希望へ繋がる考え方

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私は最近、原発関連のソースが不確かな情報や不正確な情報ばかり拡散している状況を見て、とても疲弊しています。

それらの情報を、いちいち自分で確認するのに手間取り、疲れてしまうからです。


という方は少なくありません。

私にも心当たりがあるのですが、こうした心境になるのは、ある意味で自然なことでもあるのです。

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ネガティブなニュースや情報ばかりを継続して見たり聞いたりしていると、「希望」がなくなってしまったかのように感じてしまうことが原因ではないでしょうか。

ですが、「受け身」ではなく、自分で動き、積極的に働きかけることで、まさにオセロゲームの黒い盤面が、真っ白になるかのような変化を作り出すことさえできるのです。


具体的に言えば、こういう時こそ、多くの情報を集め、その中から事実に近いものをより分ける作業が必要なのです。

なぜなら、そうすることによって、現在の状況を正しく判断できるようになる可能性が高くなるからです。

そうすれば「どう対応すればよいのか?」という点についても、考えることができるようになってゆきます。

その結果として安心できる心理状態が生まれ、落ち着くことができるようになるというわけです。


そう考えると、ソースの出所をたどり、真偽を自分なりに判断することは、ある意味で心躍る楽しい作業でもあります。

まあ、宝探しのようなものと言えば言い過ぎかもしれませんが、結構楽しいものです。

そして時間がある程度経つことで、こうした情報の蓄積を振り返り、自分の判断が間違っていたかどうかを検証することもできるのです。

 

地震が起きた11日の翌日の日記では・・

自分ならどうするだろうか?

国の指示はどうあれ、家族を連れ少なくとも100キロ内からは、速やかに避難するだろう。

と書くと同時に、東京にいる娘には、東京から離れ、西へ移動しろと指示を出したわけです。

 

この時点では、どれだけの放射能が放出されたのかはわかりませんでした。

そしてその二日後の3月14 日午前11:01に、福島第一原発3 号機が爆発、大量の放射性物質が空気中に飛散したことは、みなさんもよくご存じのとおり。

自画自賛になってしまいますが、結果として振り返ってみると、安全性を確保するためには、タイミングを含めて、適切な判断と指示だったといえるでしょう。

私は原子力の専門家でも何でもなく、皆さんと同じような知識しか持ち合わせていません。

ですが、ネットで調べた情報をもとに、娘のために、どういう行動を取ればよいのかを考えたわけです。

 

自分が大事にしたい人のために、集中してものごとに取り組むというのは、何であれ心躍るもの。

カッコつけて言えば、いわゆる無償の愛ってヤツです。(笑)

大事にしたいものさえあれば、やりようによっては、「強さと勇気と希望」という3点セットは、無限に生まれてくるようになっているものなのです。

 
 
私の仕事のトレーディングでは、限られた情報を元に、どういう決断をすればよいのかを非常に早く決断しなければなりません。

そういう意味では、かなり特殊な仕事です。

そのため、複数の項目について相対的な比較のうえ判断をするという考え方が、人並み以上の訓練の結果、しっかりと身についてしまっているのです。

それが時として「「芸は身を助ける」ことになることは、今までも何度となく体験してきています。

トレードと原発事故というように、分野は違ってはいても、考えなければならない筋道というのは同じこと。

つまり、考え方の道筋が確立されてさえいれば、多少大きな外圧や地震があっても?!(笑)ブレなくなり、それは、あらゆる分野において応用が利くのです。

その結果として仕事を含めた、さまざまな物事が、うまく回り出すようになるというわけです。

 

「バカとハサミは使いよう」っていいますからね。^^

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