蔓延する「ぶらぶら病」

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「うつ病」と診断されがちな「ぶらぶら病」をご存じだろうか?

以前書いた日本の悪夢・核の危機でも登場する「ぶらぶら病」

原爆ぶらぶら病 < ウィキペディア

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【東京】被爆による ”ぶらぶら病” に似てる ”トイレ行くにも疲れてしまう疲労”がある。理解できます?

  

福島の原発事故から4年以上が経過。

だが今でも毎日、高濃度放射能が環境に撒き散らされている。

特に東日本の汚染は深刻だ。

   

下記は 「かくされてきた被曝「ぶらぶら病」(JAN JAN)特集:原発を考える」

からの抜粋引用。 

     

      

内部被曝のメカニズム

 

今は「低線量の被爆に健康影響はない」「爆心2km以遠に健康被害はない」などという日本の厚生労働省などの主張も仮説にすぎません。

原爆症認定の裁判で国側の証人は「脱毛は栄養失調でもおきる」などといいます。

しかし、そうでしょうか。

 

臨床医の私からすればそれはおかしいのです。

軍医として、ニューギニアからの、すさまじい栄養失調の帰還兵を診たことがありましたが、脱毛はしていませんでした。

内部被曝のメカニズムも今はまだ仮説です。

 

しかし、そうでないと説明のつかない現象があまりに多いのです。

臨床経験から私は、内部被曝のメカニズムの仮説に立脚せざるを得ません。

そうでないと説明がつかないのです。

 

原爆が炸裂した時、よく「きのこ雲」があらわれたと言われますが、その下にあったのは実は火柱です。

(筆者:以下、写真1をクリックし、別ウインドウで拡大して見ながら、お読みいただけると幸いです)

図の上の黒いところが、土砂といっしょに舞い上がった放射性物質です。

 

一部が黒い雨となって、一部は埃となって、放射性降下物は落ちてきました。

その微粒子を吸い込むなどして、内部被曝の健康被害がおきたのです。

ウランの分子は、1ミリの60分の1です。

 

ウラン分子を仁丹の大きさにまで拡大すると、おなじ拡大率で人体は富士山の9倍もの高さの身長になります。

鼻の穴の大きさが2mなのです。

そのような細かな世界でおきていることなので、なかなか証明がむずかしいのです。

 

しかし、内部被曝のメカニズムの仮説を採らないと、説明できないことが多すぎるのです。

ヒトは、ウランの微粒子を吸ったのか、吸っていないのかもわかりません。

肺、あるいは胃に入って、やがては血管をつうじて運ばれ、最後は体のどこかの組織に定着します。

 

この段階では、ウラン分子は細胞の壁(細胞膜)はこえることができず、細胞間の体液にとどまっています

(筆者:以下、写真2をクリックし、別ウインドウで拡大して見ながら、お読みいただけると幸いです)。

体液の中でウラン分子は、活性酸素とくっつきます。

 

すると電離線を出し始めるのです。

電離線が細胞膜に穴を開けてしまい、α線、β線、γ線が細胞の中に入れるようになります。

活性酸素とくっついたウラン分子は、電荷が270万ミリボルトと、たいへんに大きいのです。

 

ふだん、ヒトの細胞は、酸素が10とか、炭素が3とか、小さな電荷の分子が活動しています。

そこへ圧倒的に大きい電荷のウラン分子が入ってくるので、細胞内は分子レベルで大混乱に陥ってしまいます。

そして、分子レベルで混乱した細胞は変異細胞になってしまい、やがて変異細胞群を構成するのです。

 

変異細胞群は、ガンになるだけではないのです。

どのような形で発現するのかは、個体差があって、人によってちがいます。

内部被曝の発症メカニズムなどは、分子レベルでおきていることなので、今の段階では、まだ仮説にすぎません。

 

しかし私の医療経験では、そう解釈をせざるを得ないのです。内部被曝説でようやく、説明がつくのです。

 
http://www.janjan.jp/government/0702/0702090742/2.php

8日に生活クラブ生協埼玉の講演会で、肥田舜太郎さんは低線量内部被曝の健康被害と、日本の核武装化の懸念などについて語った。

 

 
低線量の問題

 

内部被曝は、原子力発電所が通常運転で環境に排出する程度の低線量でもおきます。

というと、放射線には国際機関などの定めた安全基準があるだろう、と疑問を持たれるでしょう。

その安全基準が問題なのです。

 

放射線の安全基準は、米国政府などが都合よく定めた値に過ぎません。

広島・長崎の原爆被害についてのABCC調査が元になっていますが、急性被害だけを調査したのです。

低線量内部被曝の問題は、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故がおきるまで、着目されませんでした。

 

チェルノブイリ事故の被災・被害は、ほとんどが内部被曝でおきていると言って過言ではない。

外部被爆の被害はあまりなかったのです。

米国では、内部被曝の被害は、核兵器関連だけでなく、スリーマイル島の原発事故でもおきました。

 

スリーマイル事故では、スターングラス博士が州知事に何度も執拗に勧告した結果、4カ日後にようやく、一定距離内の妊婦に避難勧告が出されましたが、胎児らの被害は相次ぎました。

そしてその後、スターングラス博士は、政府の批判によって白眼視されるのです。

    

ペトカウの発見

     

重要なのはアブラハム・ペトカウ(カナダ)の1972年の発見です。

ペトカウは放射線で、細胞膜が破壊できるのかを実験していました。

牛の脳細胞で実験していましたが、高線量を瞬時に照射するのでは、なかなか細胞膜は破壊されないのです。

   

ところが誤って、試料を低線量の溶液に落としたところ、細胞膜は低線量で破壊されました。

微量の放射線、低線量なら細胞膜は容易に破壊できるのです。

しかも、照射が長時間になればなるほど、細胞膜には穴があきやすくなります。

 

ペトカウはノーベル賞級の大発見をしたのですが、米国政府や勤務先の圧力によって狂人あつかいされ、論文は印刷も出来なくなりました。

しかし、ペトカウの説は、彼の知己を通じて、じわじわと拡がっていったのです。

低線量・長時間、というのが内部被曝の健康被害として恐ろしいのです。

 

 

放射線の安全値の問題

 

ABCC調査を元にして、放射線の安全基準は当初(1972年)、10分の1という良心的なものをBEIR(米国国立アカデミー・国立諮問委員会)は定めました。

ところが改定で大幅に緩くなったのです。

米国政府は、原子力発電にかかるコストを低減したかたのです。

 

ところが基準を緩くした第2版以後、米国内の原発では小さな事故が頻発しました。

そのことがあって、第3版は当初、13対4で、大幅な緩和案が否決されました。

さほど緩まない第3版(1979年)は、米国政府が一度、全世界に配布しますが、そのあとでなんと回収、米国政府は4人の大幅緩和論者を中心に委員会を再構成、そこで大幅改定案を通してしまうのです

(修正BEIR報告①Γ隠坑牽闇?法」

 

以後、BEIR報告は、まったく信頼を失いますが、ほかに基準がないのです。

日本で、よく原発でトラブルがおきた際に、翌日に施設長が「環境や人体への影響はない」と発表しますが、単に修正BEIR報告と比べているだけです。

発電所所長は、医学には素人です。

 

8~30年の潜伏期間を無視してよく「人体への影響はない」などと、翌日に言えたものだと思います。

 

 

ハンフォードの健康被害

 

米国では核施設のあったハンフォード周辺の健康被害も深刻です。

川のマスも被曝しています。

川の水、食べるマスを通じて、人も被曝します。下流にまでその影響は深刻です。

 

ハンフォードの被害者も「ぶらぶら病」としか思えません。

被害者らは果敢に反核運動を行ったのですが、イラク戦争以後に大弾圧を受けています。

 

 

乳ガンはなぜ増えたか

 

アメリカの白人女性の乳ガンは、1950~89年に倍増しました。

婦人運動の要請を受けて政府は原因を調査、大気汚染や化学物質のせいだと説明したのです。

本来は企業系のいわゆる御用学者だったJ.M.グールドは、その説明に不審を抱き、たくさんのスタッフをやとって統計を分析しました。

 

全米3053郡のガンの統計を調べてみると、乳ガン患者が増えている郡は1319だけです。

1319の郡について、水や食べ物の汚染といったあらゆる諸要素との相関を、グールドは緻密に調べました。

すると1319郡はすべて、100マイル(約160km)以内に、原子炉(軍用、発電用、研究用など)があったのです。

 

1996年にその成果を、グールドは『内部の敵』という題の書籍として刊行しました。

すると何と買占めにあって、この書は広まらなかったのです。

隠蔽工作です。

 

それでも少しずつ、グールドは成果を広めようとし、私のもとにも書は届きました。

私は和訳を私家版でつくって、1000部だけ知己にわけました。

林京子さんが上手に小説化してくれたので、ご関心ある方はそちらをお読みください。

 

300ページの私家版製作は大変なので、『内部の敵』和訳そのものは、もうお分けしていません。

私はいま、日本でも同じ相関がないのかどうか、確かめようとしています。

日本では、原子炉が160km以内に無い県はないので、80kmで試行錯誤しています。

 

作業の協力者を求めています。(筆者:肥田さんの作業の途中経過は『内部被曝の脅威』(ちくま新書)で、すこし触れられています)

 

 

原爆症認定訴訟について

 

原爆症認定の訴訟では、大阪地方裁判所と広島地方裁判所が内部被曝の被害を認めてくれました。

しかし、核の傘を容認する日本政府の首相は、内部被曝の問題を認めようとはしないでしょう。

最高裁長官は首相が任命します。

 

そのことを踏まえて、国は控訴控訴の連続で責めてきます。

地裁の判断は覆すことができると思っているのです。
 
内部被曝のメカニズムは、先ほど述べたように仮説はたっていて、あとは立証するだけです。

 

ところが何十億もの研究費と、十何大学もの研究室の結集が必要でしょう。

それが無理なので、当面は仮説と運動で頑張るしかないと覚悟しています。

日本では原子力発電関連の労働者にも内部被曝の被害が明らかになってきています。

    

私は原発事故やトラブルの応急措置をする「原発ジプシー」という人も診たことがあります。

「ぶらぶら病」でした。

被曝とひきかえに、多額のお金をもらって、危険な作業に従事した人です。

 

ところがそういう人たちは、多額のお金とひきかえに、家族ぐるみで緘口令をしかれていますから、泣き寝入りなのです。

被害がなかなか公になりません。

     

 

原発そのものへの疑問

 

原子力発電所のゴミは、地下に保管されることになっていますが、放射線はやがて容器をこわし、地下水を汚染し、そして汚染は海水や表流水にも及ぶでしょう。

たちの悪いことに原発は、稼動中に放射能を大気に出しています。

政府は安全だと言っていますが、低線量内部被曝が問題であることをこれまで述べました。

 

六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。

本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。

三陸沿岸の漁民は、いま、必死で反対しています。

 

応援してください。

 

 

やがて日本は核武装か

 

下北半島の大間に建設中の原子力発電は、核燃料サイクルを前提にしています。

六ヶ所の核燃料再処理が前提です。

しかしプルサーマル発電をしても、プルトニウムはどうしてもあまってしまうでしょう。

 

最終的にプルトニウムは、核兵器をつくるしか使い道が無いように思います。

私は、歯止めは憲法だと思っています。

憲法が改悪され、日本が軍隊を持つようになったら、きっと核武装すると思います。

   

筆者(青木)注:現状では「米国が容認しないのでは」と見る向きも多いが、米印各協力の現状や、イスラエルの核武装を見ると、米国は将来的に日本の核武装を容認すると思われる)

日本が本格的な軍隊を持つようになり、核武装するようになったら、軍産複合体は「止まらない」と私は思っています。

歯止めは憲法しかありません。

 

みなさんがもし、今日の私の話に共感してくれるのであれば、憲法を守り、いかす運動にも参画してください。

日本人は時代や大勢に流されやすいと私は思うので、正直いって私は悲観的です。

 

 
  
次世代のために学んで欲しい

 

核兵器も、実験も、探査も、研究も、原発も、放射線の被害は本質は同じです。

被害者がガンで死ぬ頃には、その因果関係はわからないのです。

わからなくなっているのです。

 

ですから次世代のためにぜひ、核のことを、原子力の問題を学んでください。

内部被曝の仮説と、日米政府の仮説を比較して、どちらが現状に即しているかをぜひ学んでください。

それから、なぜ日本が戦争を始めたのかも、ぜひ学んでください。

 

誰が、どこで、何のために、何をして、どういう行動の積み重ねで戦争が始まったのかを、ぜひ、今、次世代のために学んでください。
  

    

    

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