二次情報で書く日記

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面白いと感じる、いわゆるインパクトのあるニュースをネタに日記を書きたい。

特にネタがないときには、苦し紛れに、つい手を出したくなるはずです。(笑)

そうした際に気をつけたいポイントについて。

 

まずインプットと、アウトプットの関係についてです。

インプットというニュースソースが、メディアの場合、多少短くしたり、「てにはを」を変えたとしても、アウトプットされる内容は同じものになりがちです。

つまり、他で代用が効く場合、読み手へのインパクトは弱く、さらに信頼性という点において、大手メディアにはかなわないのです。

ニュースソースが単に一つの「インプット」という2次情報だけを、ほとんどそのままアウトプットするだけなら、誰にでもできるわけですからね。

 

そのため、2次情報はできるだけ、複数で構成するようにします。

つまり複数のインプットで密度を高くして、アウトプットするのです。

いわゆる世の中に数多くある「まとめサイト」がこれに相当するわけですね。

 

現場に出かける手間がかからないのですから、調べ物には、しっかりと手間暇を掛けること。

手抜きで仕上げたモノは、読み手にすぐに見抜かれてしまいます。

     

じゃあ2次情報はどれくらいの数を集めればいいのでしょうか?

たとえば先日の 「高度な修復?」 で書いた内容はまんま2次情報で構成されています。

ですが、これを書いたとき、日本のメディアで「修復」を手掛けたセシリア・ヒメネス教会員の写真は、どこも掲載していませんでした。

 

そのため英語のサイトを検索することにしたのです。

英語版CBSニュースの動画で発見した修復者の画像を取得、記事へ追加。

多くの日本人は英語が弱いため、英語のサイトを検索する人の割合は非常に少ないのです。

   

CNNジャパンのタイトルは「スペイン19世紀のフレスコ画、「修復」のなれの果て 悲惨な結末」というものでした。

キーワードを「スペイン・フレスコ画」に絞り、英語で検索。

スペルがわからなければ、ヤフーやグーグル翻訳を使えば簡単にわかります。

修復前と後の画像も、日本のメディアが使っていないものを探しました。

  

大手のメジャーなサイトのニュースで、自分が知りたい情報が含まれていなければ、それは大きなチャンスなのです。

ですがこうしたニュースネタは、大手のメジャーなサイトに負けない、スピードが必要です。

なぜなら、複数のインプットで密度を高くしようとモタモタしているうちに、旬の新鮮さが失われては、元も子もないからです。(笑)

私はインプット情報を複数集めて3割くらいになったら、即アウトプットのため書き始めることにしています。

そうして書いてゆくうちに、方向性が決まり、どんなインプット情報が必要なのかが、明確になってゆきます。

目指すゴールさえ決まれば、コトは意外にスムースに運ぶものなのです。

     

こうしたプロセスでは、どの程度の数のインプットを揃え、どのタイミングで書き終えればいいのかのバランスを素早く察知し、速攻でまとめる能力が必要になります。

大手のメディアは、他のメディアに抜かれないように、早くアップすることが求められます。

そのため特に外国のニュースは、共同通信からの情報という、3次情報を使うことになり、どれも同じような、浅い内容のものになりがちです。

 

ここに素人がつけ込むチャンスがあるというわけです。(笑)

このように、こうしたニュースをネタにする場合、我々素人にも、スクープをモノにする、という姿勢が必要になります。

ここまで読んで、「意外と面倒だなあ・・」と思われた方は、オレは一次情報だけで書くぞ、と思われるかも知れません。

  

ですが一次情報だけで構成された日記には、意外な盲点が潜んでいるのです。

というわけで、またまた続きます。(笑)

 

  

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