエントリーするべきパターンだったのだ。

だがその時点では0.236のガイドラインを突破していないので、ボトムスキャンには表示されていないのだ。

そして2本目が大きく伸びてきたが、3本目は少し短くなってきたので、その後で入るのは危険なパターンなのだ。

だからプルバックを待ってから、エントリーした方が安全なのだ。

 

1分足でRIMMを見ると・・

RIMM429.gif

結局は、プルバックを待ってからエントリーしても獲れないパターンだった・・

  

さてワンクリックシミュレーションの視点で見ると・・

RIMM-1-429.gif

上の1分足チャートだが、2本目で入らないと、3本目のあとだと上がり過ぎ、というかプルバックが来る位置だ。

 

RIMM-2-429.gif

フィボナッチのガイドラインを引くと、2本目が長すぎるため、そのあとのエントリーは危険な位置だということが確率的にわかるはず。

 

 

検証をアップする際の注意点は、チャートは時系列で、エントリーした時間順に掲載すること。

つまりどの時点で何を同時ホールドしているかが、一目瞭然にわかるようにするということが大事。

それとチェックリストで比較した、入れ替えあるいは脱出が、計画通りにできていたのかをチャートと照らし合わせながら検証すること。

負けた原因がわからないと、勝てるようになるための軌道修正ができないわけだからね。

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