意識の目

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訓練されたトレーダーはチャートをパターンで認識する。

もう少し具体的に言えば「目に映るチャート」と「頭の中の目」で描く「意識で見るチャート」の両方がシンクロしながら、判断をするといえば、イメージに近いだろう。

いわゆる普通にチャートを「目で見る」ということは、具体的に言えば、視力や色などを識別する目の機能を使って、眼球を調節して網膜へ像を映すという運動機能によるもの。

一方「意識の目」で見るというのは、経験や学習によって得た能力で、網膜に映った映像を分析し、その結果をまた肉体へフィードバックすることを指す。

そのフィードバックというのは、具体的にはマウスをクリックして売買執行のボタンを押すというアクションを指すわけだ。

 


言い換えれば、パターン認識とは、肉体的な目で情報を得て、「意識の目」で情報処理をするという言い方ができるだろう。

どういう意識でチャートを見るかということによって、目の筋肉の動かし方、マウスをクリックする筋肉を稼働させるかどうかなどが決定され、実行するかどうかの最終判断が下される。

ある時点のチャートを見た瞬間に「意識の目」を使い、自分の持つ能力に応じて、ありとあらゆる可能性を考えるという能力が、トレードでは必要になる。

こうした能力が備われば、ディスプレイに写し出された単なるチャートを、動的な「奥行き」のあるイメージとして見ることができる。

物理的に得たデータを、経験や体感で得たノウハウで培った「意識の目」という能力を使いパターンを予測するわけだ。

この「意識の目」の動体視力は、磨くことでいくらでも視力を上げることができるのが、肉体的な視力との大きな違いだろう。

肉体的な視力だけでは、物事を表面的にしか見ることができないし、深い考察や、思いやりが生み出す想像力を使う、などといった芸当はできない。

ひいては、「自分だけのことしか考えられない」ということにもなりかねないことになる。

 

たとえば新聞を読むとき、あなたは目で活字を追いかけ、意識することなく「意識の目」で、その活字からいろいろなイメージを膨らませて、読んでいるはず。

トレードの場合、チャートが移動平均線に近づいたら「意識の目」を無意識に使いながら、今までの経験からあらゆる場面を想定し、次の予測をしながら、また次のチャートを目で追うわけだ。

だが、チャートを追う目と「意識の目」とがシンクロしなければ、チャートを見て予測するという作業に集中できない状態に陥る。

つまり見ているのだけれど、判断が追いつかないと言う現象が起こり、見ているのだけれど、どうしてよいかの判断がつかず、自分の感情に頼らざるを得なくなるというわけだ。

自分の考えに固執し、思い込みでアクションを起こすと言うことは、こうした無意識に働く「意識の目」を閉じてしまっている、または機能させることができないと いう状態から生まれる。

   

EyesB.jpg

 
女性とコミュニケーションをとるときのことを考えてみよう。

その場合、相手の変化を捉えながら、こちらが相手にあわせて反応を変化させる必要がある。

通常、五感を総動員させて相手の情報を読み取るわけだが、時に女性は「第六感」というこちらが持ち合わせていないアイテムを繰り出され、往々にして不利な状況に追い込まれる、という経験をされた方は少なくないはず。

つまり目に写るものだけで相手の情報を読み取ろうとしても、対応できないのだ。

目と耳からの情報で会話を返し、それによって網膜に写る相手の表情が変わると、またこちらはそれに的確に対応しなければならない。

手痛く振られる、あるいは平手打ちを受ける、などと言った経験や体感から培った「意識の目」という能力を使うことで、こうした事態を劇的に改善することが可能になる。

相手が繰り出す「第六感」に対しても研ぎ澄まされた「意識の目」を無意識に使うことができれば、相手よりもさらに早く的確にパターンを予測することができるのだ。

 


このように、過去の様々な経験や体験の積み重ねとフィードバックは非常に重要なファクターとなるのだ。

こうした体験の蓄積がなければ、WEBやセミナーで私の説明を見たり聞いたりしても、それは私によって見せられているだけに終わってしまう。

WEBに掲載しているガイドラインやプロフィットゾーンを描画したチャートは、そういう意味では通訳の付いたチャートが掲載されているのだという言い方ができるだろう。

このように自分の「意識の目」による判断力がなければ、常にマーケットに参加している、大多数が陥っている意識の目線でもって、ただ見せられているだけで終わってしまうのだ。

そうなると、相手の思うままに振り回されるだけ。

このように、ただ物理的に目だけで見るという習慣が身に付いてしまうと、さまざまなことに対して、自分の「内なる目」で自発的に見ることができなくなってしまうのだ。

勝てない人の理由はここにあるのではないだろうか。

 


そのためトレードでは、チャートを見る目と「意識の目」とを、自分で無意識のうちにシンクロさせることができるように訓練をする必要がある。

そのためには、実際のマーケットで、あらゆる種類の経験を蓄積することだ。

うまく利益を出せるという成功体験だけではなく、失敗をしてロスを出すというネガティブな感情を含めた体験も「意識の目」の重要性を認識するためには貴重な体験となるだろう。

いくら「意識の目」で考え、うまく自転車に乗ることが理論的にわかったとしても、バランスをとりながら訓練し、まずは乗れるようになることだ。

目で見た情報を「意識の目」で処理した結果をシンクロさせることができず、ロスを出してしまうという体験も、明確な目的さえあれば、その積み重ねもでプラスに働かせることができるのだ。

損失の痛さを、トレードを続けることができる範囲で知り、学習するという体験は決して無駄ではない。

 

トレンドフォローのデイトレード手法では、カットロスの幅を薄くすることが、トータルでのゲインを伸ばすための、非常に重要なステップとなる。

徹底して明確な目標を設定して、常に意識をしながら、ボタンを押すという非常に単純な動作を繰り返すことは、本来とても簡単なことなのだ。

だが、いざというときにそれができないのは、があまりにも簡単であるがため、練習をしなくても「できる」と思い込んでしまうからではないだろうか。

「わかっている」事と「実際にアクションができる」こととは全く別物なのだが、ほとんどの人は、「できるはず」という思い込みの段階で「できている」と勘違いしてしまうのだ。

そこで「ボタンをクリックすればいい」とわかっているのに、何故いざというときにクリックできないのか?

この不思議な心理のカラクリは、自分の能力を信じたいという「思い込み」によるものなのだ。

 

 
わかっていることを、実際に行動できるようになるために、訓練を繰り返すことによって、その重要性をカラダでまず覚えさせることだ。

実際のマーケットで体験し、それをどんどん積み重ねるということを、ガイドに従って行うことの重要性を、セミナーでは繰り返し説明している。

数日間保有する、スイングトレードというトレード方法では、マーケットが横ばいのときにはトレードができる銘柄がないために、「トレードを我慢する」という最も難しい選択をしなければならなくなる。

もちろんこれは正しい選択なのだが、経験が少ないと、つい「勝てるかも知れない」という内なる誘惑によって、勝ち目のないトレードでロスを出すことになってしまうのだ。

   

 

最近のセミナーは、いわゆる「思い込み排除プログラム」というメソッドを組み込んでいる。

具体的には、ワンクリックシミュレーションと全く同じ事を、シミュレーショントレードで実行する、というもの。

セミナーでは、この新しいプログラムを実施しているのだが、その成果は?

というわけで、参加された方の感想をご紹介。

 

ジャンプアップでは、大変お世話になりました。私事ですが、帰国後は実家で数時間寝た程度で、ずっと出ずっぱりでセミナー参加、親戚やヨメ実家への挨拶もようやく終わり、本日実家に帰ったところです。

4年ぶりの日本ですと挨拶だけで済むはずもなく、寄ってけ食ってけ飲んでけ泊まってけ、そして他の用事も頼まれ、ようやく実家に戻ると母の一人住まいなので電化製品のセットアップやら何やらと大変なものです。(笑)
 
 

コンピュータなどの環境も最適な状況であるはずもなく、コンピュータを購入、通信回線もアップグレードを行い、日本でのトレード(トレーニング)環境を整えているところです。
 
セミナー後、夜行バスで新宿に到着してから、喫茶店で馬渕さんがおっしゃっていた事を思い出しながら、今後の予定なども含めて紙にひたすら考えを落としておりました。
 
今回のセミナー参加の感想としまして、一言で言えば自分の中で「大きな一歩」になりました。

デイトレードネットに出会い、ひたすらCoolに目を通し、カナダでトレード環境を整え、シミュレーションをこなしながら1年がたちました。
 

自分の中で試行錯誤を繰り返し、Coolや本などに目を通した後でのセミナー参加でしたので、非常に分かりやすく、たくさんの?もクリアになってきて、やるべきこと、やる意味のないことの区分けができてきました。

やはり、文章を読むだけの理解より、参加して五感を通しての理解は雲泥の差です。

また、馬渕さんがどんな質問に対しても包み隠さず本音で答えてくださったのがとても印象的でした。

エグゼキューショナー、他のトレーダーの状況、体調管理から、トレーニング、メンタルの管理まで勉強になりました。

トレードする時間だけでなく、その時間にベストのパフォーマンスを出すために、他にどれだけの時間を割いているか。

プロの人は分野こそ違っても、基本にある考え方、習慣は同じ、プロに接するのがいかに重要かを感じています。

 
今回の帰国でつくづく日本人で良かったと感じるとともに、カナダとの違いにも気づくことが多く面白いです。

日本の良さもたくさんあり、あぁ、ここは平和だなぁと感じるとともに、その裏にある危機感の希薄さというか生ぬるさのようなものも感じるのが正直なところです。
 
現在、雑音(?)の多い環境ですが、来月の基礎セミナー向けて私なりに進んでいきます。

今後ともよろしくお願いします。

 

どれくらいなら危険なロスなのかを客観的に知るためには、その訓練の成果をチャート上へ記録したもので、振り返ることが重要だ。

経験が少ないうちは、そのときに「できている」と思っていても、第三者の目で見直したときには「できていないかった」ということになリがちだ。

チャートを見ているだけでは、損失を出したときの痛さや苦しみ、葛藤などを知ることはできない 。

マーケットでは、恐怖と欲と実際に戦った経験の蓄積によって、徐々にコントロールする術を覚えることができるのだ。

 

負けるかもしれないという恐怖に打ち勝つためには、決められたロスを積極的に受け入れるしか方法はないのだ。

シミュレーションができるというのは、トレードの持つ大きなメリットだ。

他のビジネスモデルは、シミュレーションで自分の実力を的確に把握するというシステム自体が存在しないのだ。

マーケットに参加する1時間だけではなく、やる気さえあれば、いくらでも自分の好きなだけ、ワンクリックシミュレーションができるというこのメリットの持つ価値を過小評価しているトレーダーは意外に多い。

  

トレードフロアのトレーダーによく尋ねることがある。

それは「毎日どれくらいの時間ワンクリックシミュレーションをしているのか?」というもの。

セミナーでは、3分足を使い、ワンクリックシミュレーションで、確実に勝てるかどうかを、その理由を解説をしながら、目の前で実演することにしている。

見ていると、いとも簡単に勝てるように見えるかも知れないが、実際にやってみると、そう簡単ではないことがわかるだろう。

なぜなら、知っていることと、出来ることは別のことだからだ。

 

人より優れたトレーダーになりたければ、人の倍の時間、ワンクリックシミュレーションをすることだ。

わかっていても、やらないのか、できないのかはわからないが、やろうとしない。

ほとんどのトレーダーは、このパターンを繰り返すだけ。

 

大事なのは「トレードが楽しい」と感じることだ。

ワンクリックシミュレーションで負けなくなってくると、ワンクリックシミュレーションそのものが、楽しくて仕方なくなるはずなのだ。

このように勝つことだけではなく、トレードがより楽しくなれば、当然モチベーションも向上するはず。

常に決めた目標に向かって「意識の目」を向け、実際にアクションを起こし、それを繰り返し訓練する。

勝ち方を自分の「癖」として取り込んでしまえばいいのだ。

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