2019年12月03日 のCoolに過ごそう

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脂肪を大量に取り炭水化物を避ける「ケトン食」がインフルエンザに対する免疫力を上げる

 

Ketogenic diet activates protective γδ T cell responses against influenza virus infection | Science Immunology

Ketogenic diet helps tame flu virus | YaleNews

Eating a keto diet may give some protection against the flu | New Scientist

 

新たな研究では、ケトン食を与えたマウスは高炭水化物の食事を行っていたマウスに比べ、インフルエンザに対する免疫力が高いことが示されました。

この研究プロジェクトはイエール大学医学大学院教授であり、ハワード・ヒューズ医療研究所の研究者である岩崎明子氏と、比較医学および免疫生物学教授のVishwa Deep Dixit氏の研究室に所属する2人の研修生の発案によるもの。

 

発案者の一人であり岩崎氏の研究室で働いているRyan Molony氏は免疫系のアクティベーターである「インフラマソール」が人の体に対して有害な免疫反応を示すことを発した人物であり、Dixit氏の研究室で働いていたEmily Goldberg氏はケトン食がインフラマソールの形成を阻害することを発見しました。

調査により、研究チームはケトン食が肺内におけるγδT細胞を活性化させることを発見しています。γδT細胞は肺細胞の病気の感染に対する感度を増加させ、粘液を生み出すことで、感染を防いでいるとみられています。

 

岩崎氏はこの研究結果を「予想外の発見」と表現。岩崎氏は、粘液は病原体を捉えて拡散を防ぐため、病原体から体を守るために重要なのだとみています。もちろん、人間とマウスでは代謝が異なりますが、ケトン食がマウスと同様に人間をインフルエンザウイルスから守っている可能性は考えられます。

 

病気やストレスに負けないためには、高タンパク食が効果的だという、三石巌先生の主張がここでも立証されたわけだ。

高タンパク食でいわゆる奇跡のようなことが起こるというのは、病気に対する抵抗力が強くなるためだ。

  

何も贅沢な食事をしろというのではなく、低タンパク食ではない食習慣を目指せばいいわけだ。

とはいえ朝食に目玉焼き3つ、夕食にコンソメと150グラムのビフテキ、などというような食生活でも、高タンパク食とは言えないのだ。

  

多くの人は、これだけのタンパク食品さえ摂取できていないはずで、逆に言えば、高タンパク食の食習慣を設計するのは意外に難しいのだ。

現実的には、純粋に近い良質タンパクの添加を考える必要がある。

 

プロテインを代表する高タンパク食品は、液体に溶けやすくした粉状または細粒状のもので、牛乳や水などに溶かして飲むわけだ。

こうした粉末タンパクの補給による高タンパク食で病気が治った例は、非常に多い。

   

老眼、半身不随、エリテマトーデス、骨折などを含め、、高タンパク食だけで風邪が治ることは珍しくないのだ。

半身不随の場合、その原因となる神経障害が低タンパク食からきた、と考えて良いはずだ。

  

こうしたたぐいの素晴らしい治癒の成果は、医療技術の枠内では期待できないもので、このことは本来医者がよく知っておかなければならないことではないだろうか。

患者側も主治医にこうした食事の効力について協力を要請すべきで、医師側も積極的には患者に協力すべきなのだ。

 

だが医者は薬を処方した方が儲かるため、こうした食事療法について虚心に話し合うというチャンスは、患者側が努力をしない限り実現しない、というのが現実だ。

 

多くの人はストレスの多い毎日を過ごしている。

ストレスを引き起こす因子をストレッサーと呼ぶが、ストレツサーには、心労、苦痛、疼痛、飢餓、渇き、酷暑、酷寒などがある。

 
ストレスが起きると体タンパクが分解され、タンパク質の異常消費が起こる。

従って、風邪などの症状でストレスがひどい時には、正常なら十分なタンパク質を含む食事が、一気に低タンパク食に転化してしまうのだ。

 

つまり風邪などでストレスが増えた時はタンパク質を増量しないと、対抗することができないのだ。

今の多くの日本人は、もともと低タンパク食の食習慣を持っているうえ、常に強烈なストレツサーのパンチにさらされている。

  

そこへ風邪などの症状で、ストレスが増えれば、さらにひどい低タンパク食に突き落とされる危険の中に投げ込まれるというわけだ。

風邪気味だなと思ったときは、プロテインの補給と、メガビタミンの摂取が非常に効果的なのだ。

 

このことを、覚えておいて損はないはず。

   

   

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