本当にやりたいこと

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努力をしてもできないことは厳然として存在します。

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たとえば私にイチローのような遠投をしろと言われても、それはできないわけです。

いくら努力をしてもです。

   

このように身体的な能力の違いという、物理的に超えられない部分が絡むと、ハッキリと無理だということが言えます。

議論の余地はありません。

   
   

問題は「意志」によって左右される物事についてです。

ある会社で、過労による鬱病で精神病になり、会社を徘徊するというハナシをきいたことがありますが、酷ですね。

  

企業である限り、こうした問題の解決方法については、そこのトップが決めるべき問題であり、私が口を挟める問題ではありませんが、そのまま放置しておくのはいかがなものでしょうか。

「労働」という二文字には「チカラ=力」という文字が含まれていますが、チカラを失った人をケアできずに放置していれば、その組織はいずれ大きな問題に直面するはずです。

   
    

こうした問題を考えるとき、忘れてはならないのは、自分で「やりたいのか?」それとも「やりたくないのか?」という点ではないでしょうか。

人間が持つ「これはどうしてもやり遂げたい」という意志には、無限のチカラが潜んでいます。

信じるモノは救われる、窮すれば通ず、などこうしたチカラにまつわる言葉が何故生まれたかを考えると、納得できるものではないでしょうか。

   

「やりたい」と思っていることに対して「できないモノはできない」というロジックが絡み合うことはありません。

奇跡はそれを信じる人にだけ訪れるのです。

こうして考えると、望まないことや、やりたくないことを仕事としてしなければならない、という状況を続けるというのはとても不幸な生き方です。

そこから良い結果が生まれる可能性が、極端に少なくなるからです。

   
    

「ビジョン」を持つことはとても大事なことです。

リーダーが明確なビジョンを持ち、そのビジョンを支持しているグループは強いチカラを発揮します。

そういうリーダーに率いられた羊の群れは、ビジョン無きリーダーに従うオオカミの群れをも撃破できるのです。

  

こうありたい、こういう人になりたい、という継続した意志は、時間という要素が加わることで、人間を徐々に変えてゆきます。

つまり自分が毎日考えていること自体が、毎日すこしずつ、自分を着実に変化させ続け、やがては大きな変化へと繋がってゆくのです。

どれだけの人が、このことに気がついているでしょうか。

   

  

そうしたプロセスを一度でも体験し、そこから生まれる感動を味わった人には、輝きがあります。

ですがそれは、体験したもの同士しかわからないたぐいのものですから、ほとんどの人には見えませんが、感じることはできます。

この輝きは男女の世界だけではなく、同性間はもちろんのこと、人種、言葉、時代の違いをも乗り越えることができるのです。

 

「類は友を呼ぶ」といいますが、こうした点を考えると、同性、異性に関わらず自分の交友関係というのはとても大事です。

異性からモテたいという願望も、もちろんこれらの点と密接に関係しています。

つまりは普段からの心がけが、大きくものを言うというわけです。

  

 

自分は毎日本当にやりたいことをしているのか?

それができる幸せな人には、良い結果が必ずついて回ります。

どういう毎日を過ごし、どういう生き方ができるのかを選ぶというのは、本来とても自由にできるものなのです。

 

それを縛っているのは、自分自身の考えなのです。

幸せな毎日を過ごしていると、当然ですが周りの人をも、自然に幸せにすることになります。

あなたは毎日、本当にやりたいことをやっていますか?

  

 

出典

2007年0614 Thurs.

 

 

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