日経の「就活/仕事術」に掲載されていた17日付の記事「話を壊す地雷語」から。 
    
    私は無料登録会員なので月20本まで閲覧できるわけだが、閲覧したのはまだ9本。
    なのであと11本閲覧できるわけだが、今日は17日なのでまあまあのペースかな。 
     
    で「地雷語」をググってみると・・
         
        
            
     
    何と「社会人が使ってはいけない42の言葉」というサブタイトルで、本まで出ているようだ。
    で日経の記事によると、地雷語は大きく分けて7種類あるという。
      
    ●転嫁…聞き手に「あいつは卑怯だ」という印象を与えてしまう。
    ●上から目線…実際にどちらの立場が上かということに関係なく、「自分の方が上」と聞こえる。
    ●脅迫…相手を不安にさせようとしていると受け止められる。
    ●否定…自分の意見に反対だと思わせる。
    ●決めつけ…自分の意見や価値を低く見積もっていると感じさせる。
    ●拒絶・遮断…これ以上会話の意思がないと思わせる。
    ●反抗…攻撃の意思を感じさせる。 
      
     
    つまり人を不快にしたうえ、怒りを買ってしまうことにつながるのはこの7種類に属しているというわけだ。
    で、そのサンプルが解説されているので、まとめてみた。
      
     
    ●転嫁…聞き手に「あいつは卑怯だ」という印象を与えてしまうサンプル
    とりあえず~してみました > 作成しました。お目通しいただけますでしょうか
    言い訳はしたくないのですが、部品の納品が… > 申し訳ありません。実は業者からの部品の納品が予定を大幅に遅れまして…
    私は構わないのですが、メンバーが何と言うか… > その考え方には私は同意できません。なぜなら…
    一応、クレーム処理が済んだので報告いたします > クレーム処理の報告をさせていただけますでしょうか
    ダメならダメでいいんですけど、理由を聞かせてください >  今後の参考に、ダメな理由をお教えいただけますか
    ある意味では、ご指摘摘の通りだと思います > ご指摘の通りだと思います
     
    こうしてみると、全部一言多い。(笑)
    つまり口は災いのもと、というわけですな。
    「ミスは潔く認める」という、社会人として普通の姿勢が備わっていれば、こういう言葉を使うことはないはずだが・・
     
       
    ●上から目線…実際にどちらの立場が上かということに関係なく、「自分の方が上」と聞こえる。
     
    いいっすね! これ、売れますよ! > さすがですね。これなら売れるよなあ…
    意外と~ですね > よくできてるねえ、いいよ!
    じゃあ、教えてあげますね > 了解しました
    やればできるじゃないか > さすがだよ。俺が見込んだ通りだ!
    お時間がある時に目を通してください > お時間がある時にお目通しいただけますでしょうか
    どうもご苦労さまでした > 今日はありがとうございました
    なるほど > はい。私もそう思います
     
     
    仕事の場合は、謙虚さを持ちながらモノを言えば、まず大丈夫なはず。
     
     
    ●否定…自分の意見に反対だと思わせる。
     
    お言葉を返すようですが、プロレスは台本があるだけです >  確かにプロレスは勝敗が決まっていますね。ただ…
    っていうか、仕事ってスピードが命ですよね > ありがとうございます。確かに軽率なところがあると思います。私自身は迅速に動いているつもりだったんですが…
    それはそうでしょうが、今こそやるべきでは… >  おっしゃる通りですね。それでは、予算内でどこまで実現できるかをご説明させていただけますか
    もうちょっと、細部を詰めた方がいいと思うよ > コレは面白いよ、いいプランだ。細部を煮詰めたら、さらに良くなるね
    でもその企画は予算の面で現実的じゃないよ  >  いい企画だね。ただ、ウチは予算が限られているから、その中でできるように考えてみてよ
     
      
    「まず相手の発言を認める前置詞」を置いてから話すのが基本。
     
     
    ●脅迫…相手を不安にさせようとしていると受け止められる。
     
    他人への配慮がないって、みんな言ってるよ > もう少し周りの人に気を使った方がいいと思うよ
    よそに回してもいいんですよ > この値段でご無理なら・・
     
     
    まともな社会人なら使わないものばかりだと思うのだが、今どき、こういう言葉を使っている人が多いということなのだろうか?
    書き言葉と、話し言葉との違いがもあるので、コトはもう少し複雑になるわけだが・・
    可能性として、学生ならあり得るだろうから、冒頭の本は、新入社員向ターゲットのマーケティングで作られた企画かも知れない。
    ネットならカメラ関連の投稿サイトとか2チャンネルへ行けば、サンプルはよりどりみどり。 
    そうして探すのも面倒だとか、思い当たる節のある人は買うのだろうね。