2015年11月18日 のCoolに過ごそう

フィードバックの効果

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以前の日記のどこかで書いたことですが、「咀嚼」(そしゃく)の重要性について。

トレードというのは別の言い方をすると「株式投資」ということになるのですが、ほとんどの人は、あたかもギャンブルのようにイチかバチか、という取り組みをすると、大きな損をすることがあります。

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大事なことは、失敗したときに何故失敗したのかの原因を自分なりに、きちんと整理しておくことです。

ですが、ほとんどの人は、損をしたことであきらめてしまい、その理由を探ることをせずに、放置したままにしている人がほとんど。

どんなことでもそうだと思いますが、自分が取り組んだことに関して、うまくゆかなかったことに対して、原因を究明をはっきりさせるという「姿勢」は、一生を過ごす上で もとても大事なことなのです。

  

うまくゆかなかった原因を探り、その対策ができたなら、次はその対策をした方法をシミュレーションで何度も繰り返して、それが計画通りに実行できるかどうかを繰り返すというプロセスが必要になります。

トレードの世界では、こうした取り組みを行う場合、デイ・トレードは、大きなアドバンテージがあります。

何故かというと、まず取引できる回数が多い、つまり場数をたくさん踏めるからです。

 

トレーニングでは、1日20トレードから50トレードくらい、つまり40回から100回の買いまたは売りの判断をするのですが、どうしてそういう結果になったのかを、20回から50回考えるという訓練ができるのです。

50回だと20日つまり、1ヶ月で1000回の実行と反省ができるのです。

実際のトレードでも、少なくとも1日に2回から5回の売買はしますから、3回として1ヶ月60回は何故こうなったのかということを、お金のやり取りを通して真剣に考えざるを得なくなるのです。

 

1年だと720回です。

普通のトレードだと、どうでしょう。

 

 
あなたは今までに、何回くらいこういう判断とフィードバックをされたでしょうか?

こういうフィードバックは、その原因をできるだけ客観的にきちんと把握することが大事なのです。

独りよがりになって、運が悪かった、地合いが悪かったでは、負け犬の遠吠えと同じことです。

 

何ヶ月も、何年も前に買った銘柄をどういう理由で、どういうマーケットの状態で、判断したのかということは、何かに書いていなければ、忘れてしまうはずです。

たとえ覚えていたとしても、曖昧になるのは仕方のないことです。

セミナーでは、受講者用掲示板へ自分のトレードがどうだったのかを、一目瞭然で知ることができるチャートを掲載し6ヶ月続けることができれば成功するということを何度も話しています。

 

大事な点は「一目瞭然で分かるかどうか?」という点です。

掲示板などへ書き込まれたものというのは、言い換えれば自分の頭の中が反映されたものなのです。

ですから成績のいい人が貼り込んでいる書き込みというのは、エントリーと脱出の位置がとてもわかりやすいチャートが必ずついています。

 

わかりやすい解説があれば、よりいいでしょうが、どちらかだけアップするのなら、チャートです。

百聞は一見にしかず。

文字で書いてある数字を追って、自分のチャートでそれを確認する人などというのはいないと思った方がいいでしょう。

 

セミナーでも、繰り返していますが、見た瞬間にその人のそのトレードがどうだったかが瞬時に分かるチャートを貼り付けることです。

どうせ貼り付けるのなら、分かりやすいものを!

これが鉄則です。

  

デイ・トレードだと、買ったときのことは長くても2時間ほど前のことですから、鮮明に覚えているはずです。

短ければ5分です。

そして、反対売買したあとで、専用の掲示板へ書き込むなりの方法で、ディスカッションをすることができます。

 

そこで自分の判断の反省や、良かった点などについての意見が、客観的かどうかの、チェックをすることができます。

うまくいった理由はタイミングなのか、それとも他の要因だろうか・・などと決断した原因が何かを明確にできれば、それだけ次回のトレードで利益を出す確率を、上げることが可能になります。

このフィードバックが不充分で、ただ単に同じことの繰り返しになってしまうようなら、デイ・トレードであれポジショントレードであれ、利益を出すことは不可能です。

 

最後はカンに頼るしかなくなるのです。

そして後で、自分に対しての言い訳を考えることになり、自分の判断力について自信を失い、自らを混乱させることになります。

 

 
原因がハッキリしない、または自分で納得が出来ないと、その結果にこだわり、迷うことになるのです。

損をしたときほど、正しいフィードバックが重要なのです。

その時のトレードした銘柄と、指数のチャートを見ながら読んでも、思い出すのは1ヶ月前が限度です。

 

ですからデイトレードを始めた最初の1年は、自分の記録とコンピュータのログを照会するついでに、マーケットの状況や、その原因を記録し続けました。

こうしたシミュレーションができる仕事というのは、よく考えると非常に少ないのです。

 

レストランで営業を始める前に、シミュレーションで営業をやってみる、なんてことは不可能ですね。

ですから、トレードフロアでトレードをしていた、プロを目指して成功した人は、この「シミュレーションが可能である」という利点を生かすため、真剣に取り組んでいました。
  

  

こうして回数を重ね、だんだんと確実に利益を出せるようになってくると、不思議なことに、分析しなくても、アタマでまたカラダが、そのときの状況を含めた大事なポイントは、覚えているようになります。

損失に対しても、断固とした決断ができるため、ロスを受け入れることができるのです。

つまり薄いカットロスが出来るようになるのです。

 

こうしてつかんだ、ロスを減らすことによって手に入れた自分なりの勝ちパターンは、一生の財産です。

ボケ老人にでもならない限り、死ぬまで使えるのです。

ですから確実に利益を出しているデイ・トレーダーは、ずば抜けた判断力を身につけています。

 

つまりこうして身につけたよい習慣は、普段のあなたの生活にも、確実によい影響を与えることになり、生活の「品質レベル」が向上してゆくのです。

自分が全力を挙げて取り組むだけの価値があるものは、それほど多くはないのが現実です。

こんな簡単なことで、うまくゆくようになる仕事は他にあるでしょうか?

 

毎日コツコツと、チャートをアップして、自分のトレードの軌跡を積み上げることが奇跡を生み出すことへ繋がるのです。

こうした仕事に出会えたのは、とてもラッキーなことなのだと思います。

  

 

出典

2007年3月28日

 

ルールの違い と変化

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日本と米国のマーケットを毎日見ていると、いろいろな部分でルールが変わりつつあることを実感することができる。

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米国マーケットは来週から冬時間に移行するため、日本からだと夜11時30分からとなるが、こうしうた移行のルールも、直接関わりのない人にはほとんど分からないレベルで少しずつルールが変化していることを実感している。

  

米国マーケットでのアップティックルールの廃止もそうだが、絶えず変化をし続けている米国に比べると、日本は変化がないということをより実感することになる。

そしてまた、多くの人はそれに気が付いていないということ も、同時に理解することになる。

   

会社のルールだと、いわゆる二ーズというものは、すでにパイが存在し、誰かが勝ち、誰かが負けるというゼロサムゲームの仕組みの中で存在している。

「仕事を向上させる」ということは、別の言い方をすれば、パイを他人よりより多く奪いあうことだといえる。

  

それが資本主義での競争なのだが、問題はある程度決められた量からの奪い合いだという点だ。

「ニーズを掘り起こす」ということは、もともとあるものに気が付くということであり、誰かが多く獲れば、誰かが足りなくなってしまう。

そこで競争が生まれる。

  
   

100万円の宝くじで100万円の賞金を2本狙い、それが当たる確率は18万分の一 としよう。

東京ドーム4つ分の人数から一人当たりが出る確率だから、一億円が当たる確率はさらに気が遠くなるほど低くなるわけだ。

  

一人で巨大なパイのほとんどを奪おう、というわけだから当然だろう。

すべての人は、こうした「どうすれば奪えるとかというルール 」が富を生む、と 教え込まれ信じているという、いわば洗脳された状態になっているといっていいだろう。

  

社会のシステムのほとんどが、この方法をベースにして動いているのだから仕方ない。

   

一方トレーディングという趣味型の仕事では、ゼロから「有」を生み出すことだってできるのだ。

一日のナスダックマーケットでの取引高が20億株の場合、あるデイトレーダーが総計1万株を売買したとすると、マーケット全体の20万分の一を売買することになる。

東京ドーム4つ分の人数のトレーダーの一人が自分に相当する ことになる。

  

だがここでは時間差とトレンドの動きを利用して、いわばゼロから利益を生み出すのだ。

19万9999人の利益から、これっぽっちも奪い取ることはない。

なぜなら東京ドーム4つ分の人数の大多数は、逆張りでトレードをしているから 、そういう人たちはいわば自業自得で損をするわけだ。

  

宝くじとトレーディングでは、パッと見は同じような確率の数字 であっても、その仕組みが全く違うところが面白い。

   

多くのデイトレーディングのプロトレーダーたちは、トレードという仕事に対して「仕事」だけという感覚では捕らえていないだろう。

どちらかといえばそれは、仕事型ではなく趣味型に属するからだ。

トレーディングは「仕事」を「趣味」と表現できる唯一の仕事かもしれない。

  

ロスを出し続けている間は、お金を払って楽しむという普通の趣味にとどまるが、確実に勝てるようになると、お金をもらいながら趣味を楽しむという状況へと一変する。

だからコンスタントに利益を出せるトレードができるようになると、もはや仕事ではなく、趣味またはゲームの感覚で心底楽しむことができる。

資金が増えてくれば、通常はスウィングトレードと組み合わせ、少し長時間保有することで大きく稼ぐことができるから、デイトレードそのものはエンターテイメントとして、ひと時をエキサイティングに過ごす ためのツールとして楽しむことができる。

  

デイトレーダーが1万株を5回売買して、一売買につき0.1ポイントだけの利益を出せると仮定してみよう。

少なめに仮定しても一日500ドルになる。

一ヶ月で1万ドル、年間12万ドル。

  

5万ドルの資金で換算すると年間で、240%の利回りになる。

おまけにこれは、他人との競争で手に入れるのではない。

時間差とトレンドの動きを利用し、短時間で利益を生み出すのだ。

 

もともとの目的は経済的な基盤を作るためなのだから、その資金をリスクに晒す時間は少ない方がいい。

数日から数ヶ月の保有時間と比べると、まさに動きのストリーミングにうまく乗って掬い取るという感覚だ。

そして何よりも違うのは同業、異業の人たちとの戦いではなく、自分との闘いだという点だ。

  

このような趣味型の新しいビジネス形態は、従来の二ーズという考え方からは生まれない。

本当の二ーズは、社会の中にではなく、自分の中にしか存在しないからだ。

真のニーズは、目先の利益などではなく、時代を変え、歴史に残るもので、無から有を生み出した人であり現象だ。

  

このデイトレーディングは米国の一人の個人トレーダーが、 個人が組織と同じように、メインフレームのシステムにダイレクトにアクセスできないのは憲法違反だという考えから、証券取引所に対して起こした訴訟から生まれたものだ。

このような従来の概念から言えば、新しく無から有を生み出すようなタイプの競争は、いわゆる「趣味」の考え方の中から生まれ る。

 

趣味型のビジネス形態は、新しいモノを生み出しやすいという特性を持っている。

趣味は過剰に他人を意識することなく、心底自分で集中して取り組むことができるからだ。

それにカイシャに対して時間の切り売り をする、というわけではないわけだし。

  

純粋なモチベーションと、最高の集中力を使い、自分自身の中を探った結果が、もたらす変化は、それを経験した人でなければ分からないだろう。

こうした趣味型の仕事で大事なのは、外へのネットワークではなく内側のネットワークだ。

デイトレードネットでは、そこに関わる人たちを繋ぎ、お互いにシェアできるものを共有しながらお互いの利益のために利用するという基本的な考え方で、様々な無料、有料のサービスを提供している。

   

こうしたサービスを経験された方なら、趣味を通して同じ志を持つ人たちとネットワークを形成し、その輪を広げてゆくという考え方からして、今までの仕事とは全く違うことがよく おわかりになるだろう 。

この仕事では、このように基本的なさまざまなルールが 、ほとんどの一般的な仕事とかなり違うのだ。

   

私が以前に本を書いた理由は、これから日本を担う若年層のみなさんに、こうしたルールの変化や違いを感じて欲しいからだ。

本ではこういう目線では触れていなかったので、ちょっと補足ということで。

 

出典

2007年1101 Thurs.

 

 

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