奇跡の治療薬その1

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国立がん研究センターが発表した2017年のがん統計予測を見ると、前年より3800人増加して約101万4000人が罹患し、そのうちの約37万8000人が亡くなると予測しています。

この数字を見ると、ガンが治る病気とは言えず、命を落とす人が後を絶たないという現実を突きつけられます。

 

ガンという病気に対抗する新たな治療薬が、長い年月を経て誕生しようとしています。

ビワの種を食べると癌が治る?!

殺虫剤を散布されたハエのように、癌細胞が100%死滅!

 

「アミグダリン」により、まるで『殺虫剤を散布されたハエのように、癌細胞が100%死滅』していく状態を、大阪大学の片瀬教授(大阪大学「片瀬淡 (あわし)」教授)が、顕微鏡にて撮影、発表しています。

片瀬教授によると、『アミグダリンは、局所療法ではなく、全体療法として使用すべきであり、癌予防には最適である』 という事です。

  

そして「アミグダリン」は、癌以外の健康細胞(正常細胞)に抵抗力・免疫力を与え、活性度を高めます。

人体には「ローダネーゼ」という保護酵素があり、癌細胞以外の至る所に多量に存在しています。

  

「アミグダリン」が癌以外の健康細胞(正常細胞)に近づいても、「ローダネーゼ」により保護されているため、何も影響を受ける事はありません。

むしろ、健康細胞(正常細胞)に対しては補体活性がある事も「アミグダリン」には認められています。

  
また、「アミグダリン」の一成分である「ベンズアルデヒド」は、健康な細胞(正常細胞)に接触すると酸化されて無害な「安息香酸」に変わり、アスピリンと同様の働きをする事が確認されており、痛みの緩和作用があると言われています。

アメリカをはじめ、日本の中でも自然療法を取り入れられている病院などで使用されており 、「アミグダリン」によって、特に白血球、消化器、肝臓癌が治癒されたケースが数多く報告されています。

  

このベンズアルデヒドという新たな治療薬が、長い年月を経て誕生しようとしています。

ベンズアルデヒドとは、モモやリンゴ、ウメ、プルーン、アーモンドなどのバラ科の果物に含まれる香り成分で、多くの食品にフレーバーとして使われている物質です。

このベンズアルデヒドには、がん化している細胞に見られる悪玉のタンパク質の活性を抑制する作用があることが、研究によって明らかとなりました。

 

特に治療が難しく死亡率が高いとされる膵臓がんや、悪性リンパ腫に極めて高い効果を発揮することが臨床研究で確認されています。

これは従来の抗がん剤では成し得なかった画期的な成果といえます。  

 
しかもその多くは大病院で治療を受けても効果を得られなかった人たちで、ステージが進んだ状態から改善しているのです。

 

それほど効果があるものなら、この情報化社会で話題にならないはずがありません。

なぜマスコミにも取り上げられないのか?

 
この抗がん効果のある治療薬が一般に広まっていないのには、50年にわたる苦い歴史的背景があります。

 

ベンズアルデヒドの存在自体は昔から知られていましたが、これにがんを抑制する作用があることを約50年前に世界で初めて発見したのは、東風睦之博士でした。

それ以来、東風博士は治療薬にするべく研究に没頭し、1985年には米国国立スローン・ケタリングがん研究所の機関誌にその成果を論文にまとめて発表しました。

  
その内容に多くの研究者が驚き、当時はがんに苦しむ患者が治療を求めて全国から東風博士のもとを訪れたほど脚光を浴びました。

しかし、その後はさまざまな利権をめぐる妨害に遭い、憂き目を見ることとなったのです。

 
こうして、ベンズアルデヒドは世間から忘れ去られ、「幻の治療薬」となりました。

それでも、東風博士と奥様は二人三脚で研究を続け、それが今ではご息女に引き継がれています。

  

60代の胃がんの男性で手術を拒否したため、困り果てた大学病院では抗がん剤治療を勧めました。

しかし、東風博士の研究を耳にして「どうせ抗がん剤治療を行うのなら、東風博士の研究に協力したい」と、大学病院側の説得にもかかわらず、海の物とも山の物ともわからない未知の治療薬を希望され、試すこととなったのです。

 
この方の場合は手術が可能な状態でしたので体力も気力も十分にあり、治療を続けていると2.3カ月の間に完全に胃がんが消失しました。

その後も再発や転移をすることなく回復した後、元気に天寿を全うしました。

   

このようにして、東風博士の研究に協力したいと申し出てくださる患者さんが少しずつ現れ、治療を行ううちにインターネットのない時代でも回コミによって噂は広がっていきました。

東風博士の治療を受けたいというがん患者さんからの問い合わせが、全国から届くようになったのです。

  

 

ついに抗がん物質が同定される

 

東風博士の研究によってイチジクの揮発性物質に抗がん作用があることがわかり、がん患者さんに静脈注射したところ、がんが消失したことも確認されました。

そこで、次の段階として大規模な研究を行うために、1969 (昭和44)年から理化学研究所の応援を得て、植物化学研究室の竹内節男副主任研究員が中心となって共同研究に入りました。

  

当時の最新技術である「高速液体クロマトグラフィー」の開発も幸いし、常圧下に比べて高圧にすることで、短時間で混合物を分離分析できるようになりました。

この分離方法によって1971 (昭和46)年には、イチジクの揮発性物質が「ベンズアルデヒド」であると同定されました。

 

つまり、イチジクの果汁に含まれているベンズアルデヒドという揮発性物質に、抗がん作用があることが判明したのです。

 

理化学研究所によるさまざまな試験をクリアし、効果が期待できるデータがとれたことで、ついに「科研製薬」(理化学研究所を株式会社に改組して発足された製薬会社)よりベンズアルデヒドが医薬品化されることとなりました。

東風博士は1985 (昭和60)年に、過去10年間にベンズアルデヒドの注射薬(BG)を用いてがん患者さんを治療した結果を、米国国立がん研究所の機関誌『キャンサー・トリートメント・リポーツ」に発表しています。

 
それによると、手術不能となったがん患者さん65人に対してBGを投与したところ、完全にがんが消失(CR)したのが7例、がんが縮小(PR)したのが29例、そのままで変化がなかった(SD)のが24例、がんが進行(PD)したのが5例であったと報告しています。

 
がん種も、悪性リンパ腫、舌がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、膵臓がんと多岐にわたり、中でも悪性リンパ腫、肺がん、肝がん、乳がん、胃がん、大腸がんに対して著効を示していました。

  

 

ベンズアルデヒドと似たような治療薬が過去にあった?

 
ベンズアルデヒドは東風博士がイチジクの果汁から抽出した物質ですが、イチジクに限らずアンズやウメなどにも含まれている甘い香りの成分です。

東風博士が旧約聖書からヒントを得て抗がん剤の開発に着手する以前に、実はアンズのタネに含まれる「アミグダリン」という物質を精製して結晶にした治療薬が米国で開発されています。

  
アミグダリンの存在は古代から知られており、中国やローマでは薬として使用されていました。

ところが、その主成分はベンズアルデヒドと青酸(シアン)、そしてDIグルコースという糖分です。

 

そのアミグダリンを使用した薬が開発されていました。1930年代に米国の医師であったエルンスト・クレプス博士は、カリフォルニアのアンズ農場から手に入れたアンズのタネから抽出した物質を、ハツカネズミのがんに注射し、がんに対する効果を確かめました。

しかし、実験中に死んでしまうネズミが多数あり、この物質には毒性があると考えられました。

 
そこでクレプス博士は、その抽出物を改良・純化し、がん患者さんに試した結果、特にがんに伴う痛みを和らげる作用があることを確認したのです。

 
その後、研究は生化学者である息子のアーネスト・クレプス博士に引き継がれ、アミグダリンの純化・結晶化に成功し、この物質を「レトリール」と名づけました。

1949年にはレトリールを用いてヒトによる初めての臨床試験が行われ、毒性がないことが確認されたことで、米国やメキショを中心に、がんの治療に用いられるようになったのです。

 

ところが、この抗がん作用については「効く」と効果を認める医師がいる一方、「効かない」と訴える医師があり、長期間にわたって議論が続けられることとなりました。

そこで、議論に終止符を打つために、米国国立がん研究所が臨床研究を行って効果を検証するに至ります。

 

そして、ついに「レトリールにはがんの改善および安定化、関連症状の改善や延命に効果はなく、むしろ青酸中毒を起こす危険性がある」という結論が、1980年代に出されたのです。

 
現在、FDA (米国食品医薬品局)は米国内でのレトリールの販売を禁じています。

しかし、効果があると主張する医師や研究者が今でも多く存在し、レトリールをビタミンBl7(実際には認められていない)と呼んで民間療法として使い続けています。

  
未だに世界中で使用されている事実を考えると、やはりある程度の効果があるのではないかと思われます。

それは、ベンズアルデヒドによる作用と考えれば納得がゆくからです。

  

しかし、アミグダリンとして使用すると、シアンの作用によって毒性が現れますが、それを取り除いたベンズアルデヒドを使用すれば、毒性はなく安全に効果を得ることができるのです。

  

長くなるので、次回に続きます

 

   

なぜ「奇跡の治療薬」は世に出なかったのか?

利権との闘い、そして失意の発表中止

  

 

進行がん思者を救う「奇跡の治療薬」への挑戦から一部引用しています。

 

 

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コメント(1)

びわ、イチジク、杏に梅・・・そういったものを薬として活用するまでに昔の人はどれ程の時間を費やしたのでしょうか。
それらの効果を現代の科学で解き明かす、癌の薬は温故知新なんですね。

興味ぶかい本を教えて頂いてありがとうございます。

「その2」も楽しみにしております。

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