この方は熱心なトレーダーで、トレードフロアではなくて、自宅でのトレードでの成績としてはトップクラスです。
    6月からの月別成績は、1万2千ドル・3千200ドル・2千ドル・4千500ドル・5千500ドル。
    自宅からトレードされている方で、これ以上の方はたぶんいらっしゃらないはず。
    それくらい、いいセンまで来られているので、あえて愛のムチを・・というか、まな板に載せたわけですけどね。(笑)
     
    で下記がご質問のメールです。
     
    大変お世話になっております。
    サンプルに選んで頂きまして、ありがとうございました。
    おかげさまで、また耳が痛い感じです。(笑)
     
    自分では何気ないこと・コメントに、自己流トレードに迷い込む恐れが潜んでいることを認識しました。
    特に、様々な理由をこじつけて、大きなロスをカットすることを拒否する症状は、習慣化してしまっています。。
    この風穴から、なし崩し的に、基本ルール崩れていく前に、これを絶好の機として、生まれ変わったつもりで(?)、拒否症状を撲滅します!
     
    
    さて、ついでと言っては恐縮ではございますが、銘柄管理から執行までの流れに関して、ご質問させてください。
    まず、ロングサイド銘柄(あるいはショート銘柄)管理・並べ替えを、3分足チャートで行うと理解しております。
    次に、抽出された上位銘柄は、どのようにして、どのタイミングで、執行ウィンドウのあるチャートにもってくるのでしょうか。
     
    3分足において、2分経過後くらいに、執行用のチャートにその都度入力するのでしょうか?
    訓練された方は、1分足チャートを確認してから執行されると思いますので、銘柄管理用の3分足チャートのまま執行されるとは思えません。
    どこかのタイミングで、執行用の3分足かつ1分足チャートに、上位銘柄を移すと考えております。
     
    週末オーダーした、1つ目のディスプレーが昨日届き、トレード前に色々考えたのですが、混乱したまま終わってしまいました。
    本来であれば、セミナーに参加しお伺いするのが筋ですが、来月まで忙しいため、メールさせて頂いた次第です。
    ご回答頂けたら、大変助かります。
    何卒、宜しくお願い致します。
    P.S. 一応、チャートとチェックシートの検証は、『続きを読む』の中に格納してあります。不十分だとは思いますが。。
     
    まずオープニングですが、3分のローソク足2本の後でエントリーです。
      
    その手順ですが・・
    2本目のローソク足が確定する30秒前までに、両サイドの指示銘柄の並べ替えを続けます。
    そして2本目のローソク足が確定する30秒前からチェックシートに選択した銘柄を書き込み、3銘柄に絞り込みます。
    15秒前に執行ウィンドウへ入れて執行。
     
    3本目のローソク足が始まってから30秒以内に、執行されたチャートへストップをつけます。
    つまり新しいローソク足が始まって30秒後から、並べ替えを始めるわけです。
    そして3本目のローソク足が確定する30秒前までに、両サイドの指示銘柄の並べ替えを続けます。
     
    3本目のローソク足が確定する30秒前からエントリーした銘柄をチェックシートへ記入、判定して入れ替える銘柄を決めます。
    両サイドの指示銘柄の並べ替えられているチャートから入れ替える銘柄を選択して、執行ウィンドウへ入れておきます。
    手仕舞う銘柄の執行ウィンドウのボタンをクリックしたあと、即エントリーする執行ウィンドウのボタンををクリック。
     
    あとはこのサイクルを繰り返すわけです。
    執行ウィンドウの数は、トレーダーによって違いますが、トレードフロアでは6つから12くらいの間。
    できないときは、ワンクリックシミュレーションで、ゆっくりとこの動作ができるようになるまで繰り返して、手順をアタマの中に叩き込んでください。
    いきなり実際のマーケットでやろうとしても、できないでしょうからね。
     
    執行の際は3分足が基準です。
    1分足はあくまでも緊急脱出用。
    エントリー後すぐに大きく下がってしまった場合に使います。
    あと、たとえば陽線が続いている場合、エントリーのタイミングを探すために1分足でプルバックを探したりすることがあります。
    それと同じ色が続いているときに、3分足のヒゲの部分がどうなってるのかを1分足でチェックする、というときにも使います。
    ですが無理してまで1分足を見る必要はありません。
    余裕があれば、見て参考にするという程度です。
      
    エントリーして上がるかどうかは誰もわかりません。
    チェックシートへの記入で判定し、ダメなら切る。
    シンプルなルールで、淡々とこうした処理ができるかどうかです。
      
    これ以外の要素を入れても、動かないダメな銘柄はダメなのです。
    一方で指数が下がろうと関係なく上がってゆく銘柄もあるわけです。
    だからこそ、チェックシートをきちんとつけて、判定通りに処理しなければなりません。
    これを一時間続ければ、絶対に250ドルは獲れるのです。
     
    マーケットでは様々なケースが勃発します。
    なのにそのすべてのケースで、あれこれ理由を付け加え、判定していたら第一集中力が続きません。
    獲れないのは、他の要素を混ぜて判断をしているか、どこかでミスをしているかのどちらかです。
    そのため、どこに原因があるのかを突き止め、対策を練る必要があるのです。
    そして対策を施した法をワンクリックシミュレーションでゆっくりと練習し、悪い癖を修正しなければなりません。
     
    夜の実際のマーケットで、いつもと違うことをいきなりやろうとしても、できないでしょう。
    当たり前です。
    だからこそワンクリックシミュレーションで、手順をゆっくりと練習して、カラダに覚えさせるのです。
     
    どこかのタイミングで、執行用の3分足かつ1分足チャートに、上位銘柄を移すと考えております。
    という意味がよくわからないのですが、執行したい銘柄名を執行ウィンドウにタイプしてボタンを押すことで執行されますよね。
    そのときのチャートは並び替えのいわゆる監視用のチャートを見ているはずです。
    執行ウィンドウの隣にあるチャートへは、エントリーしてしまってから、ドラッグすればいいわけです。
    執行ウィンドウのそばのチャートは執行した銘柄がどうなのかという判定のためのチェックシートに記入するときに見るだけです。
     
    最後に、続きを見る・・でチャートの一覧をアップされていますが、アドバイスを。
    51分から54分のチャートでVRTXの○△で手仕舞いされています。
    VRTX、判定〇だが、十分利益を取ったので、指数発表もせまり、利益確定。
     
    たとえば ○△ △△ △△ の場合。
    本来手仕舞うところですがホールドするために「十分に利益を取ったので手仕舞いする」というのはありです。
    つまりゲインが2回減っても、まだ十分利益があるなら、場合によってはホールドしてもいいということです。
     
    それ以外の利益が伸びている、つまり損益が○のところで、△がないのに「十分に利益を取ったので手仕舞いする」をやっては勿体ないのでは?
    こういうときに1分足を見て、レジスタンスがあったので手仕舞いした。
    というのなら納得です。
     
    そういうことがわかるチャートと分析を掲載されれば、かなり変わるはずです。
    今もかなりの数のチャートをアップされています。
    この熱意の持続は大変素晴らしいことではあるのですが、その情熱を別のカタチにしてはどうかということです。
      
    QQQのチャートは不要だと思います。
    個別銘柄とチェックシートの判定を比較して一目瞭然でわかるようなレイアウトに変更する。
    COOLの過去ログを見れば、サンプルはいくつも見つかるはずです。
     
    これだけで検証作業の手間はかなり省けるでしょうし、今よりうんと短い時間で検証のページが出来あがるはずです。
    毎日アップするため、効率よく、誰が見てもわかりやすい検証ページを作る。
    それだけで、成績もかなり変わるでしょう。
       
    ミスを減らし、余計な雑音のないシンプルなルールに従うだけで、プロになることができる水準へ到達できるはずです。
    それだけのレベルの「すぐそば」まで来ているのです。
    頑張ってくださいね。