ミラーレスの魅力とは?

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ドイツ・ケルン市で開催されている、世界最大の写真機材見本市「フォトキナ2012」は今日で3日目。

各カメラメーカーからは、新製品が続々発表されている。

特にミラーレスのジャンルでは、多くの製品が発表されているが、ミラーレスってそれほど魅力的なのだろうか?

 

フォトキナが開催されているヨーロッパでは、ミラーレスの人気は意外にも低い。

ミラーレスの市場シェアは日本の25%程度で、人気の中心はEVF搭載のミラーレスだという。

背面ディスプレイ専用機の人気はかなり低いわけだが、当然だろう。

 

写真を撮るときは、フレーミングという構図を決める最も重要なプロセルがモノを言う。

実際に撮ってみればわかるが、何といっても肉眼でファインダーを覗くのが一番。

瞬時に構図を決めるには、人間の目の方が遙かに速く、しかも正確に見極めることができるのだ。

  

ミラーレスのEVFは、ファインダーを覗くと、精細な液晶画面が見える仕組みだ。

当然フレームに写る明るさによって、カメラは輝度を調節しなければならない。

つまり、精細感・階調・色再現性などは、デバイスの表示品質に依存することになる。

だが現状のEVFの品質は、良くできた光学ファインダーに比べるべくもない。

 

背面の液晶画面を見るよりはましだが、所詮小さなTV画面を見ながら撮るようなものだ。

表示方式によっては視線を動かすと色ズレが目につくなど、光学ファインダーにはない問題が存在する。

さらにに、電気的なタイムラグは仕組み上、必ず生じることになる。

 

量販店で覗いてみればわかるが、EVFは電源を入れないとファインダーが真っ暗で何も見えない。

「電源が入らないと覗けないファインダー」というわけだ。

さらに、ミラーレスは、ファインダーを覗いている間、常にバッテリーを消耗し続けるのだ。

 

起動時間は遅く、絞りやシャッター速度や露出補正などを変えた場合の反応時間も遅い。

高速連写の場合は、EVF追従速度の遅さがネックとなり、追従性(書き換え速度の問題)の点で光学ファインダーにはかなわない。

暗い場所ではゲインアップするため明るくはなるが、ノイズでザラザラになってしまう。

 

  

車と同じで、インプレッションでは、スポンサーでもありカメラを貸して貰っている手前、こうしたネガに触れるライターはまずいないのが現実だ。

 

 

じゃあメリットはどこにあるのか?

 

 

簡単に視野率約100%が達成できるうえ、露出やホワイトバランスがほぼリアルタイムで反映されるわけだ。

光学式ファインダーでは、撮影画像を見ることはできない。

画像を確認するにはファインダーから一度目を離して背面液晶を見なければならない。

だがEVFなら、撮った次の瞬間には画像を確認することができるため、ファインダーを覗きながら、撮影している姿勢を保ったまま、撮影画像を確認できるというわけだ。

つまり、撮影した画像というフィードバックを受けながら、次の撮影が可能になるのだ。

 

さらにEVFの場合、光学ファインダーを肉眼で見るよりも、美しく見えるという効果が期待できるだろう。

撮った写真をPCのディスプレイで見たイメージと、ほとんど同じように見えるわけで、撮影のモチベーションアップに繋がるかも知れない。

では、EVFのミラーレスカメラを買えば、撮影したいという気分が高まり、良い写真が沢山撮れるようになるのだろうか?

 

私はEVFのカメラは持っていないので、何とも言えないわけだが、お持ちの方の感想をぜひ聞きたいものだ。

 

 

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