筆の進む考え方

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書かれたものには、書き手の素性が垣間見える。

これは読むという根源的な楽しみのひとつでもあります。

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短いコメントなら短いなりに、そして長くなればなるほど、それが鮮明に現われてくるもの。

もちろん、そういうことを前提に書けば、ある程度演じることはできるかもしれません。

ですが数が増えてきたり長い文にになってくると、やはりその素性というものが、端々に現われているものです。

     

ブログでは、野次馬的な興味を満たしてくれるものは、簡単に人気を集めることができます。

事件やニュースについて、オフィシャルなメディアでは書かれていない事に触れたものは、真偽のほどはともかくとして、多くの人がアクセスをします。

   

怒りや更なる好奇心を鼓舞する内容というのは、そのこと自体の刺激により、矛盾点が隠される傾向があります。

文責を問われない一般人のブログでは、書きやすくまた書き手の自己満足をも容易に満たしてくれるため、今後も増える傾向にあっても減ることないでしょう。

   

ですがそうしたものは、読んだからといって、けっしていい気分になることはありません。

     

そうした社会的なニュースや現象を説明し、分析するだけの内容のものは、ネット上では履いて捨てるほどあります。

ですからそれをすべて見ていたのでは、時間がいくらあっても足りなくなるわけです。

   

それに何よりも問題なのは、読み手はその真偽のほどを「確かめる手立て」を全く持っていないというと言う点です。

つまり書き手の意のままに操られることになりやすく、さらに読み手のメンタル面にも決してよい影響を与えないのです。

   

誰にとっても、一日というのは24時間しかありません。

この点において、お金持ちであろうと、有名人であろうと、どんな立場にいようと、すべての人に平等です。

 

ですから、その24時間のうちで、有効に使える時間を、何のためにどう使うのか?という点を含め、ネットで何を読み、何をどう役立てて自分のプラスにするのかということを考えることは、決して無駄ではないはずです。

そうしたことを考えている人と、全く意識をすることがない人とでは、時間の流れが過ぎれば過ぎるほど、こうした「コンシャス・意識」から生まれる違いは大きくなってゆきます。

まさに昔から言われている、塵も積もれば山となる・・です。

  

「読むもの」を選択する場合、まず人を鼓舞し勇気づける内容やエッセンスが含まれているかどうか。

これは私にとって、とても大事な点です。

   

これは言い換えると「人に対して働きかける力」と考えてもいいと思います。

でもそうした内容というものが文章に含まれていても、あるいはそうでなくても、書き手には直接の損得がない部分です。

 

ちょっと下世話な言い方をすると、たとえそうしたエッセンスを込めて書いても、一文の得にもならないことなのです。

ですが、そうしたものが含まれたものに出会うチャンスは、決して少なくはありません。

   

ではどうして、そのような文章が存在するのでしょうか?

   

それは書き手から自然に生まれるものであり、それは文章の隙間から溢れ出ているものだからです。

ですが、往々にして書き手は直接にはそうしたことを、意識していないことがあります。

    

ですが、それがゆえ、どんなものにも浸透するだけの力とエネルギーを秘めているのです。

ちょっとキザな言い方をすれば、その正体は「溢れ出る無償の愛」から生まれるものだからです。

  

面白いことに、それを感じることができない読み手は、そうしたものが溢れている文章を読んでも気が付かないのです。

    

最後になりますが、そうしたものを見分ける方法があります。

それは時を越えているかどうかです。

   

何年後に読んでも、そうしたものにはある種の響きがあります。

ニュースや出来事について書かれたものは、ほとんどのものがそういう意味では「寿命の短い」ものばかり。

   

優れた本というものは、時を越えて世界中の人に感銘を与えることができるだけの寿命と力を持っています。

  

自分書いたものに、少しでもそうしたものがあることを信じ、そして託して書く。

これができるようになれば、書くことは最高に幸せな行為の一つになるのかもしれません。

   

  

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