ストップの付け方

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手仕舞いは難しいと書かれていたので、アドバイスです。

15(月)の東京マーケットでの銘柄で説明をしておきます。

6758-12.gif

さてマナ板の鯉となるのはソニー(6758)。(笑)

 

6758-2.gif

エントリーをしたら、1000株の銘柄で8円相当の位置▼8千円にストップを設定します。

この場合、リバーサルプレイなので、この時点では利益が出ています。  

  

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ですが次のローソク足で、ゲインはマイナスになってきました。

基本的に最初につけたストップは動かしません。

 

イントラデイのこういうトレードでは、ローソク足が動くたびに、ストップの位置を移動すると、銘柄数が増えた場合、忙し過ぎますからね。

最初につけたストップというのは、これ以上の負けを喰らわないための、安全ネットなのです。

薄すぎず厚すぎずというバランスというか、今までの経験から、オレは8千円くらいにしています。

絶対に8千円というわけではありませんからね。 

  

6758-6.gif

さてエントリーした足の利益がなくなる位置まで下げてきました。

サポートを切るのか、ここで反転するのか?

というわけで次のローソク足を待ちます。

  

6758-8.gif

サポートを切ってしまいました。

「ダメージの少ないストップ」というのは手仕舞いの位置です。

COOLでも書いたことがありますが、手仕舞いのためのストップという考え方があります。

  

つまり次のアタマで手仕舞いをするということです。

すると▼6千円くらいのカットロス。

 

ですが3本の陰線を見るとフォーメーションができあがっています。

つまりこの次に陽線が出て、ロングサイドに動き出す可能性があるのです。

つまりマイナスが減る可能性もあるわけです。

 

そうするとここで2択問題になります。

▼6千円でロスを受け入れるか、反転する方に賭けるか?

MAを見れば分かりますがトレンドはダウントレンドです。

トレンドは下げる確率の方が高いことを示しているわけです。

 

念のため、日経平均の指数を見ておきましょう。

jnkc1.gif

ギャップダウンリバーサルでロングサイドへ動いています。

なのにソニー(6758)は下げている。

ということは、指数に影響されてソニー(6758)が上げるげる可能性は低い。

と見るのが妥当ではないでしょうか。

 

6758.gif

というわけで、▼6千円のロスを受け入れて、カットロスを選択したわけです。

リバーサルプレイですので(念のため)(笑)

   

では戻すと踏んでカットロスをしなかったらどうなるでしょうか? 

6758-10.gif

陰線が4本続いたあと、反転していますが、ここでの反転を見ると弱いですねえ。

戻すのなら陽線2本くらいで、せめて陰線4本分の「半値戻し」をするチカラがないとダメでしょう。

ですが、その後でまた陰線が出て、せっかく戻した陽線を呑み込もうとさえしています。

  

6758-11.gif

なので、もしここまでホールドしていたのならですが、オレならこの位置で手仕舞いするでしょう。

ほぼ▼8千円弱くらいのカットロスですから、想定内です。

  

6758-12.gif

  

かんきちくんは、まだ1年足らずの経験しか無いので、まあこれはしかたないでしょう。

上で説明したような考え方を理解し、実際のマーケットで経験を積めば、成績はさらに上がるはずです。

10銘柄エントリーの手法では、こうした細かい積み重ねも、トータルでは大きくなって行くのです。

   

今日のトレードを見る限り、惜しいなあ・・と思ったのは、このソニー(6758)だけでした。

   

他の9銘柄はオフィシャルと比べても、遜色のない、素晴らしい結果を残されています。

毎日コンスタントに、これくらいのレベルのトレードができれば、日本株でも、プロとしてやってゆけるでしょう。

   

大事なことは、焦らずじっくりとスキルを積み上げることです。

   

車の運転でも、1年間は初心者マークを付けて走らなければならないのです。

トレーディングというのは、一生涯にわたって、経済的基盤を支えるための技術です。

それを身につけるために、どれくらいの時間と情熱を掛けて取り組もうとしているのか。

 

プロトレーダーになるためには、ここが問われるのです。

   

日本株でのトレードが一ヶ月で、どれくらいの成績になるのかが楽しみです。

スキルは米国株とも共通するものですから、こうした経験はいつか大きく花開くときが来ることでしょう。

そうした自分を想像し、その姿を信じることです。

   

頑張ってくださいね。

   

コメント(1)

詳細な解説、ありがとうございます。

単純に底値抜けで、すぐ脱出はよくやってたのですが
反転まで計算する事は、今までなかったですね~

とりあえず、日本株は急に-8千円を超える事は無いし
伸ばす方向に集中して、頑張ろうと思います。

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