2019年12月13日 のCoolに過ごそう

糖質制限だけでガン抑制

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糖質制限の重要性については、ブログで繰り返しているが、糖質を多く含む食べ物が氾濫し、さらにおいしいうえに低コストという3つの条件が揃っている現状を考えると、実行に移す際にはよほどの理由が必要になるかもしれない。

高炭水化物食がガンを悪化させる米は食べるな!でも説明しているが、ガンの飼はグルコースであり、ガン細胞はグルコースによって成長し増大してゆく。

もしケトン体エネルギーになったら、グルコースもインスリンもなく、がん細胞が成長するための燃料燃料を与えることができなくなるのだ。

私のブログでも2015年に、ケトン体があなたを救うというコラムで書いている。

  

糖質制限でなぜスタミナがつくのか?でも書いているが、1日で摂取しても良い糖質量の目安は、体重(kg)×1g つまり体重60kgの方であれば、1日の糖質摂取量の目安は60g。 

つまり筆者が実践している、スーパー糖質制限で、一回の食事の糖質量を20g以下に抑えるという方法で可能になるのだ。

   

しかもこの事実は、80年前にすでにドイツの生理学者オットー・ヴァールブルクにより観察され、知られた事実なのだ。

そして彼は1931年にノーベル賞を受けている。

  

つまりほとんどのガンの原因は炭水化物や糖によるものなのだ。

  

 

糖質制限だけでもがん抑制効果がある:動物実験の結果から

以下は引用した内容の意訳 

   

糖質の多い食事が、がんの発生率を高め、がん細胞の増殖や転移や再発を促進することを示す動物実験や臨床試験の結果は数多く報告されている。

糖質摂取を減らすとがん細胞の発生や増殖を抑制できることは、多くのエビデンス(証拠)がある。

  
糖質制限に加えて、脂肪の摂取を増やしてケトン体を産生させるケトン食の方が糖質制限のみより抗腫瘍効果が高いと考えられている。

糖質制限食とケトン食は、両方とも糖質摂取を減らすことができる。

  

ケトン食とは脂肪酸の摂取を増やしてケトン体の産生を増やす食事のこと。

ケトン体自体に様々な抗腫瘍効果があるため、単なる糖質制限だけよりケトン食の方が抗腫瘍効果が高いと考えられている。

  
しかし、糖質制限でもケトン食でもがん細胞の発生や増殖を抑制できなかったというネガティブな実験や臨床試験の結果も報告されている。

がんの種類や食餌(食事)の内容や実験デザインなどで得られる結果が異なるためだ。

   
糖質制限だけでは抗腫瘍効果に限界がある。

その理由は糖質を全く摂取しなくても、血糖値はゼロにはならないためだ。

   

それは、肝臓でアミノ酸や乳酸やグリセロールなどから糖を作るためで、これを糖新生と言う。

肝臓では糖新生が行われるため、糖質を全く摂取しなくても、血糖値は正常に保たれる。

    
がん細胞はグルコース(ブドウ糖)を取り込むグルコーストランスポーター(GLUT1)を過剰発現しているため、糖質制限の条件でも、糖新生で作られたグルコースをどん欲に取り込むためだ。

糖質を摂取すれば血糖値があがり、インスリンの分泌が増えると、グルコースとインスリンはがん細胞の増殖を刺激する。

  

したがって、糖質摂取を減らせば、がん細胞に供給されるグルコースも分泌されるインスリンの量も減るので、その分、がん細胞の増殖はスローダウンするのは確かだ。

つまり、糖質制限だけでも、がん細胞の発生を予防し、がん細胞の増殖や転移や再発を抑制する効果は得られるのだ。

   

しかし、人間での臨床試験などを総合的に評価すると、今存在するがん組織を縮小させるだけの効果は無いと言わざるを得ない。

がんを縮小させるためには、糖質制限に加えて、ケトン体の産生を高める方法(中鎖脂肪を多く摂取)、肝臓での糖新生を阻害する方法(メトホルミンなど)、解糖系を阻害する方法(2-デオキシグルコースなど)、脂肪酸合成を阻害する方法などの併用が必要だ。

 
糖質制限食やケトン食が、抗がん剤や放射線治療の抗腫瘍効果を高めるという報告も数多くある。

抗がん剤や放射線治療でがん細胞を攻撃しても、がん細胞がグルコースを十分に利用できる状況であれば、ダメージを回復して増殖に転じることができる。

 

しかし、グルコースの供給を減らすことができれば、エネルギー産生や細胞分裂のための細胞成分を合成できないため、縮小効果を高めることができるというわけだ。

がんの治療においては、「糖質を過剰に摂取することは治療効果を低下させる」と言っても過言ではないと言える。

  

抗がん剤治療中は糖質摂取を減らすだけでも有効なのだ。

  

極端な糖質制限や高脂肪食によるケトン食の実施が困難なときは、糖質の摂取量を摂取カロリーの10~20%程度に減らすだけでも効果が期待できる。

厳密なケトン食が実施できないときは、この程度の軽めのケトン食でも抗腫瘍効果は期待できそうだ。

  
進行がんの場合は、10~20%程度の糖質制限か、軽いケトン食を行いながら、がん細胞の解糖系を阻害する2-デオキシグルコースやAMPKを活性化するメトホルミンなどを併用すると、それほど苦痛や困難を感じずに、効果的ながんの治療が行えるはず。

 

  

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