2016参院選雑感

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今回の参院選の投票率(選挙区)は54.70%で、戦後4番目の低さだったという。

2016election.jpg

ネットでは、すでに鋭い意見が飛び交っているので、それらをまとめてみた。

    

日本の総理は好き勝手のやり放題

選挙活動は投開票日の前日までと決まっているのに、安倍自民党は投開票日当日の今日になっても新聞各紙に広告を打ち、YOU TUBEなどの動画サイトでCMを流し続けていた。日本の総理大臣は、公選法違反を犯してもお咎めなし。これが法治国家と言えるのか? 

選挙中は「憲法改正」を一切口にしなかった安倍晋三だが、選挙が終わって3分の2を取れそうだと分かったとたん、「我々自民党はずっと憲法改正と言い続けてきた!」と豹変。

安倍晋三「今回の参院選の結果によって『アベノミクスを加速せよ』という国民の意思が示された」って言い張っている。

それは違うだろ。

  

破綻している選挙制度 

池上「おめでとうございます。今井さん沖縄の方なのに基地問題のことに一度も触れてないですね?」
今井「沖縄の問題をしらなかった」中継切れる
池上「沖縄の問題を知った上で立候補されたのかなと思っていたのですが、ビックリしました(苦笑)」

日本の選挙では、こういうのでも、自民党の組織票で当選するのだ。

これだけ影響力のある三宅洋平氏が落選し、マニフェストは無く影響力も皆無で沖縄のことなどこれっぽっちも考えていなかった今井絵理子が当選する。これって日本の選挙制度そのものがすでに破綻している証拠ではないか? 

   

民意

自公政権が痛みを押し付けてきた沖縄県と福島県で現職の大臣が2人も落選。片や米軍基地、片や原発事故。

沖縄は「辺野古移設反対」を訴えた伊波洋一氏が当選し、自民党の現職大臣の島尻安以子氏は落選下結果を見ると、選挙でまともな結果を出したのは沖縄だけということになる。

選挙の直前まで、ダラダラと党内調整をしていた民進党。一方でいち早く野党共闘の重要性をアピールして積極的に動いた共産党は最初のチャレンジで32の1人区すべてで野党統一候補を実現、11で勝利を勝ち取っている。これは大きな成功と言っていいだろう。野党がバラバラで戦った場合、かなり厳しい結果が出たことは間違いない。

  

マスコミの嘘

マスコミは「全国32の1人区のうち自民が21を制して圧勝」などと報じている。

だが前回2013年の参院選では全国31の1人区で自民は「29勝2敗」だった。

つまり今回の「21勝11敗」という結果は「野党共闘にやられて大きく議席を減らした」と報じるべきなのだ。

  

コメント(2)

随分、悔しそうですね(爆笑)

その通りです。(笑)

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