2012年06月03日 のCoolに過ごそう

夏を迎えるアルバム

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夏の日差しがアンニュイな午後に、ピッタリのアルバムをご紹介。

「トリノの奇跡、ヨーロッパの哀愁」というサブタイトルが付く、イタリアのトランペッター Fabrizio Bosso。

ファブリッツィオ・ボッソ - ニュー・シネマ・パラダイス

超一流の腕を70%くらいしか使わず、その分「音楽」として楽しませるいう余裕でで構成された、彼にとっての3枚目のアルバム。

 

 

1.ザ・ニアネス・オブ・ユー
2.ニュー・シネマ・パラダイス
3.ユーヴ・チェンジド
4.恋に終わりなく
5.我が心のジョージア
6.夏
7.ヒオ・ジ・マイオ
8.サマー・サンバ
9.ジョイフル・デイ
10.あなたを思い出すこと
11.ユーヴ・チェンジド(インストゥルメンタル)
12.この素晴らしき世界
13.身も心も(Body and soul)

 

FabrrizBosso00B.jpg

 

かすかに一定のリズムが刻まれ、少し不安を覚える和音からストリングスが流れはじめ、やがてミュートトランペットのメロディー。

そしてあるポイントから一気に色が変わる・・

一曲目からリスナーのハートを鷲掴みは反則でしょう。(笑)

メロディーを繋ぐスケールのフレーズが私好み。

 

ニュー・シネマ・パラダイスのイントロに、ミュートをはずしたトランペットのサウンドが絡み、例のメロディーが流れると、もう堪らない。

 

●YouTube - "Nuovo Cinema Paradiso" Final Scene

http://www.youtube.com/watch?v=BW_-0H_u3RQ

 

4曲目(恋に終わりなく)では、ゴージャスな3拍子のバックに乗って、サックスとペットのアドリブが交互に宙を舞う。

普通こういうストリングスが絡む演奏は、甘さだけが全面に出て、何となく物足りなくなりがちなわけですが・・

このアルバムでは、ハードにバリバリと吹きまくるアドリブのフレーズでもって「どうだ!」といわんばかりに、繰り出されるため、そうした心配はご無用、というわけです。

つまりストリングスとアドリブフレーズでもって、いわゆるアメとムチ。(笑)

 

FabriziBosso01B.jpg

 

5曲目はレイ・チャールズのあの名曲 Georgia on my mind

淡々と吹くテーマの合間に見せる、メロディーラインの崩しでもって「おぬしできるな!」ということをわかる人には、わからせるという案配がまたニクイ。

ピエトロ・ルッスのピノソロも琴線に響くセンスとあいまって、スパイスをとして効いているし、という具合で、まっくもっていやはや。

 

FabriziBosso02B.jpg

 

6曲目は「ESTATE」。

ライブですぜ。

このライブバージョンはピアノソロ、ベースソロ、そして肝心の彼のソロはないのかという間合いで、ソロが始まるわけですが・・

いやあ、参りました。

 

アルバムでは哀愁を帯びたピアノのイントロとゾクゾクするようなストリングスで始まるわけですが、まずテンションノートをしっかりと含ませた色合いで引っ張る。

こうして不安感を煽ったうえで、歌と同時にリリースし、聴き手のココロを一気に解き放つという、エモーショナルな揺さぶりでもって、引きずり込むという、なかなかの手口。

こうなると、もうダメでしょ。ここまで聴いて買わないケースというと、財布を忘れたときくらいか。(笑)

  

この曲はカルロス・ジョビンの曲だと思っていたのだけれど、違うんですね。

ライナーノーツを読むと、歌手でシンガーソングライタのブルーノ・マルティーノが1961年にイタリアでヒットさせたナンバー。

後にカルロス・ジョビンが自分の持ち歌として好んで演奏したという。

なるほど。

しかしこのスロー・ボサの間奏を、彼はフリューゲルの甘いノートでアドリブするわけです。

そのプレイは行き過ぎず、かといって足りなくもないという絶妙な匙加減。

 

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7曲目はイヴァン・リンスの曲で「RIO DE MAJO

8曲目のサマー・サンバで夏の気配も存分に楽しめるという心憎いアルバム。

 

最後の11曲目 You've Changed は甘いフリューゲルのノートで、夢見心地の世界へ。

 

おまけ

Fabrizio Bosso & Irio De Paula - Wave

 

繊細でデリケートな女性のハートは、溶ける恐れがあるため、ご注意あれ!

日本版ではボーナストラック「この素晴らしき世界」と「Body and Soul」が、さらに追い打ちをかけてくるので、重ねてご注意を。(笑)

 

ロータス・ヨーロッパ

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オートバックスへの途中で追い抜いたロータスヨーロッパ。

何と同じオーロバックスへやってきたのだ。(笑)

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イギリスのスポーツカーメーカーであるロータスが1966年から1975年まで製造。

 

リアからの眺めが特徴的。

エラン譲りの強靭な逆Y字型バックボーンフレーム。

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ナンバープレートが大きく見える。(笑)

 

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室内

右ハンドルなのでシリーズ2ではないだろうか。

シリーズ2から、接着で固定されていたFRP製ボディパネルは、ボルト固定式に変更されている。

  

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直列4気筒DOHC 1558CC・5速

タイアを見ると、大事に扱われていることがわかる。

 

マーケット展望

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まずは月足で大きな流れをチェック。

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ナスダック総合指数の月足。

大きく下げたようだが、まだアップトレンドライン上だ。 

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ダウ平均指数の月足。

高値更新までは少し距離はあるが、まだアップトレンドラインの上。

 

 

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日経平均指数の月足。

依然ダウントレンドで、直近の安値をテストする位置。

 

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TOPIX・東証株価指数の月足

これもダウントレンドで直近のサポートをテストする位置。

 

 

ここからは週足。

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ナスダックの週足。

 

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ダウの週足。

米国株は200MAがサポート。

  

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日経平均の週足。200週移動平均線(200MA)の下。

 

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トピックスの週足。これも日経と同じで200週移動平均線(200MA)の下。

日本株は 200MAがレジスタンス。

 

レンジアベレージ 

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上がナスダックで下がダウの週足。

動く値幅はこれから大きくなりそう。

つまりデイトレーダーにとっては、利益幅が大きくなるということ。

 

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上は日経、下はTOPIXの週足。

ジリジリと値幅が少なくなっている。

日本株はデイ・トレードには厳しい理由は、こういうところにもあるわけだ。

 

 

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