2013年06月25日 のCoolに過ごそう

車雑誌が売れなくなる理由

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ベンツニューAクラスは名車かダメ車か?

ざっとメディアを見ると、かなり好意的。 大スポンサーのクルマなので当然か? (笑)

大ヒットの予感 WEBCG

【メルセデスベンツ A180 BlueEFFICIENCY 試乗】アグレッシブで上質なCセグの新星…島崎七生人

メルセデス・ベンツ A180 ブルーエフィシェンシー スポーツ MOTOR DAYS

 

メルセデスベンツAクラス「A 180」がバーゲンプライスと思えるこれだけの理由

【試乗記】Mercedes-Benz A180

ヴァレッタの休日 ~まったり気分をあなたに~

  

 

というわけで、こうした媒体を読む限り、買ってしまいそうな車だ。

ゴルフVII の前に出して、売ってしまおうというわけで、メルセデスのこの目論見は、台数的にはかなり成功したように見えるわけだが・・

だがモータージャーナルという、スポンサーとは関係のない、有料メルマガでのインプレッションでは全く別物の評価となっている。

    

試乗車は A180、つまり1.6直4ターボ。

結論は「少なくともAクラスはかなり具合の悪いクルマ」と結んでいる。

まんま引用することはできないので、内容を箇条書きにまとめてみた。

 

いいところ

まず、高そうには見える

エクステリアも、内装も、上位のCクラスとかに、さほど見劣りはしない

ベンツの作った2BOXだと言われて、普通のひとが眺めて首を傾げるようなものにはなっていない

ダッシュの上側なんかスラッシュ成形だし、ドア内張りの樹脂のシボも、いきなり安っぽくなったりしてない

空調やNAVIオーディオのスイッチ周りもCクラスやEクラスのやつと同じ感じに見える

右ハンドルのオフセットが何とか消せてる

実はステアリング軸はシート座面中央に対して左にズレている。

ブレーキペダルはそのステア軸よりもはっきり右側にあって、自然に脚を伸ばしたところにアクセルとブレーキがある。

全幅1800mm 近くあるんだから、そうなってるのは当たり前なのだが

だが右ハンドルも視野に入れた設計ではない

テレスコの調整幅は広め

目一杯伸ばしたところで辻褄が合う。

つまり人間がデフォルトの左ハン版の設定よりも後ろに寄せて座らされているわけだ

つまりペダルを後方に寄せてオフセットを消している設計

だが、右ハン版ジュリエッタあたりよりは遥かにマシ

運転してて身体に妙な負担が来ることはない

  

  

Aクラスのいいところ、他にはなし

全部ダメ

 

 

乗り心地

ダブルレーンチェンジ対策でガチガチに締め上げざるを得なくなった初代ほどの硬さではない。

だけど、妙な揺すられ感が常に出ながら走る感じ

不整で角の立った強い突き上げ感も出る

振動騒音関係は基本的にダメ

前と言わず後ろと言わず、刺々しい質感の暗騒音がずっと床のほうからしている > これが乗っていて疲れる

シートは骨格剛性も並だし、ランバーサポートも足りない

取付け剛性も並

  

高速じゃあAピラー周りからの風切音がザワザワとうるさくて耳につく

後席もダメでシート座面は薄っぺらくて、尻が痛いわ揺すられるわで座面長も情けないほど短い

ホイールベースは2700mmもある

なんだが、幅広のBピラーで足入れがしにくくなるところを、座面の長さ削って対応してて、そのザマ

パッケージ設計が下手としか言いようがない

ヘッドクリアランスも無きが如し

ルーフサイドレールが盛大に垂れ下がってるから、乗り降りで頭ぶつけそうになる

あのスタイリングには代償がある

全高1435mmじゃあ、現代の車体設計だと、正しく座れる後席は、物理的にまあ無理

後ろに座りたい奴は、兄弟車で全高が1540mmあるBクラスを買ってくれということか

今度のAとBの関係は、カローラ/スプリンターと、カローラ・セレス/スプリンター・マリノみたいなもの

だが、そう分かっていたとしても、あの後席は辛い

まるでパーカーのフード被ってるような閉塞感がのしかかってくる。そこに、あの突き上げと音振

酔いそうで、行きの東名で後ろに座ってた森さんは、大井松田の前で、すでに酔いそうだって言ってた

 

 

エンジンは味気ない音を撒きつつ、レブリミットの6300rpmまで、ただバーッと回るだけ

腰下に平行2軸式のバランサーシャフトが入っているらしくて、盛大なゴロゴロ振動はないが、静かとか滑らかとは無縁

チカラは足りない 122ps/5000rpmの20.4kgm/1250~4000rpm て、ゴルフは旧型の1.4ターボで出してた数字

 

トランスミッションは7段ツインクラッチだが半クラッチがノンビリしすぎ

変速のキレも先行同類に劣る

自動変速時のシフトスケジュールも要を得ていない

森さんは CVTかと思った とか言ってた

これなら普通のトルコン+遊星ギア式ATの6段とかにしてくれと思った

ブレーキはリニアリティが不足している

 

 

操縦性

 

リアが軽々しいクルマ

高速を走っていても、曲がるときも、後輪のグリップ感があまり出てこない

ステアリングを切ると、フロント外側が少し沈む感覚で旋回に入っていくんだけど、そのときリア外側輪に荷重が乗ってくる実感がなく、なんだか軽薄に回っていく

旋回指向かというと、そうではなくて感覚が軽々しいだけで、機動そのものは別に鮮やかじゃあない

厄介なのがEPS

安物のコラムアシストじゃあなくて、ラックアシスト式

これが微舵がダメダメ

おまけに曲がるとき、さっき言った軽々しい旋回に入っても、入る前と保舵力が変らない。前輪がどう仕事をしてるのか伝わってこない

それって怖いが、微舵がヘンだから細かい修正もしにくい

 

こういうクルマが裸で284万円

ゴルフVIIは1.2なら249万円。A180よりずっとリキがある1.4でも269万円

ゴルフVIIは凄くきちんと作ったゴルフIV

Aクラスより全高が25mm高いけど、はやり屋根は低くて、パッケージは理想的ではない

だがスタイリッシュで、工業製品としての質感は感嘆するほど高い

じゃあAクラスと似てるのかというとがゴルフは、スタイリングに譲って理想パッケージの体現はできないが、その中で何とかしようと筋の通った努力をしている

実際に勘弁してくれよっていう水準までは堕落してない

VIIは、装着タイヤのグリップレベルがたいしたことないせいもあって限界は思ったほど高くないから、低次元エンターテイメントだったIVと、その意味では同じ傾向ではある

しかしIVみたいに高速コーナーで簡単に破綻しかけて怖いってことはなさそうだった

    

    

そんなゴルフVIIよりAクラスは明確に落ちる

そりゃもう完敗でお話にならない

なのでかなり割高感がある。

内外装を眺めるだけなら、284万円は納得できるだろう

しかし中身は全然納得できない

技術の達成レベルが低い上に、真面目にやってもいない

    

    

買おうというひとがいたら、止めるクルマかというと、止める

羽交い絞めしても

Aクラスを褒めた記事があったら? > そいつを書いた人間は、クルマを見る目が皆無か、嘘つきか、生殺与奪権でも握られてたかのどれかだろ

   

   

そうかあ。3代目になってもダメなのかあAクラス

初代と2代目は、基本設計の足枷があったから仕方ないところもあった

だが、今度の3代目も同じだった

落款で買った奴と笑われるクルマ

前のより見た目の体裁が整っているだけ騙されやすいかもしれない

       

   

というわけだが、なんたる違いだろう。(笑)

何に比べて、いいのかは、まさに人それぞれ。

試乗したとしても、その人の基準によっては、Aクラスはいいクルマだ!って思うこともあるわけだ。

     

たとえばポルシェを一度でも所有したことがある人は、そのレベルでの基準をカラダが覚えることになる。

だから他の車に乗って走れば、そのレベルで比較した、良し悪しがわかるわけだ。

だがヴィッツやアクアに乗っていれば、Aクラスは素晴らしく良いクルマに思えるかも知れない。

    

こうして考えると、車選びというのは、かなりリスキーな行為なのだが、反面、面白く楽しいことでもあるわけだ。

だが我々は毎日とっかえひっかえ、いろいろなクルマに試乗できるわけではない。

比較の基準が少なければ、評価の基準となる進路がズレ始めていても、気がつかないのは当然のことではないだろうか。

 

有料の Motor Journal を、何故購読しているのかといえば、様々な基準を知ることができるからだ。

そうして、様々な基準が蓄積するにつれ、スポンサーのついている媒体での評価が、いかにアテにならないかが、だんだんよくわかるようになるというわけだ。

だから幸せになれるかどうかは、また別のハナシなのだけれど。(笑)

 

ストップと再エントリー

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昨夜の米国マーケットはショートサイドマーケット

ネットエイドのパフォーマンスはトータルで +8040ドル と、獲りやすいマーケットだったといえるだろう。

こういうときにしっかり獲ることができるかどうかは、ストップの付け方によって大きく左右されるわけだ。 

 

難しく微妙な例は BIDU                            


BIDU0624.gif

36分にエントリーすると・・最初のトレードはブレイクイーブンか150ドル前後のカットロスとなるはずだ。

                   

0624exematsu.gif   

心は熱く 頭は冷静に

 

上の彼はマイナス165ドルのカットロス。 

下の彼は手仕舞いがローソク足一本分早くマイナス80ドルとなったわけだ。

  

0624exeonode.gif 

プロになるためのトレーディング日誌 

 

さて1分足で見ることができれば・・

BIDU0624-1.gif

ここにストップを設定すれば、カットロスすることなく、その分が上乗せされたわけだ。

だが、マイナス236を越えたということでカットロスしても、再エントリーさえすればいいわけだ。

   

二人とも、カットロスのあとで、 BIDU へ再エントリーしているが、さすがだ。

これだけの利益を叩き出せるのは、こうした基本がきちんと出来ているからだろう。

こういうトレードを見ることができて、ホント幸せだ。^^V

 

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