急がば回れ

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トレーディングでは思うような結果が出ないことが、周期的に起こるケースが多い。

アタマで理屈としてわかっていたり、問題点だと思われることを見つけると、どうしても複数の目標を身につけようとしがちだ。

だが、複数の目標を一気に達成しようとしても、それは所詮無理な相談。

そういうときは、基本に戻ることだ。

まずは、オープニングのユニットも含め、3分足だけで判断し、ある程度の成果が出るかどうかを見極めることだ。

たとえば、3分足のローソク足を1本待ってからエントリーするケースと、2本待ってから入る場合とを比較してみたことがあるだろうか?

この場合、大事な点は、少なくとも、1ヶ月は同じパターンを続けること。

20日間続ければ、様々なマーケットの動きで、試すことができるわけだからね。

そして次に、3分足のローソク足を2本待ってから、エントリーするという方法で、20日間続けてみる。

そして2ユニット目までの成績を比べれば、どちらがいいのかは、一目瞭然でわかるだろう。

 

だが多くのトレーダーは、一つの条件に対し、長くても2週間程度のシミュレーションで結果を出そうとすることが多い。

なぜなら、早く勝てるようになりたい、という心理が働くためだ。

一人でトレーニングを続ける場合、陥りやすいワナだといっていいだろう。

 

こうして、次のステップへ進んでしまうと、そこまで費やした時間は、全くの無駄になってしまう。

こうしていろいろな条件を試しては、中途半端な答えでルールを決めると、軌道が少しずつずれてゆくことになる。

 

ルールは自分で実際に試してみることが大事だ。

自分で納得できるルールを構築することで、納得できる結果はついてくるもの。

実際のマーケットでの、シミュレーションという、素晴らしい可能性を秘めたツールも、使い方次第。

 

そしてWEBでこうした「気づき」をアップしてみることだ。

公開することによって、一分の隙もなく、ツッコミどころのない明確なルールを構築できるわけだ。

 

えっ! 苦労して手に入れた独自のルールなど、公開できるかって?

心配ご無用。

公開したからといって、それができるかどうかは、全く別の問題なのだから。

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