2015年04月11日 のCoolに過ごそう

Kenny G 「Brazilian Nights」

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ケニーGの新作は、何とボサノバ作品集。

心地よいサウンドはいつも通り、だが内容はかなり意欲的なものとなっている。

ボサノバの名曲カバー曲が5曲、そしてその名曲たちに劣らず秀作なオリジナルが5曲。

kennyG.jpg

ケニーのトレードマークといえばソプラノ・サックスだが、この作品では、ソプラノは2曲だけ。

残りは、テナーとアルトで、サックス奏者としての力量を堪能することができる。

カバー曲は、ポール・デスモンド、キャノンボール・アダレイ、スタン・ゲッツ、といった60年代のサックス奏者の名演5曲を取り上げている。

M1「Bossa Antigua」は、ポール・デスモンドの同名アルバム(1964)から。

ケニーは、デスモンドと同じアルトを演奏。

 

 

こうして聴いてみるとケニーはデスモンドより抜けのいい音色で爽快な演奏といっていいだろう。

だが曲の構成は、デスモンドのオリジナルそのまま。

 

 

Kenny G - Brazilian Nights (Album Preview)  > 各曲のプレビュー

「Corcovado」とM8「Clouds」は、キャノンボール・アダレイの「Cannonball's Bossa Nova」(1962)での演奏が、下敷きになっているようだ。

ケニーはテナーで演奏。

 

「Menina Moca」は、ゲッツのセクシーな音色に比べると、ケニーは清潔感のある音色。

オリジナルでは、ゲッツの情熱的なスタッカートが印象的で、ケニーも負けずとスタッカートを聴かせるが、ソフトに聴かせるところがケニーの持ち味か。

 

Kenny G  Brazilian Nights

 

 

「Brazilian Nights」は、沁みるようなメロディーと音色が素晴らしい。

この作品は、間違いなくケニーの代表作になるはず。

   

このカバーされている4曲は、オリジナルを下敷きにした構成。

なので、ストレート・ジャズ・ファンは、たぶん辛口の評価をするだろう。

 

だがソプラノサックスのケニーサウンドとは違った側面を楽しむことができるアルバムだ。

演奏のうまさ、聴かせるフレージングは、この人ならではの個性といっていいだろう。

 

だれもが知っている曲をこうして聴いてみると、このアーティストの魅力がよくわかるのではないだろうか。

音楽好きなら、持っていて損のない一枚ではないだろうか。

   

こちらでアルバム曲試聴

 

Brazilian Nights

1. ボッサ・アンティグア
2. コルコヴァード
3. ボッサ・リアル
4. ブラジリアン・ナイツ
5. エイプリル・レイン
6. メニーナ・モッサ
7. ブー・ボッサ
8. クラウズ
9. イパネマの娘
10. サマー・ラヴ

代車C5インプレッション

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代車のC5に乗って約週間が経過。 借りてからの走行距離は千キロを突破。

0409C5front.jpg

というわけで、足として使ってみた印象をメモしておこう。

 

まず気に入ってるのは、車が持っている適度の大きさが醸し出す、クリーンな存在感。

前後左右どこから見ても、嫌みのない上品なエクステリアデザインは、車へ戻ったときに思わす頬がほころぶポイントでもある。

     

0409C5side.jpg

 

街を走っている台数が少ない事もあるが、威嚇することのない穏やかな顔つきは、結構気に入っている。

先日中年女性の運転するベージュのC5(セダンのタイプ)を見たのだがが、乗っている人が賢そうに見える車って少ないからね。

「オラオラそどけ」的なドイツ車やレクサスの厳つい顔つきとは違った、エレガントな佇まいは、さすがシトロエン。

     

0409C5rearjpg.jpg 

 

無い物ねだりを書くと、4気筒エンジンの持つ振動を含め、エンジンがアイドリングしているときの、ブルブル感というかザラザラ感。

やはりC6のようなV6の絹のようなスムースさとは別世界。

だが走行性能は、特に不満なく、オレのガス喰いドライビングでも、リッター9キロくらいは走る。

 

踏めば十分チカラはあるし、2千回転も越えれば、4気筒の1600CCとは思えない力強さで加速してくれるので、高速道路での不満はない。

ただ街中でよく使う回転域や、低速域のスムースさというか、エンジンの回る高級感のなさは、どうしても気になる。

エンジンオイル添加剤のセラミックパワーリキッドを入れれば、多少とも改善されるはずだけどね。 

   

アイシン製の6速変速機は変速機の存在を感じさせない優秀さで、これはC6も同じ。

トランスミッションは、このクラスの新しいシトロエンの美点ではないだろうか。

 

0409C5odo.jpg

昨夜も湾岸線で、大阪神戸往復。現時点での走行距離は4千キロを突破。

  

C5とC6とでは同じハイドロでも、その持ち味はかなり違う。

C5のハイドラクティブIIIプラスの乗り心地や操縦性は、そこいらの金属サスとは一線を画するものだ。

だがC6と比べてしまうと、金属バネか?と思ってしまうほど、そのスムースさを含めた乗り心地は違う。

 

高速道路でのちょっとしたうねりを通貨したときの「いなし」がC6の場合、何事もなかったかのような見事な案配を見せるのだ。

だがC5だと少し上下に揺すられてしまう。

要は、何と比べるかなのだが、C6の乗り味を知らない人は、C5のよさを十分堪能できるはず。

 

sakura-nightview03.jpg

       

ちょっと気になるのは、フロントシートの座面の左右が盛り上がっているので、乗り降りするときに気になる。

毎日のことだけにだ。

    

あと、自動でオンになる電動パーキングブレーキ。

これは自動で動作してくれない方がいい。

もちろん手動でも外れるが、その使い心地がC6より悪いのだ。 

      

もちろん、アクセルを踏むと自動的に電動パーキングブレーキは外れるのだが・・

そのときにブレーキに対抗して無理矢理加速するわけで、これがまた、気分的によろしくない。

     

上の2点は、駐車するたびに遭遇するため、この2点が実に惜しい。

あとはバックカメラも欲しいが、まあこれは購入後セットすれば解決することだが。

 

0330C5-02.jpg

         

C6がなかなか戻って来ないのは、エアコンオコンプレッサーと、ハイドロのパイプを交換しているため。

結構な修理代になるようだが、.でもこの乗り心地は捨てられないからなあ・・という複雑な心境。(笑)

走行距離が8万キロも過ぎれば、ハイドロ系の耗部品は、どうしても交換する必要は出てくるわけだが。

   

sakura-nightview02.jpg

  

そのかわり、交換したところは、少なくとも5万キロは持つはず。

と、あくまでも前向き。(笑)

 

 

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