ボラティリティーとパニック

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メディアの報道をご覧になっている方の多くは、今株式市場で資金を運用することに関し、ネガティブな意見をお持ちの方も多いはず。

特に「買って値上がりを期待する」タイプの人たちは、よりそうなりがち。

なぜなら「漫然たる不安」は人をネガティブにさせ、沈黙させるからだ。

ではその「不安」は、どこから来るのだろうか?


たとえば今日の東京マーケットだ。

マーケット開始から5分後のスキャニングツールの表示時を見ると・・

 090603BS5.gif

上のボトムスキャンという、銘柄スキャンツールの赤い下側の3銘柄を見てみよう。

  

090604.gif

ブリヂストン(5108) +15円

信用取引なら62万円の資金で+1万5千円。 

  

  

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オリンパス(7733) +30円

信用取引なら50万円の資金で+3万円。 

  

 

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住友不動産(8830) +16円 

用取引なら64万円の資金で信+1万6千円。

 

緑のゾーンが想定利益。 

 

合計170万円の資金で+5万9千円。

月収100万円コース。

 

多くの人が不安に駆られた状態のマーケットというのは「参加者の心理に無知」な大多数の人たちがパニックを起こしている状況だといっていいだろう。

上のチャートでわかるように、赤いマイナス236という水平線を切ると、パニックを起こすのだ。

そのパニックが、大きな変動を引き起こしている。

専門用語で言えば、高いボラティリティーを発生させるのだ。

 

アマチュアは、株が上がるとか下がるという視点でマーケットを見ているが、プロは「どこでパニックが発生するのか?」という視点で考えている。

パニックを起こす位置さえ特定することができれば、結果はおのずとついてくるのだ。

この方法ではターゲットになる銘柄の企業業績などの数字を見ることは一切ない。

というと、多くの人は驚かれるかも知れない。

 


大事なことは、どういうときに人は狼狽し、恐怖心に駆られ、どんな心境の時に強欲になるのかを理解することだ。

そうした動きというのは、実は「チャート」にハッキリと現れているものなのだ。

セミナーを受け、仕組みを理解すれば、どこがエントリーポイントでどこが脱出ポイントかは、簡単に知ることができる。

 

実行時の多少のずれはあっても、午前中だけでこれだけの結果を出すことができるのは、こうした「暗黙の了解」があるからだ。

トレードは、人間の心理をよく理解することから始まるのだ。
 

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