ドーピング

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ロシア参加、判断先送り=IOC、法的観点で精査-リオ五輪〔五輪〕

【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)は19日、電話会議方式による緊急理事会を開いたが、2014年ソチ冬季五輪などのドーピング検査で国家ぐるみの不正があったと世界反ドーピング機関(WADA)に認定されたロシアの選手について、リオデジャネイロ五輪参加を認めるか否かの判断を先送りした。

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IOC臨時理事会の決定事項要旨

世界反ドーピング機関(WADA)調査報告書に名前が挙がったロシア・スポーツ省関係者らへの処罰を検討する。リオデジャネイロ五輪へのロシア選手団の出場禁止に関する法的問題を精査する。このため、国際陸連決定についての7月21日のスポーツ仲裁裁判所(CAS)裁定を考慮に入れる。国際オリンピック委員会(IOC)はロシアでスポーツ大会、または会議を開催も支援もしない。WADA調査報告書に名前が挙がったロシア・スポーツ省関係者らにはリオ五輪の認証(AD)カードを発給しない。ソチ五輪に出場したロシア選手、役員、コーチについての再調査を実施する。全ての冬季五輪国際競技団体はロシアでの主要大会の開催準備を凍結する。(時事)(2016/07/20-07:13)

   

ドーピングの深い闇 ベン・ジョンソンさんが明かす

今も、医師はドーピングと同じような効果のある自然のビタミンを作ろうとしている。選手がスポンサー契約や賞金と関わる限り、薬に手を染めるリスクがある構造は変わらない。あまりに多くのお金が入ってきて、ビジネスの競争の場となっている。そして問題が発覚すれば、選手だけが罰せられる。そうした状況を見ているととても悲しい。私たち選手は奴隷のようだ。

   

ロシアのドーピング隠し、処分の結論持ち越し IOC

プーチン大統領、「国ぐるみのドーピング」指摘に猛反発

 

ロシア反ドーピング機関元幹部死す 深まる謎、真相は

モラー氏によると、本は自叙伝の形を取りながら、「旧ソ連のスポーツ薬学プログラム」「能力向上薬剤」など、旧ソ連の研究内容も含むドーピング問題の告発本だった。「私はロシアの秘密研究所で働いてきた。だが秘密研究所は(世界の)至る所にある。私は証拠を持っている」と話したという。

  

シャラポワ、出場停止の異議申し立て スポーツ仲裁裁

シャラポワについては、全豪オープン期間中の1月26日に採取された検体がメルドニウムの陽性反応を示したため、ITFは今月8日に今年1月26日から2年間の出場停止にする処分を科していた。

   

  
日本でドーピング検査をしていないのは「相撲」だけ。

  

日本の場合、スポーツ選手を支えているのは、ほとんどのケースで企業というのが現実。

多くは実業団に所属し、完全なるプロになるのは金メダルをとった一部の人だけ。

  

企業に属しているアスリートにとっては、そこそこの結果さえ出していれば金メダルをとらなくても食べてゆけるのだ。

金メダルをとったからといって、大富豪のような生活など夢の夢。

  

一方で、ドーピングをすると一発解雇となり、生活の基盤を失ってしまう。

そのため日本では、ドーピングはハイリスク・ローリターンな行為となっている。

   

   

さらに、日本反ドーピング機関(JADA)は各競技の強化指定選手に対して「居場所情報」の提出を義務付けている。

練習拠点や自宅での抜き打ち検査を行うためだ。 

申告された日時に所在がつかめない場合「居場所情報義務違反」になる。

1年半の間に「不在」が3度になると、悪質な検査逃れと認定され、世界選手権や五輪などの国際大会への出場停止処分が科される。

   

   

◆英紙サンデー・タイムズは、2001年から12年に開催された五輪と世界選手権の、陸上中長距離種目出場選手のドーピング(禁止薬物使用)検査結 果を入手。

金メダル55個を含む146個のメダルにドーピングの疑いがあると報じた。

日本選手の検査結果も5%で異常な数値を示したとしている。

     

同紙は情報提供者から、選手名を公表しないとの条件でデータを入手。

具体的な選手名は挙げていないが、異常値を示した割合を国別に並べた一覧表を掲載し、55カ国を挙げた。

 

ロシアが30%と最高で、ウクライナ28%、トルコ27%と続き、日本は米国や中国などと同率の5%

ロンドン五輪の100メートルなど3種目で金メダルを獲得したウサイン・ボルト(ジャマイカ)は含まれていないという。

     

 

ロシアの騒動が日本に及ぼす影響は?

 

       

世界アンチ・ドーピング機構 デビッド・ハウマン事務総長

「20年前と比べると、今はスポーツ業界に巨額の金が流れ込んでいます。

そのため、不正の手口はさらに巧妙になっています。

ドーピングの違反者たちの方が、われわれ検査機関よりも、はるかに多くの金が使えるのが現実なのです。」

    

   

"見えない"ドーピング 攻防の最前線

歴史的に見てみても、新しい薬が開発されると、検査法がまた新しく確立されていく、するとまた、それをすり抜けるような薬が開発される。

これをもうずっと、いたちごっこでやってきたのが現実です。

  

と同時に、今、薬物ドーピングが中心に、ビデオの中では報道されていましたけれども、例えば血液ドーピングもありますけれども、コーチから尿ですよね、尿をもらって、汚染されていない、薬物に汚染されていない尿をもらって、自分でぼうこうに注射針を使って入れるという、尿ドーピングですね、

これ、室伏選手が繰り上がりで優勝した、ハンマー投げの1位の選手がやっていた。

これも尿ドーピングの一種でしたけど、こういった尿ドーピングがあったり、あるいは現代では、もう遺伝子ドーピングの世界に来たんではないかというふうにいわれています。

 

(遺伝子操作をするわけですね?)

そうです。

  

例えば、筋肉が発育するのを抑えるような、そういった遺伝子を壊しちゃうわけですね。

ウイルスに新しい遺伝子を挿入しながら、そうすると、筋肉はどんどんどんどん発達していくようになると。

   

20%から30%の筋肉がつくっていわれてます。

そういうような遺伝子操作のレベルに来ているということです。

  

今まさに、ドーピングは進化しているということなんですね。

   

  

(やはり尿や血液の検査では、発見が難しい?)

   

なかなか難しいですね。

選手を取り巻きながら、例えば今、Vの中にもありましたけれども、医者だとか、あるいは科学者だとか、みんなチームを組んでですね、いろんな手法を考えるわけですよね。

  

だから極端にいうと、ありとあらゆる手法を考えてきたわけです。

どうしても検査のほうが、あとになるわけです。

   

多額の金が動きますので、チームにとっても必死なわけですね。

アスリートにとっても、もう一回自分がチャンピオンでお金を稼げなくなってしまうと、奈落の底に落ちてしまうかどうかの瀬戸際ですから、本当に必死に検査をくぐり抜けようとしていくということです。

   

 

 

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